430 :おさかなくわえた名無しさん :2008/05/29(木) 02:50:40 ID:brcckXYn
日本びいきとは違うかもしれんが、どこに書いて良いのか解らなかったのでここに書く

身バレ覚悟です
私は以前某お屋敷にお勤めしていたんだけれど(意訳:メイド喫茶でアルバイトしてた)
そこは本当にマイナーな小さなところで、一年弱で潰れたんだが、まあお酒とかも夜になると出してたんだ
で、そこにある晩、外国人の旅行者らしきお客様がご夫婦で来た
(英語話してたからアメリカか英国系?)
ご本人達の意志と言うよりも、呼び込みをしていたうちのお店の上司が
強引に薦めて連れて来ちゃった感じだった

まあ、相手も日本語分かんないって感じだったけれど
身振り手振りでメニューを決め、お会計の段階でさあ大変
このお二方、チャージ料のことを知らなかったらしく、自分たちの頼んだ値段と会計の値段が違うと反論
私は英語さっぱりなので、上手い言い方が見付からず
代わりに英語の出来る常連のお客様が間に入って説明してくださった
それでも不満そうなご夫婦を見ていたら、無性に悔しくなってきて
(やって良いことかどうかの是非は別にして)
一旦バックに戻って、自分の財布からチャージ料分の金を引いて、代わりに出すと言い張ってしまった

理由としてはまあ、無理矢理こんな言葉も分からない所に連れてこられて
(実際店自体、色々経営的にも問題のある店だった)半ば強引に金を取られるなんて!
という気もあったのだが、何より
せっかく旅行に来ているのに、こんな事で不快な思いをして欲しくなかった
なので、手元にあったメモに、本当に英語が出来ないからめちゃくちゃな語法で
「私はあなた達に幸せな旅行をして欲しい だから、この場は私が払います
 私はここで一時間も働けば、この分のお金を稼げるけれど、あなた達の旅行は一生モノだ」
的なことを書いて渡した
すると奥さんの方が号泣、私を抱きしめて
自分たちが悪かった、お金も払うから気にしなくて良いよと言ってくれた
私もつられてちょっと泣いてしまい、お金を払ったご夫婦は楽しげに帰って行かれた


で、何でこんな数年前の潰れた店ことを書いたのかというと
今日、就職活動で(未だ内定貰えていないorz)また外国人のご夫婦に出会ったから

電車内で、夫婦で座れる席が無かったらしく
奥さんの方が一人座って、旦那さんが立っていたので、自分が譲れば向かい合わせに座れるなーと気付き
英語駄目駄目なものの、身振り手振りと日本語オンリーで
ここお譲りしますよー。向かい合わせで座れますよーと席を譲った
これまたご夫婦で喜んでくださって、奥さんの方は拙い日本語で
「アリガトーアリガトー」と言ってくださった

楽しげにパンフレットを見ながら、何処に行こうか話されているのを見て
こちらがナゴナゴしてしまったよ
ついでに前述の思い出を浮かび上がらせてくれて有難う
また就職活動頑張れます
日本で良い思い出を作って欲しいな