1 名前:ラノベから来た[] 投稿日:2006/12/17(日) 01:27:45 ID:b3hmxYK4

スレタイの通り、2ch内で今年のミステリランキングを作るスレです 。

2 名前:ラノベから来た[] 投稿日:2006/12/17(日) 01:31:00 ID:b3hmxYK4

ルールとかテンプレとかは住人がすればいいお。
スレがグダグダみたいだから立てておいたお。
それでは退場するお。

3 名前:ラノベから来た[] 投稿日:2006/12/17(日) 02:07:13 ID:b3hmxYK4

・対象作品は奥付表記が今年10月31日までの広義のミステリー作品
・投票者は6作品以内で順位をつけて投票すること
・1位は10点、2位は9点〜6位は5点で集計
・国内作品と海外作品は別々に投票してください

立てっぱなしもなんだからルールも決めたお。
コメントはめんどくさいから省くお。
つけたい人は勝手にするお。

8 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2006/12/19(火) 01:13:30 ID:w0pixFuo

投票しようとも思うんだが国内のみ?

9 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 01:17:09 ID:LGwLKXhl

>>8
海外もおーけー。
去年だと海外の作品は4人しか投票しなかったみたいだけどね。

11 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2006/12/19(火) 04:22:56 ID:w0pixFuo

《国内》
一位銃とチョコレート
  なんと言われても面白かったものは面白い。子供向けとしてでなく
  大人も読めるミステリーランドという叢書の申し子的小説。
  個人的には『GOTH』よりおもしろかった。
二位怪盗グリフィン、絶体絶命
  またもやランドになってランド厨となってしまっているな(笑)
  『再び赤い悪夢』と同じ作者が書いているとは思えない。これもミステリ度
  というより面白かった度で評価。
三位福家警部補の挨拶
  このミス、本ミス混ざったランクになるがこの作品が三位。
  コロンボヲタによるコロンボ的作品。ツボにはまってしまった。
四位独白するユニバーサル横メルカトル
  一位じゃないけど抑えておきたい作品。ミステリの周辺というのも
  ここ最近広がってきた気がする。
五位六位に関しては情けない話『シャドウ』と『厭魅の如き憑くもの』が
積んだままになってしまっているのであけておきたい。スマソ。

12 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2006/12/19(火) 04:23:50 ID:w0pixFuo

《海外》
一位荒らぶる血
  この人はコレしか書けないんだろうなぁ、きっと。でも面白い。
  一般評価されてもよさそう。
二位絞首人の1ダース
  まだこんな作家が眠っているんだから海外は奥深い。論創海外ミステリ
  の中でもひょっとしたら一位かも。
三位エムズワース卿の受難録
  抱腹絶倒の短編集。最後の一編だけは余分(笑)
  個人的にはジーヴスものより好きだった。
  第三集が早く読みたい。
四位数学的にありえない
  疾走感というか読んでいて通り過ぎていく感じがとても心地よかった。
  数学の小ネタがとても増えた。
五位ローリング邸の殺人
  スカーレット最後の未訳長編。地味ながらに本格の王道をいく作品。
  骨太の本格が新刊で出てくるのもそう多くない。
六位奇術師の密室
  どんでん返しがセールのごとく売り出される。ここまで重ねられると
  不自然なものが不自然に見えなくなってくる。読み終わった後
  なんか疲れた。けどおもしろいにはおもしろい。

こんな感じ。国内も海外も積んでるやつが何冊かあって微妙なランクに
なってしまった。国内に関して言えばランドが二冊上位というだけで
レベルがここ最近で一番低いという感じが浮き出してしまっている。
さて、『キングとジョーカー』読み終わったら『シャドウ』読むべ。

17 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2006/12/20(水) 01:35:43 ID:y82j9H1b

1位『向日葵の咲かない夏』
これは驚愕の1冊。いやまじぶっとび。詳しく言えないけど。
2位『銃とチョコレート』
ミステリーとしては少し弱いが読み物としては今年一番。
ほんと小学生の時夢中になって読んだホームズ体験を思い出す。
内容は全然違いますがw
3位『仮面幻双曲』
これは傑作だと思いますよ。トリックが不可能とか細かい事は言わないw
見事に騙されました。懐かしい匂いがしたな。
4位『骸の爪』
終盤の怒涛のひもときは圧巻ですわ。伏線の美学を堪能しました。
正統派本格を味わって満足の1冊。
5位『シャドウ』
衝撃度では向日葵よりかは劣る。でもこっちの方が読み物としては優れてる。
友達にすすめるのはこっちだな。ガチガチの本格オタなら骸だけど。
6位『贄の夜会』
色々詰め込みすぎて消化不良を犯してる感も否めないがすこぶる面白かった。
ハードボイルド系?では今年一番面白い。

正直6位は凶鳥とUFOと夏季で迷ったあげくジャンルの違うやつ選んだw
というか最近読了したからかな。
     

21 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2006/12/23(土) 01:30:12 ID:9OQCDtDq

一位厭魅の如き憑くもの
本格とホラーの核融合。ちゃんと本格しっかりホラー。
今年はこれが一番驚いた。もっと世間に知られてもいい1冊。
二位向日葵の咲かない夏
ほとんど反則の超絶ミステリー。はまらなければ壁本になるギリギリの1冊。
僕ははまって部屋を駆け回ったw
三位空白の叫び
かなりヘビーだが読み応えのある1冊。特に1部と2部は素晴らしい出来。
ただ謎といえるものがないからミステリーとは言えないかも。
四位贄の夜会
サイコサスペンスとハードボイルドと警察小説のごった煮w
終盤が不満だが一気読みの快作。
五位独白するユニバーサル横メルカトル
グロだと思って恐々読んだけど問題なし。程よいグロさでくせになるかも。
長編で悶絶ホラー出して欲しいな。
六位びっくり館の殺人
短い分だけ暗黒館よりずっといいわこれw
綾辻が言うところの本格ミステリーの雰囲気はでてる。


6作選ぶのに苦労すると思ったが他にも選びたい作品がけっこうあるのに驚いた。

22 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 22:06:21 ID:UJyocVxm

では俺も。
一位 空白の叫び
間違いなく貫井の最高傑作だろう。テーマが重いとかいわれてるが、リーダビリティは
高く、読み出すとやめられない。弱点といわれた着地もまずはきちんと決まっており減点は少ない。
二位 向日葵の咲かない夏
読んでしばらくはボー然。とにかくこんなミステリは前代未聞だろう。
長く記憶に残る作品として評価したい。
三位 厭魅の如き憑くもの
本格としての着地が見事。なんとなく既視感はあるが、こんなまともな本格とは
読んでてとても思わなかった。
四位 毒
「審判」ほどの派手さはないが、きっちり書かれた本格モノ。
ちょっとキャラ作りすぎの感はあるが、手堅い出来。
五位 名も無き毒
やっぱり宮部みゆきはうまい。「誰か」も悪くないと思ったが、大きく予想を
上回る出来。世評の高い「模倣犯」や「理由」よりこちらの方が上だと思う。
六位 闇の底
「天使のナイフ」より格段の進歩。前作のような細部の手抜きが無く、
緻密な計算に立って書かれている。この調子なら来年は道尾に次ぐ期待株になると予想

あと次点は「怪盗グリフィン」。これを落とすのは結構辛かった。
今年は目立った作品が無かったような気でいたが、こうしてみると以外によい作品も多かったかな。

23 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2006/12/24(日) 00:44:32 ID:CmyG8O4z

1デスノート ロサンゼルスBB連続殺人事件
2シャドウ
3厭魅の如き憑くもの
4怪盗グリフィン、絶体絶命
5名も無き毒
6チームバチスタの栄光

1は読んでて最も楽しかった本。ほんと続きが読みたいです。
漫画のノベライズとバカにせず読んでみて。
漫画読むか映画見るかどっちかは必須。
ここちよく騙された2も今年の中では印象深い。
あれのパターンかなと思ったら違ってたんで向日葵よりも上だと思う。
まじ怖かった3があんなに見事に本格でおさまるとはびっくり。この作者凄いわ。
4はさすがに手堅い出来。同期で同じ時期にだした綾辻は見習えと言いたいw
とりあえず読んだ5は中々の出来で驚いた。最近の中でも上位の出来でしょう。
ミステリーとしては不満だがキャラが際立ってた6を最後にランクイン。
以上このミス風?でコメントしてみたw
おそまつでした。

26 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2006/12/25(月) 16:02:00 ID:Wf2c/Oqd

このミステリーがすごい! 国内編

1 「独白するユニバーサル横メルカトル」平山夢明
2 「制服捜査」佐々木譲
3 「シャドウ」道尾秀介
4 「狼花 新宿鮫宗彗臑在昌
5 「銃とチョコレート」乙一
6 「名もなき毒」宮部みゆき
7 「贄の夜会」香納諒一
8 「怪盗グリフィン、絶体絶命」法月綸太郎
9 「赤い指」東野圭吾
10 「夏期限定トロピカルパフェ事件」米澤穂信
10 「デッドライン」建倉圭介
12 「邪魅の雫」京極夏彦
13 「顔のない敵」石持浅海
14 「落下する緑」田中啓文
15 「ボトルネック」米澤穂信
16 「宿命は待つことができる」天城一
17 「向日葵の咲かない夏」道尾秀介
18 「Op.ローズダスト」福井晴敏
19 「乱鴉の島」有栖川有栖
20 「冬の砦」香納諒一

27 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2006/12/25(月) 16:03:58 ID:Wf2c/Oqd

月刊PLAYBOY このミスを大胆予想 (大森望×千街千晶×杉江松恋) 国内編

1 「邪魅の雫」京極夏彦
2 「贄の夜会」香納諒一
3 「銃とチョコレート」乙一
4 「狼花 新宿鮫IX」大沢在昌
5 「名もなき毒」宮部みゆき
6 「Op.ローズダスト」福井晴敏
7 「マヂックオペラ」山田正紀
8 「向日葵の咲かない夏」道尾秀介
9 「制服捜査」佐々木譲
10 「安徳天皇漂海記」宇月原晴明
11 「愚者と愚者」打海文三
12 「ブルー・ローズ」馳星周
13 「空白の叫び」貫井徳郎
14 「独白するユニバーサル横メルカトル」平山夢明
15 「図書館戦争」有川浩
16 「宿命は待つことができる」天城一
17 「怪盗グリフィン、絶体絶命」法月綸太郎
18 「夏期限定トロピカルパフェ事件」米澤穂信
19 「シャドウ」道尾秀介
20 「落下する緑」田中啓文

28 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2006/12/25(月) 16:05:32 ID:Wf2c/Oqd

本格ミステリ・ベスト10 国内編

1 「乱鴉の島」有栖川有栖
2 「顔のない敵」石持浅海
3 「厭魅の如き憑くもの」三津田信三
4 「夏期限定トロピカルパフェ事件」米澤穂信
5 「邪魅の雫」京極夏彦
6 「シャドウ」道尾秀介
7 「骸の爪」道尾秀介
8 「福屋警部補の挨拶」大倉崇裕
9 「向日葵の咲かない夏」道尾秀介
10 「仮面幻双曲」大山誠一郎
11 「UFO大通り」島田荘司
12 「風果つる館の殺人」加賀美雅之
13 「千一夜の館の殺人」芦辺拓
14 「赤い指」東野圭吾
15 「殺意は必ず三度ある」東川篤哉
16 「宿命は待つことができる」天城一
17 「少年は探偵を夢見る」芦辺拓
18 「帝都衛星軌道」島田荘司
19 「ウロボロスの純正音律」竹本健治
20 「トーキョー・プリズン」柳広司

29 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2006/12/25(月) 16:06:56 ID:Wf2c/Oqd

週刊文春ミステリ・ベスト10 国内編

1 「名もなき毒」宮部みゆき
2 「狼花 新宿鮫IX」大沢在昌
3 「チーム・バチスタの栄光」海堂尊
4 「赤い指」東野圭吾
5 「一応の推定」広川純
5 「乱鴉の島」有栖川有栖
7 「独白するユニバーサル横メルカトル」平山夢明
8 「邪魅の雫」京極夏彦
9 「Op.ローズダスト」福井晴敏
10 「シャドウ」道尾秀介

ミステリチャンネル「闘うベストテン」国内編

1 「邪魅の雫」京極夏彦
2 「安徳天皇漂海記」宇月原晴明
3 「独白するユニバーサル横メルカトル」平山夢明
4 「制服捜査」佐々木譲
5 「贄の夜会」香納諒一
6 「ブルー・ローズ」馳星周
7 「チーム・バチスタの栄光」海堂尊
8 「Op. ローズダスト」福井晴敏
9 「名もなき毒」宮部みゆき
10 「ぼくのメジャースプーン」辻村深月
次点「刑事の墓場」首藤瓜於

30 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2006/12/25(月) 16:10:43 ID:Wf2c/Oqd

このミステリーがすごい! 海外編

1 「あなたに不利な証拠として」ローリー・リン・ドラモンド
2 「クリスマス・プレゼント」ジェフリー・ディーヴァー
3 「荒ぶる血」ジェイムズ・カルロス・ブレイク
4 「風の影」カルロス・ルイス・サフォン
5 「数学的にありえない」アダム・ファウアー
6 「12番目のカード」ジェフリー・ディーヴァー
7 「奇術師の密室」リチャード・マシスン
7 「天使と罪の街」マイクル・コナリー
9 「絞首人の一ダース」デイヴィッド・アリグザンダー
10 「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ
11 「幸運は誰に?」カール・ハイアセン
12 「緋色の迷宮」トマス・H・クック
13 「ハマースミスのうじ虫」ウィリアム・モール
14 「10ドルだって大金だ」ジャック・リッチー
15 「シャルビューク夫人の肖像」ジェフリー・フォード
16 「ヘルファイア・クラブ」ピーター・ストラウブ
17 「オックスフォード連続殺人」ギジェルモ・マルティネス
18 「廃墟ホテル」デイヴィッド・マレル
18 「間違いの悲劇」エラリー・クイーン
20 「失われた男」ジム・トンプスン

31 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2006/12/25(月) 16:33:48 ID:Wf2c/Oqd

本格ミステリ・ベスト10 海外編

1 「魔王の足跡」ノーマン・ベロウ
2 「間違いの悲劇」エラリー・クイーン
3 「赤髯王の呪い」ポール・アルテ
4 「オックスフォード連続殺人」ギジェルモ・マルティネス
5 「ヴードゥーの悪魔」ジョン・ディクスン・カー
6 「ひよこはなぜ道を渡る」エリザベス・フェラーズ
7 「奇術師の密室」リチャード・マシスン
8 「証拠は眠る」オースティン・フリーマン
9 「ローリング邸の殺人」ロジャー・スカーレット
10 「毒杯の囀り」ポール・ドハティー

32 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2006/12/25(月) 16:36:09 ID:Wf2c/Oqd

月刊PLAYBOY このミスを大胆予想 (大森望×千街千晶×杉江松恋)海外編

1 「数学的にありえない」アダム・ファウアー
2 「絞首人の一ダース」デイヴィッド・アリグザンダー
3 「あなたに不利な証拠として」ローリー・リン・ドラモンド
4 「逸脱者」グレッグ・ルッカ
5 「クリスマス・プレゼント」ジェフリー・ディーヴァー
6 「風の影」カルロス・ルイス・サフォン
7 「失われた男」ジム・トンプスン
8 「奇術師の密室」リチャード・マシスン
9 「10ドルだって大金だ」ジャック・リッチー
10 「間違いの悲劇」エラリー・クイーン
11 「ナイトフォール」ネルソン・デミル
12 「12番目のカード」ジェフリー・ディーヴァー
13 「荒ぶる血」ジェイムズ・カルロス・ブレイク
14 「緋色の迷宮」トマス・H・クック
15 「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ
16 「ヴードゥーの悪魔」ジョン・ディクスン・カー
17 「天使と罪の街」マイクル・コナリー
18 「ハマースミスのうじ虫」ウィリアム・モール
19 「隣のマフィア」トニーノ・ブナキスタ
20 「ヘルファイア・クラブ」ピーター・ストラウブ

33 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2006/12/25(月) 16:38:39 ID:Wf2c/Oqd

週刊文春ミステリ・ベスト10 海外編

1 「あなたに不利な証拠として」ローリー・リン・ドラモンド
2 「風の影」カルロス・ルイス・サフォン
3 「数学的にありえない」アダム・ファウアー
4 「12番目のカード 」ジェフリー・ディーヴァー
5 「10ドルだって大金だ」ジャック・リッチー
6 「緋色の迷宮」トマス・H・クック
7 「奇術師の密室」リチャード・マシスン
8 「クリスマス・プレゼント」ジェフリー・ディーヴァー
9 「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ
10 「荒ぶる血」ジェイムズ・カルロス・ブレイク


ミステリチャンネル「闘うベストテン」 海外編

1 「ヘルファイア・クラブ」ピーター・ストラウブ
2 「風の影」カルロス・ルイス・サフォン
3 「ハマースミスのうじ虫」ウィリアム・モール
4 「隣のマフィア」トニーノ・ブナキスタ
5 「失われた男」ジム・トンプスン
6 「逸脱者」グレッグ・ルッカ
7 「数学的にありえない」アダム・ファウアー
8 「あなたに不利な証拠として」ローリー・リン・ドラモンド
9 「奇術師の密室」リチャード・マシスン
10 「アルアル島の大事件」クリストファー・ムーア
次点「皇帝の血脈」アラン・フォルサム

39 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2007/01/01(月) 07:05:03 ID:/8VNUuRR

1位 『シャドウ』 道尾秀介
   本格としてもサスペンスとしても素晴らしい。仕掛けが読者を
   驚かせるだけでなく、物語と上手く絡み合ってるとこも評価したい

2位 『夏の魔法』 北國浩二
   衝撃度ならミステリフロンティアの中でも1、2を争う
   こういう恋愛小説(あえてミステリとは言わない)こそ売れるべき

3位 『仮面幻双曲』 大山誠一郎
   色々無理があるのに感心してしまうのは構成力のなせる業か
   もはや使い古されたはずの双子トリックの扱い方が素晴らしい

4位 『落下する緑』 田中啓文
   ミステリを期待すると肩透かしかも。でも創元の連作集としては高レベル
   ジャズに興味がない人でもこの作品のグルーヴ感は伝わるはず

5位 『いつもの朝に』 今邑彩
   厚めの作品でありながら一気に読ませる。本を読んで泣くことがほとんどない
   自分でさえ終盤はグッときた

6位 『ポワロック氏の事件簿 迷宮のレティーシア』 大岩正幸
   ファンタジー世界の設定を生かしたミステリとして秀逸。
   連作としても良くできて、是非本格ミステリファンには読んで欲しい

去年は冒険小説、ハードボイルドを読まなかったためこの順位に
今年はもっと新刊本に手を出すつもり

47 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2007/01/15(月) 23:57:49 ID:420wy8df

1位『贄の夜会』 香納諒一
煩雑に感じるほどにいろいろな要素が詰め込まれているが
怒涛の展開に頁をめくる指が止まらず、最後までダレることなく楽しめた。
結末部分にやや疑問が残るのが不満といえば不満だが補ってあまりある。

2位『骸の爪』 道尾秀介
対象となる道尾3作品はどれも良作だがこれが一番好み。
とにもかくにも伏線の回収に尽きる。酔えました。

3位『天涯の砦』 小川一水
ミステリじゃない気もするけど冒険小説風味なので投票。
息もつかせぬプロットも良いが、ヒーローではない人間臭いキャラたちの言動も印象的。
あるキャラの扱いが消化不良なのが残念。

4位『チーム・バチスタの栄光』 海堂尊
手術室内で起きた不審死という密室の場面設定は
現役医師ならではのリアリティを感じさせる。
言い尽くされたことだがキャラが魅力的。逆にキャラが合わない人は辛いかも。
ちなみに評判が芳しくない次作は未読。

5位『顔のない敵』 石持浅海
対人地雷という異色なテーマを下敷きにした本格作品は
強引な点も目立つし、ややヒューマニズム臭くもあるが個人的には許容範囲。
でも一番のお気に入りはテーマとは無関係の「暗い箱の中で」。

6位『気分は名探偵』 犯人当てアンソロジー
アンソロジーものは物足りない印象を持つことが多いのだが本作は少々違った。
貫井と我孫子の作品が好み。挑戦はどれも玉砕。

48 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [] 投稿日:2007/01/16(火) 00:54:32 ID:AtJT+78d

というわけで、2chが選ぶこのミステリーがすごい! 集計結果発表です
このようになりました

1位 道尾秀介「シャドウ」56P
2位 三津田信三「厭魅の如き憑くもの」46P
3位 米澤穂信「夏期限定トロピカルパフェ事件」43P
4位 乙一「銃とチョコレート」37P
5位 道尾秀介「骸の爪」34P
6位 道尾秀介「向日葵の咲かない夏」28P
6位 海堂尊「チーム・バチスタの栄光」28P
8位 大山誠一郎「仮面幻双曲」27P
9位 宮部みゆき「名もなき毒」26P
10位 法月綸太郎「怪盗グリフィン、絶体絶命」24P

49 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 00:57:19 ID:AtJT+78d

貫井徳郎「空白の叫び」23P
西尾維新「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」23P
香納諒一「贄の夜会」22P
平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」20P
三津田信三「凶鳥の如き忌むもの」19P
石持浅海「顔のない敵」15P
鳥飼否宇「激走 福岡国際マラソン」13P
島田荘司「UFO大通り」13P

50 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 00:58:12 ID:AtJT+78d

9P
井上夢人「the TEAM」
劇団ひとり「陰日向に咲く」
北國浩二「夏の魔法」

8P
大倉崇裕「福家警部補の挨拶」
島田荘司「犬坊里美の冒険」
小川一水「天涯の砦」

7P
伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」
深谷忠記「毒」
田中啓文「落下する緑」
柳広司「トーキョー・プリズン」

51 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 01:00:51 ID:AtJT+78d

6P
京極夏彦「邪魅の雫」
山本弘「アイの物語」
今邑彩「いつもの朝に」

5P
大岩正幸「ポワロック氏の事件簿 迷宮のレティーシア」
建倉圭介「デッドライン」
綾辻行人「びっくり館の殺人」
薬丸岳「闇の底」
辻村深月「ぼくのメジャースプーン」
我孫子武丸、他「気分は名探偵」

53 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 01:13:33 ID:AtJT+78d

1位 道尾秀介「シャドウ」
・ 気をつけて読んだけど終盤は驚かされた。  向日葵ほどくせもないので万人むけ。
・ 衝撃度では向日葵よりかは劣る。でもこっちの方が読み物としては優れてる。
・ ここちよく騙された。今年の中では印象深い。
・ 読者の上を行く仕掛けに脱帽。
・ 終盤のカタルシスはこの作者の作品中では1番かもね。
・ 仕掛けが読者を驚かせるだけでなく、物語と上手く絡み合ってるとこも評価したい

2位 三津田信三「厭魅の如き憑くもの」
・ 凶鳥も驚いたけどほどよくまとまったこっちを推す。
・ ミステリー的な落ちも用意してくれてるし、何よりちゃんと怖いのが良い
・ 本格とホラーの核融合。ちゃんと本格しっかりホラー。
・ 今年はこれが一番驚いた。もっと世間に知られてもいい1冊。
・ なんとなく既視感はあるが、こんなまともな本格とは読んでてとても思わなかった。
・ マジ怖かった。あんなに見事に本格でおさまるとはびっくり。この作者凄いわ。

54 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 01:20:20 ID:AtJT+78d

3位 米澤穂信「夏期限定トロピカルパフェ事件」
・ よく出来てます。これ1作でもいいんですが前作の『春季限定』を読んでからの方がよりベター
・ 意外な展開を見せるストーリーは1級の本格ミステリー。
・ 本格ミステリーでありつつ青春の痛さと苦さがある出色のミステリー。
・ キャラも好きだけど、ラストの衝撃も良かった

4位 乙一「銃とチョコレート」
・ 甘いが時折ビター。
・ いや楽しかった。本を読んでて楽しかったんだなほんと。
・ 面白かったものは面白い。子供向けとしてでなく大人も読めるミステリーランドという叢書の申し子的小説。
・ 読み物としては今年一番。ほんと小学生の時夢中になって読んだホームズ体験を思い出す。
・ ミステリー風味の1級娯楽小説。

55 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 01:28:18 ID:AtJT+78d

5位 道尾秀介「骸の爪」
・ 端正な伏線が回収されるあたりは膝をうった。今年一番感心した本格ミステリー。
・ 本格ならこれ。本格優等生作品。美しい。
・ 終盤の怒涛のひもときは圧巻ですわ。伏線の美学を堪能しました。正統派本格を味わって満足。
・ 対象となる道尾3作品はどれも良作だがこれが一番好み。伏線の回収に尽きる。酔えました。

6位 道尾秀介「向日葵の咲かない夏」
・ これは驚愕の1冊。いやまじぶっとび。詳しく言えないけど。
・ ほとんど反則の超絶ミステリー。はまらなければ壁本になるギリギリの1冊。僕ははまって部屋を駆け回った
・ 読んでしばらくはボー然。とにかくこんなミステリは前代未聞だろう。長く記憶に残る作品として評価したい。

6位 海堂尊「チーム・バチスタの栄光」
・ トリックはオマケ程度だけど、キャラクターが魅力的で語り口もうまい。
・ ミステリーとしては不満だがキャラが際立ってた
・ 一番面白かった本を挙げろと言われたらこれを推奨します。
・ 手術室内で起きた不審死という密室の場面設定は現役医師ならではのリアリティを感じさせる

56 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 01:36:47 ID:AtJT+78d

8位 大山誠一郎「仮面幻双曲」
・ 客観的に見ると多分駄目な作品。でもこの本格スピリットは買い。愛があるもん本格にw 今年一番愛すべき作品。
・ 瑕疵も多いが愚直な本格魂は買う。 完成度が高ければ1位も狙えただろうに。
・ 傑作だと思いますよ。トリックが不可能とか細かい事は言わないw 見事に騙されました。懐かしい匂いがしたな。
・ 色々無理があるのに感心してしまうのは構成力のなせる業か。使い古された双子トリックの扱い方が素晴らしい


9位 宮部みゆき「名もなき毒」
・ やっぱり宮部みゆきはうまい。大きく予想を上回る出来。世評の高い「模倣犯」や「理由」よりこちらの方が上だと思う
・ 中々の出来で驚いた。最近の中でも上位の出来でしょう。
・ うまい。誰が読んでもハズレとは言わないだろう。


10位 法月綸太郎「怪盗グリフィン、絶体絶命」
・ ミステリーランド。テンポよく読め後半の論理も楽しい。叢書の狙いにもストレートに応えれていると思う。見事。
・ 『再び赤い悪夢』と同じ作者が書いているとは思えない。これもミステリ度というより面白かった度で評価。
・ さすがに手堅い出来。同期で同じ時期にだした綾辻は見習えと言いたいw

57 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 01:47:42 ID:AtJT+78d

貫井徳郎「空白の叫び」
・ かなりヘビーだが読み応えのある1冊。特に1部と2部は素晴らしい出来。
・ 貫井の最高傑作。テーマが重いとかいわれてるが、読み出すとやめられない。着地もまずはきちんと決まっている。
・ 読んでて引き込まれた。かなり面白かった。

西尾維新「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」
・ これは漫画のノベライズじゃなく設定を借りた西尾のオリジナル作品。かなりよくできてます。
・ 超1級のノベライズ。そして1級のミステリーでもある。
・ 読んでて最も楽しかった本。ほんと続きが読みたいです。

香納諒一「贄の夜会」
・ 詰め込みすぎて消化不良を犯してる感も否めないがすこぶる面白かった。ハードボイルド系?では今年一番面白い。
・ サイコサスペンスとハードボイルドと警察小説のごった煮w 終盤が不満だが一気読みの快作。
・ いろいろな要素が詰め込まれているが怒涛の展開に頁をめくる指が止まらず、最後までダレることなく楽しめた。

平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」
・ 読んでて自分の足元がぐらぐらする酩酊感を味わった。深夜にひとりで読んで下さい。異形の世界へ旅立てます。
・ 一位じゃないけど抑えておきたい作品。ミステリの周辺というのもここ最近広がってきた気がする。
・ グロだと思って恐々読んだけど問題なし。程よいグロさでくせになるかも。長編で悶絶ホラー出して欲しいな。

58 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 01:53:07 ID:AtJT+78d

三津田信三「凶鳥の如き忌むもの」
・ 結末に口あんぐりの驚愕トリック! 奇怪な舞台設定や語り口、今年一番本格スピリットを持った作品。
・ 終盤に明かされるトリックは仰天必至。

石持浅海「顔のない敵」
・ 批判が案外多いけど楽しめた作品。この作者のロジックが自分には合うんだろう。
・ 対人地雷という異色なテーマを下敷きにした本格作品。でも一番のお気に入りはテーマとは無関係の「暗い箱の中で」。

鳥飼否宇「激走 福岡国際マラソン」
・ ミステリじゃない部分のエンタメ性を買って。
・ うそーん、だまされた

島田荘司「UFO大通り」
・ 島壮ファンなら納得の出来の中編集。傘を折る女が評判いいが表題作がお薦め。初期の挨拶やダンス好きなら損はないです
・ 今年は島田荘司ラッシュだったけど、傘を折る女は初期作品に比肩する出来。

60 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 02:02:16 ID:AtJT+78d

「the TEAM」 
・ 終盤の悲しい展開が予想外。でも続編を期待させないという点でありかも

「陰日向に咲く」 
・ 笑って泣けるという陳腐な表現しかできないけど、笑いの部分の馬鹿さ加減が好き。

「夏の魔法」 
・ 衝撃度ならミステリフロンティアの中でも1、2を争う。こういう恋愛小説こそ売れるべき

「福家警部補の挨拶」
・ コロンボヲタによるコロンボ的作品。ツボにはまってしまった。

「犬坊里美の冒険」 
・ ある意味今年最も驚いた作品。土曜ワイド劇場みたいな話なのにあの強烈トリック。島壮恐るべし。 

「天涯の砦」 
・ 冒険小説風味。息もつかせぬプロットも良いが、ヒーローではない人間臭いキャラたちの言動も印象的

「陽気なギャングの日常と襲撃」 
・ 個々の話は楽しめた。伏線回収が無理くりだったかも

「毒」 
・ 「審判」ほどの派手さはないが、きっちり書かれた本格モノ。

「落下する緑」 
・ ジャズに興味がない人でもこの作品のグルーヴ感は伝わるはず

「トーキョー・プリズン」  
・ 終戦直後の戦犯収容所が舞台なのに、重くならず、どんどん読み進めてしまう。

62 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 02:07:40 ID:AtJT+78d

京極夏彦「邪魅の雫」
・ 腐っても京極か。キャラだけでも読ませる筆力だからね。

山本弘「アイの物語」
・ ロボットと人間との友情、SF的な味付けと温かい感じが良かった。

今邑彩「いつもの朝に」
・ 厚めの作品でありながら一気に読ませる。本を読んで泣くことがほとんどない自分でさえ終盤はグッときた

大岩正幸「ポワロック氏の事件簿 迷宮のレティーシア」
・ ファンタジー世界の設定を生かしたミステリとして秀逸。連作としても良くできており、是非本格ミステリファンに読んで欲しい

建倉圭介「デッドライン」
・ エトロフ発緊急電と似ているけど、それに負けないくらいの冒険小説。

綾辻行人「びっくり館の殺人」
・ 短い分だけ暗黒館よりずっといいわこれw 綾辻が言うところの本格ミステリーの雰囲気はでてる。

薬丸岳「闇の底」
・ 「天使のナイフ」より格段の進歩。緻密な計算に立って書かれている。この調子なら来年は道尾に次ぐ期待株になると予想

辻村深月「ぼくのメジャースプーン」
・ 考えると辛い

我孫子武丸、他「気分は名探偵」
・ アンソロジーものは物足りない印象を持つことが多いのだが本作は少々違った。貫井と我孫子の作品が好み。

52 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 01:03:40 ID:AtJT+78d

海外は票数の都合で点数のみ

デイヴィッド・アレクサンダー「絞首人の一ダース」26P
マージェリー・アリンガム「屍衣の流行」10P
ジェイムズ・カルロス・ブレイク「荒らぶる血」10P
ハーラン・コーベン「イノセント」9P
ミルワード・ケネディ「スリープ村の殺人者」8P
P.G. ウッドハウス「エムズワース卿の受難録」8P
アダム・ファウアー「数学的にありえない」7P
ジャック・リッチー「10ドルだって大変だ」7P
リチャード・ハル「善意の殺人」7P
ロジャー・スカーレット「ローリング邸の殺人」6P
ラング・ルイス「死のバースデイ」6P
リック・リオーダン「殺人鬼オーストゥンに帰る」6P
リチャード・マシスン「不思議の森のアリス」5P
クリフォード・ウィッティング「同窓会にて死す」5P
リチャード・マシスン「奇術師の密室」5P

63 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 02:15:42 ID:AtJT+78d

デイヴィッド・アレクサンダー「絞首人の一ダース」
・ 昨年のリッチー「クライム・マシン」的存在が今年はこれデショウ
・ 奇妙な味の短編集。上級のサスペンスを味わえる。
・ まだこんな作家が眠っているんだから海外は奥深い。論創海外ミステリの中でもひょっとしたら一位かも。

マージェリー・アリンガム「屍衣の流行」
・ 日本では評価が微妙なアリンガムだけど、やっと真価が問える作品の登場カト

ジェイムズ・カルロス・ブレイク「荒らぶる血」
・ この人はコレしか書けないんだろうなぁ、きっと。でも面白い。一般評価されてもよさそう。

ハーラン・コーベン「イノセント」
・ 妻の浮気写メールを送り付けられた所から始まるハードボイルド。数度のどんでん返しがGood!

ミルワード・ケネディ「スリープ村の殺人者」
・ 同じ曲者作家で盟友のバークリーに比べ過小評価され過ぎではないかとオモタ

P.G. ウッドハウス「エムズワース卿の受難録」
・ 抱腹絶倒の短編集。最後の一編だけは余分(笑) 第三集が早く読みたい。

アダム・ファウアー「数学的にありえない」
・ 疾走感というか読んでいて通り過ぎていく感じがとても心地よかった。数学の小ネタがとても増えた。

ジャック・リッチー「10ドルだって大金だ」
・ これも奇妙な味+ユーモアミステリー短編集。独特の作風で面白かった

リチャード・ハル「善意の殺人」
・ 曲者作家と言えば、この人も落とすわけにはイキマセン

64 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 02:20:58 ID:AtJT+78d

ロジャー・スカーレット「ローリング邸の殺人」
・ スカーレット最後の未訳長編。地味ながらに本格の王道をいく作品。

ラング・ルイス「死のバースデイ」
・ いかにもアメリカ女流らしい華やかな雰囲気は魅力タップリ

リック・リオーダン「殺人鬼オーストゥンに帰る」
・ 大学講師の私立探偵が主人公のシリーズ4作目。文章が洒落てて良い。意外な犯人等の要素もありダレることなく読める。

リチャード・マシスン「不思議の森のアリス」
・ SF+奇妙な味の短編集。面白いがSF要素が強いのと訳文に問題あり。

クリフォード・ウィッティング「同窓会にて死す」
・ いかにも英国風ヴィンテージな香りと渋さがスキ

リチャード・マシスン「奇術師の密室」
・ どんでん返しがセールのごとく売り出される。ここまで重ねられると不自然なものが不自然に見えなくなってくる。けどおもしろい

65 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/01/16(火) 02:27:54 ID:AtJT+78d

以上全コメントでした。こんな手際悪い集計人ですまんかった
投票してくれた方々に感謝します

66 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2007/01/16(火) 02:33:32 ID:ZBUrtO3o

乙!
収拾から宣伝、集計までお疲れ様でした。
紆余曲折はあったけど無事終えることができてよかったです。

77 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2007/09/14(金) 19:07:12 ID:MYQ8tvLe

さーて、今年はどうなるかねぇ。
コメントの有無をどうするかがとりあえずの争点か?

80 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/09/18(火) 22:19:56 ID:g4kDulJG

  |・∀・) 
  |⊂

82 名前:集計人マジック ◆HAGEkUFLrE [] 投稿日:2007/11/25(日) 04:31:05 ID:DBBL32BU

2ヶ月反応なしで俺涙目wwww

というわけでお久しぶり。もうすぐ12月ですが、前回集計人としては
今年もやるつもりなのでよろしくお願いします!

ただ問題点もあるわけで
・現行スレでやるのか? それとも新スレたてるのか?
・コメントの有無はどうするか?

まずスレに関しては新スレを立ててやります。やっぱりこのスレの>1>>3がねぇ……。
問題は今後もそのスレで続けるのか? それとも毎年専用スレ立てるのか?
そして、スレタイはどうするか? です。集計人としては一新して「ミステリ板大賞」で
いーんじゃないかと思ってますが、ここは意見募集です。

次にコメントについて。これは必須で行きたいなと。少しは多重防止になるからというのもあるけど
一票でもコメントがあれば参考になるからね。それに3、4行じゃなく1行以上に今年のベスト6の
コメントを書くだけなので、それほど面倒ではないかと。
もちろん反対意見が多数あればコメント無しの方向になりますが、集計人としては必須強く希望ってことで。

ただもっと投票数が増えて盛り上がってほしい気持ちはあり。なので敷居を下げる案として
・必ずしも6作挙げなくていい
・順不動OK
この2案を取り入れたいなぁと思ってるのですが、どうでしょうか? 意見募集っす。

83 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2007/11/25(日) 09:06:28 ID:PViZNAM9

提案乙です。一応賛成ということで投票・・・
なんか本格物ばかりですが・・

1位:歌野晶午『密室殺人ゲーム王手飛車取り』
 とにかく楽しめて驚くことが出来た。
2位:三津田信三『首無しの如き祟るもの』
 文章がずいぶん読みやすくなったのでうれしい・・・
3位:有栖川有栖『女王国の城』
 活劇部分は面白かったけど、犯人絞込みロジックがちょっとあっさり
4位:道尾秀介『片目の猿』
 サプライズ好きなのでこっちを上位に
5位:道尾秀介『ソロモンの犬』
 青春物としておもしろかった
6位:青木知己『偽りの学舎』
 地味だが手堅い本格物。今後への期待も込めて。

115 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2007/12/01(土) 02:02:32 ID:tECYOQkc

12月に入ったし投票始めないか?
このスレで行う。6作あげなくてもいいが順位はつける。
各作品のコメントは無くてもいいが全体の総評はつける。
こんなもんかな。
意見があればどうぞ。

129 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:37:09 ID:IQ440aV+

毎年恒例のこのミステリーがすごい! のルール(一部変更アリ)でミステリ板の
このミスを作ろうという投票企画スレです。ルールを確認の上でご参加下さい。


【以下のルールを守ってください】
・投票スレの>>1-3は無視してください。
・対象作品は奥付表記で2006年11月〜2007年10月の期限内に発行された広義のミステリー作品。
・6作品以内で順位をつけて投票すること。
・必ずしも6作挙げる必要はない。1作でも投票可とするが、上記に書いてるように順位はつけること。
・1位=10点、2位=9点〜6位=5点で集計。
・国内作品と海外作品は別々に投票する。
・各作品に一行以上の総評必須(ネタバレ禁止)
・宝島社の作品は対象内
・投票期間は12月6日〜1月15日まで

テンプレです
1位,
2位,
3位,
4位,
5位,
6位,

<総評>

130 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:39:05 ID:IQ440aV+

このミステリーがすごい!2008年版 国内部門

1『警官の血』佐々木譲
2『赤朽葉家の伝説』桜庭一樹
3『女王国の城』有栖川有栖
4『果断 隠蔽捜査2』今野敏
5『首無の如き祟るもの』三津田信三
6『離れた家』山沢晴雄
7『サクリファイス』近藤史恵
8『楽園』宮部みゆき
9『夕陽はかえる』霞龍一
10『X橋付近 高城高ハードボイルド傑作選』高城高
10『インシテミル』米澤穂信
12『密室殺人ゲーム王手飛車取り』歌野晶午
13『バッド・チューニング』飯野文彦
14『悪果』黒川博行
15『マルドゥック・ヴェロシティ』冲方丁
16『密室キングダム』柄刀一
17『悪人』吉田修一
18『心臓と右手』石持浅海
19『片眼の猿』道尾秀介
19『中庭の出来事』恩田陸

131 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:42:46 ID:IQ440aV+

本格ミステリ・ベスト10 2008 国内部門

1『女王国の城』有栖川有栖
2『首無の如き祟るもの』三津田信三
3『密室キングダム』柄刀一
4『インシテミル』米澤保信
5『離れた家』山沢晴雄
6『密室殺人ゲーム王手飛車取り』歌野晶午
7『収穫祭』西澤保彦
8『夕陽はかえる』霞流一
9『リベルタスの寓話』島田荘司
10『心臓と左手』石持浅海
11『四神金赤館銀青館不可能殺人』倉阪鬼一郎
12『首鳴き鬼の島』石崎幸二
13『ソロモンの犬』道尾秀介
14『道具屋殺人事件』愛川晶
15『遠回りする雛』米澤保信
16『少年検閲官』北山猛邦
17『天帝のはしたなき果実』古野まほろ
18『Rのつく月には気をつけよう』石持浅海
19『赤朽葉家の伝説』桜庭一樹
20『片眼の猿』道尾秀介

132 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:45:25 ID:IQ440aV+

ミステリが読みたい!2008版 国内部門

1『楽園』宮部みゆき
2『赤朽葉家の伝説』桜庭一樹
3『首無の如き祟るもの』三津田信三
4『離れた家』山沢晴雄
5『サクリファイス』近藤史恵
6『果断 隠蔽捜査2』今野敏
7『ノーフォールト』岡井崇
7『悪人』吉田修一
9『X橋付近 高城高ハードボイルド傑作選』高城高
9『密室キングダム』柄刀一
11『玻璃の天』北村薫
12『團十郎切腹事件』戸板康二
13『中庭の出来事』恩田陸
13『青に候』志水辰夫
13『片目の猿』道尾秀介
13『吉原手引草』松井今朝子
13『聖餐城』三咲光郎
13『メタボラ』桐野夏生
13『インシテミル』米澤穂信

133 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:47:32 ID:IQ440aV+

闘うベストテン2007 国内ミステリベストテン

1『ミノタウロス』佐藤亜紀
2『私の男』桜庭一樹
3『虐殺器官』伊藤計劃
4『収穫祭』西澤保彦
5『カカオ80%の夏』永井するみ
6『首無の如き祟るもの』三津田信三
7『警官の血』佐々木譲
8『悪果』黒川博行『この指とまれ -GONBEN-』小川勝己
9『マルドゥック・ヴェロシティ』冲方丁
10『バッド・チューニング』飯野文彦
次点『ヴィズ・ゼロ』福田和代


第1回PLAYBOYミステリー大賞 国内部門

1『虐殺器官』伊藤計劃
2『警官の血』佐々木譲
3『ミノタウロス』佐藤亜紀
4『収穫祭』西澤保彦
5『サクリファイス』近藤史恵
6『悪果』黒川博行
7『カカオ80%の夏』永井するみ
8『この指とまれ -GONBEN-』小川勝己
9『水上のパッサカリア』海野碧
10『ヴィズ・ゼロ』福田和代

134 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:50:05 ID:IQ440aV+

このミステリーがすごい!2008年版 海外部門

1『ウォッチメイカー』ジェフリー・ディーヴァー
2『復讐はお好き?』カール・ハイアセン
3『TOKYO YEAH ZERO』デイヴィッド・ピース
4『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ
5『悪魔はすぐそこに』D・M・ディヴァイン
6『路上の事件』ジョー・ゴアス
7『狂人の部屋』ポール・アルテ
7『デス・コレクターズ』ジャック・カーリイ
9『ジョン・ディスクン・カーを読んだ男』ウィリアム・ブリテン
9『目くらましの道』ヘニング・マンケル
11『大鴉の啼く冬』アン・クリーヴス
12『血と暴力の国』コーマック・マッカーシー
13『病める狐』ミネット・ウォルターズ
14『切り裂かれたミンクコート事件』ジェームズ・アンダースン
15『ハリウッド警察25時』ジョゼフ・ウォンボー
15『双生児』クリストファー・プリースト
17『異人館』レジナルド・ヒル
18『夜愁』サラ・ウォーターズ
19『石のささやき』トマス・H・クック
20『怪盗タナーは眠らない』ローレンス・ブロック

135 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:52:07 ID:IQ440aV+

本格ミステリ・ベスト10 2008 海外部門

1『狂人の部屋』ポール・アルテ
2『悪魔はすぐそこに』D・M・ディヴァイン
3『死の相続』セオドア・ロスコー
4『切り裂かれたミンクコート事件』ジェームズ・アンダースン
5『ジョン・ディスクン・カーを読んだ男』ウィリアム・ブリテン
6『大鴉の啼く冬』アン・クリーヴス
7『虚空から現れた死』クレイトン・ロースン
8『リヴァイアサン号殺人事件』ボリス・アクーニン
9『議会に死体』ヘンリー・ウェイド
9『サム・ホーソンの事件簿后戰┘疋錙璽鼻Γ帖Ε曠奪

136 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:55:01 ID:IQ440aV+

ミステリが読みたい!2008版 海外部門

1『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー
2『再起』ディック・フランシス
3『狂人の部屋 ポール・アルテ
4『灯台』P・D・ジェイムズ
5『病める狐』ミネット・ウォルターズ
6『目くらましの道』ヘニング・マンケル
7『路上の事件』ジョー・ゴアズ
8『災いの古書』ジョン・ダニング
9『リヴァイアサン号殺人事件』ボリス・アクーニン
10『双生児』クリストファー・プリースト
11『ジョン・ディクスン・カーを読んだ男』ウィリアム・ブリテン
12『大鴉の啼く冬』アン・クリーヴス
13『終決者たち』マイクル・コナリー
14『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ
14『ボストン・シャドウ』ウィリアム・ランディ
16『夜愁』サラ・ウォーターズ
16『治療島』セバスチャン・フィツェック
16『ずっとお城で暮らしてる』シャーリイ・ジャクスン
16『ハリウッド警察25時』ジョセフ・ウォンボー
20『死の相続』セオドア・ロスコー

137 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 00:58:37 ID:IQ440aV+

闘うベストテン2007 国内ミステリベストテン

1『デス・コレクターズ』ジャック・カーリイ
2『復讐はお好き』カール・ハイアセン
3『悪魔はすぐそこに』D・M・ディヴァイン
4『血と暴力の国』コーマック・マッカーシー
5『ハスラー』ヴォルター・デヴィス
6『目くらましの道』ヘニング・マンケル
7『市民ヴィンス』ジェス・ウォルター
8『真夜中に捨てられる靴』デイヴィッド・マレル
9『双生児』クリストファー・プリースト
10『怪盗タナーは眠らない』ローレンス・ブロック
次点『狂人の部屋』ポール・アルテ


第1回PLAYBOYミステリー大賞 海外部門

1『目くらましの道』ヘニング・マンケル
2『デス・コレクターズ』ジャック・カーリイ
3『復讐はお好き』カール・ハイアセン
4『市民ヴィンス』ジェス・ウォルター
5『リヴァイアサン号殺人事件』ポリス・アクーニン
6『物しか書けなかった物書き』ロバート・トゥーイ
7『双生児』クリストファー・プリースト
8『ハスラー』ヴォルター・デヴィス
9『怪盗タナーは眠らない』ローレンス・ブロック
10『キルン・ピープル』デイヴィット・ブリン

138 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 01:00:45 ID:IQ440aV+

IN☆ROCKET 2007年文庫翻訳ミステリーベスト20

1『終決者たち』マイクル・コナリー
2『復讐はお好き?』カール・ハイアセン
3『夜の来訪者』プリーストリー
4『大鴉の啼く冬』アン・クリーヴス
5『サム・ホーソンの事件簿后戰┘疋錙璽鼻Γ帖Ε曠奪
6『捜査官ガラーノ』パトリシア・コーンウェル
7『石のささやき』トマス・H・クック
8『夜愁』サラ・ウォーターズ
9『デス・コレクターズ』ジャック・カーリイ
10『悪魔はすぐそこに』D.M.ディヴァイン
11『血と暴力の国』コーマック・マッカーシー
12『怪盗タナーは眠らない』ローレンス・ブロック
13『市民ヴィンス』ジェス・ウォルター
14『眩惑されて』ロバート・ゴダード
15『路上の事件』ジョー・ゴアス
16『病める狐』ミネット・ウォルターズ
16『ずっとお城で暮らしてる』シャーリイ・ジャクスン
18『キラー・イン・ザ・レイン チャンドラー短編全集1』レイモンド・チャンドラー
19『目くらましの道』ヘニング・マンケル
20『水底の骨』アーロン・エルキンズ

139 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage orz] 投稿日:2007/12/06(木) 01:15:36 ID:IQ440aV+

すいません、ルールに一部間違いがありました……orz

× ・各作品に一行以上の総評必須(ネタバレ禁止)
○ ・一行以上の総評必須(ネタバレ禁止)

141 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2007/12/06(木) 11:23:47 ID:xyOAvg8w

各種ベスト20をまとめてあるということだけでもこのスレの価値はあるな。

147 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2007/12/16(日) 03:11:04 ID:fcosXhuv

あといくつか未読の心残りがあるが、ちょっと無理そうなので早々と投票。
(密室キングダム・収穫祭・新本格もどき・まほろ・リベルタスなど)


1位, 『インシテミル』 米澤穂信
2位, 『首無の如き祟るもの』 三津田信三
3位, 『女王国の城』 有栖川有栖
4位, 『密室殺人ゲーム王手飛車取り』 歌野晶午
5位, 『少年検閲官』 北山猛邦
6位, 『ウルチモ・トルッコ』 深水黎一郎

<総評>
1位、小さな瑕疵より大きな遊び心を買う。もう少し細部を詰めては欲しいけど…。CC最高。
2位、後半の畳み掛けがひどいオーバーキルです。そこが本当素晴らしい。
3位、異常に膨れ上がった期待感を一応満足させただけでも見事。もう少し短くしてほしかった。
4位、使えないからこそ使える環境設定から放たれる無茶トリックの数々。歌野強い。
5位、異世界設定でのイリュージョン。突っ込み所もあるけどね。次回への期待も込めて!
6位、各種ベストでスルーされ過ぎ泣いた。この6作品の中では一番エンタメなんじゃねぇのと思うが。

短め長編が好みの(新)本格スキーです。CCが大好物。
サクリファイス・首鳴き・四神・片眼の猿 辺りを5〜6位で迷った。

来年は法月・麻耶の新作が読めますように。

152 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2007/12/20(木) 00:48:11 ID:lcuJWJUV

1位, 密室キングダム
2位, 女王国の城
3位, 首無の如き祟るもの
4位, 新本格もどき
5位, 晩餐は檻の中で
6位, 首鳴き鬼の島

<総評>
1位は著者の気合とそれに見合った中身で今年一番の満足があった
2位と3位はどっちを上にしようか迷ったが事前の不安感を吹っ飛ばした女王国を2位に
4位はあれだけ制約の多い中で各短編の伏線、全体の為の伏線を埋め込んでいる頑張りっぷりに
5位、6位は期待は低かったが読んでみると結構凝った構成。
今年は本格に収穫が多かったので嬉しい
広義のミステリーでも良作がとても多かったので20位くらいまで投票したいくらい

156 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 21:23:30 ID:hNHgrBlp

年が終わる前に投票しとくか

一位 首無の如き祟るもの
二位 ウルチモ・トルッコ
三位 リベルタスの寓話
四位 少年検閲官
五位 密室殺人ゲーム王手飛車取り
六位 女王国の城

〈総評〉
一位 もう散々言われてるがオールタイムベスト級
二位 ランキングで完全スルーはおかしい。新人でこれを書いたという手柄に対するやっかみか?
三位 島荘健在。旧ユーゴという今まで小説化されたことのないところを舞台にしたことも良い。
四位 北山は完全に一皮むけた
五位 例年だったら一位でもおかしくない。今もメフィで連載が続いているから今後の展開も期待大。
六位 ちょっと長すぎたのが減点。

204 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2008/01/20(日) 14:51:15 ID:h9JNPLa1

1位,首無の如く祟るもの
2位,密室キングダム
3位,天帝の愛でたまう孤島
4位,少年検閲官
5位,雲上都市の大冒険

<総評>
今年はダントツで1。語り継がれるべき傑作だと思う。
2はこんな濃くて分厚い作品を書き上げた作者に敬意を表して。
3は読み続けててよかったと心底思った。
まほろは一見ゲテモノだけど、実は極上のミステリだった。
4は読んでて作者の成長が感じられた1作。次回作が最も楽しみな作家の一人。
5はミステリーとしても冒険小説としても素晴らしかった稀有な作品。

206 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2008/01/20(日) 17:37:56 ID:bX1rTRL9

1位,サクリファイス
2位,マルドゥック・ヴェロシティ
3位,果断-隠蔽捜査2-
4位,虐殺器官
5位,夜想
6位,女王国の城

<総評>
広義のミステリーから選出。
1 今年一番の拾い物。青春スポーツ小説とミステリ、それぞれの良さが上手く融合していた。
2 神懸り的な出来だった前作を別のベクトルで凌駕した会心のハードボイルドアクション。
3 警察内部にはびこる屈折を無造作に蹴散らしていく主人公に喝采。心地よい爽快感があった。
4 軍事諜報SF。内省的な暗殺者のキャラクターに惹かれてぐいぐい読んでいったら、真相と結末で驚愕。
5 ミステリー要素は殆ど皆無だけど、とにかく読ませる。個人的に貫井の最高傑作。
6 最後の枠は首無と迷ったけどこっちに。犯人を指摘するための一連のロジックにとにかくしびれた。
首無は確かに面白かったけど、個人的には厭魅の方が好きだった。
他に良かったのは『警察庁から来た男』『密室殺人ゲーム王手飛車取り』『敵影』『悪人』『第四の闇』あたり。

208 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 21:32:56 ID:iUJ/P7dR

1位, 首無の如き祟るもの
2位, サクリファイス
3位, 密室殺人ゲーム王手飛車取り
4位, 女王国の城
5位, インシテミル
6位, 夏光

<総評>
1位, 悩んだけどやっぱりこれ。前作と比べて位置関係がつかみ易いのも嬉しい。
2位, 月並みだけどスポーツとミステリの自然な融合が素晴らしい。
    .次回のツール・ド・フランスは欠かさず見る。地上波でやっていたら。
3位, ネット民としてニヤニヤしながら読んだ。
4位, 普通に楽しめたことに安堵。死ぬまでには完結編を読みたい。
5位, CC&デスゲームものの隆盛を切に願う。龍王以外の参戦求む。
6位, 表題作で驚き、「は」で涎を垂らした。多彩な作風に今後も期待。ミステリー風。

次点は『果断 隠蔽捜査2』。
順位は付けたけど個人的には同率ベスト7ぐらいのつもり。
ほかには『ウルチモ』や『雲上都市』のアイデアも好きだった。
大作といくつかの作品を読めなかったのが少々心残り。

210 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 21:56:55 ID:21xuRdxh

1位 首無の如き祟るもの
2位 マルドゥック・ヴェロシティ
3位 天帝の愛でたまう孤島
4位 サクリファイス
5位 首鳴き鬼の島
6位 雲上都市の大冒険
まだ間に合うかな?投票します。
1位・・・みんな投票してるけど本格も好きな人間としてはこれは入れざるを得ないなぁ。
確かにオールタイムベスト級だと思う。このシリーズほんとに楽しみ。
2位・・・前作にはやや劣るけど相変わらず物凄い熱気。どんだけ作者は気合入れてんだろ・・・
山風好きにも、チャンドラー好きにもお勧めです
3位・・・個人的に昨年一番の収穫が古野まほろでした。ゲテモノ好きの血をこれほどまでに
騒がせる人はそうはいないよ。三作目のこれは本格としてもまほろ小説としても素晴らしい。
4位・・・とても端正な印象。完成度の面では今年一番ですな。スポーツミステリは少ないから
これから増えてって欲しい。昨年の近藤史恵はどの作品も良かったです
5位・・・石崎幸二がこんなもの書けるなんて失礼ながらびっくり。本格の未来を感じさせました。
1位よりも革新性は上回っていると思います。今年は新刊出るかなぁ。
6位・・・鮎川賞っぽくないのにまずびっくりした。鮎川賞も結構懐深くなったなぁ。
とにかくキャラがいい。続編早く読みたいです

215 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 03:46:06 ID:sLzyUeQ2

おまたせしました。2chが選ぶこのミステリーがすごい!2008年版 集計結果発表です。
このようになりました。

国内編【24票】

1位 三津田信三「首無の如き祟るもの」200P
2位 米澤穂信「インシテミルの」100P
3位 歌野晶午「密室殺人ゲーム王手飛車取り」86P
4位 有栖川有栖「女王国の城 」59P
5位 冲方丁「マルドゥック・ヴェロシティ」56P
6位 近藤史恵「サクリファイス」55P
7位 島田荘司「リベルタスの寓話」42P
8位 桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」38P
9位 今野敏「果断-隠蔽捜査2-」37P
9位 柄刀一「密室キングダム」37P
11位 石崎幸二「首鳴き鬼の島」35P
12位 佐々木譲「警官の血」23P
12位 石持浅海「心臓と左手」23P
14位 北山猛邦「少年検閲官」20P
14位 道尾秀介「ソロモンの犬」20P
14位 深水黎一郎「ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ !」20P
17位 古野まほろ「天帝の愛でたまう孤島」16P
18位 伊藤計劃「虐殺器官」15P
18位 西澤保彦「収穫祭」15P
20位 石持浅海「Rのつく月には気をつけよう」14P

216 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 03:50:39 ID:sLzyUeQ2

11P
関田涙「晩餐は檻の中で」
山口芳宏「雲上都市の大冒険」

9P
北川歩実「長く冷たい眠り」
山沢晴雄「離れた家」

8P
伊坂光太郎「フィッシッシュストーリー」

7P
霧舎巧「新本格もどき」
桜庭一樹「私の男」

6P
海堂尊「ブラックペアン1988」
貫井徳郎「夜想」

5P
乾ルカ「夏光」
歌野晶午「ハッピーエンドにさよならを
桐野夏生「メタボラ」
古野まほろ「天帝のつかわせる御矢」
道尾秀介「片眼の猿」
山口雅也「ステーションの奥の奥
米澤穂信「遠まわりする雛」

221 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 07:49:50 ID:sLzyUeQ2

以下コメントです

首無の如き祟るもの
・あの雰囲気、怒涛の謎解きと好きなものの連続で身悶えました
・後半の畳み掛けがひどいオーバーキルです。そこが本当素晴らしい。
・今年というよりもオールタイムベスト級の作品かと。終盤の圧巻の謎解きにノックアウトされました。
・ここ数年ミステリー読んでて驚く事はなかったけど、この作品には参りましたと脱帽です。
・近年の本格の中でも郡を抜いた傑作。来年これに匹敵する作品に出会えるかどうか不安だ。
・もう散々言われてるがオールタイムベスト級
・今年の1位はこれ以外考えられない。文句無し!
・語り継がれるべき傑作だと思う。
・みんな投票してるけど本格も好きな人間としてはこれは入れざるを得ないなぁ。
・1作目以来クオリティを保ち続けているのに脱帽。

インシテミル
・これほど続きの気になった作品は無かった。学校サボって読んでしまった。

密室殺人ゲーム王手飛車取り
・使えないからこそ使える環境設定から放たれる無茶トリックの数々。歌野強い。
・例年だったら一位でもおかしくない。今もメフィで連載が続いているから今後の展開も期待大。

女王国の城
・異常に膨れ上がった期待感を一応満足させただけでも見事。もう少し短くしてほしかった。
・事前の不安感を吹っ飛ばした
・ちょっと長すぎたのが減点。

マルドゥック・ヴェロシティ
・相変わらず物凄い熱気。どんだけ作者は気合入れてんだろ…山風好きにも、チャンドラー好きにもお勧めです

222 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 07:57:16 ID:sLzyUeQ2

・リベルタスの寓話
あいかわらずの凄腕。強引なトリックは健在w
島荘健在。旧ユーゴという今まで小説化されたことのないところを舞台にしたことも良い。

果断 -隠蔽捜査2-
・キャラ萌え小説として面白いエンターテインメント。

密室キングダム
・著者の気合とそれに見合った中身で今年一番の満足があった
・こんな濃くて分厚い作品を書き上げた作者に敬意を表して。

首鳴き鬼の島
・石崎幸二がこんなもの書けるなんて失礼ながらびっくり。本格の未来を感じさせました。
・首無よりも革新性は上回っていると思います。
・論理のアクロバットで魅せてくれた理系ミステリの収穫。

心臓と左手
・前作未読の人は置きざり感食らうんじゃないでしょうか。

223 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 08:04:05 ID:sLzyUeQ2

少年検閲官
・異世界設定でのイリュージョン。突っ込み所もあるけどね。次回への期待も込めて!
・北山は完全に一皮むけた
・作者の成長が感じられた1作。次回作が最も楽しみな作家の一人。

ソロモンの犬
・読後感爽やか

ウルチモ・トルッコ
・各種ベストでスルーされ過ぎ泣いた。
・ランキングで完全スルーはおかしい。新人でこれを書いたという手柄に対するやっかみか?

天帝の愛でたまう孤島
・まほろは一見ゲテモノだけど、実は極上のミステリだった。
・個人的に昨年一番の収穫。ゲテモノ好きの血をこれほどまでに騒がせる人はそうはいないよ。
・三作目のこれは本格としてもまほろ小説としても素晴らしい。

晩餐は檻の中で
・期待は低かったが読んでみると結構凝った構成

雲上都市の大冒険
・ミステリーとしても冒険小説としても素晴らしかった稀有な作品。
・鮎川賞っぽくないのにまずびっくりした。とにかくキャラがいい。続編早く読みたいです。

224 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 08:15:20 ID:sLzyUeQ2

長く冷たい眠り
・久々に北川歩実の復活が嬉しかった年でしたね。「天使の歌声」もよかった。

離れた家
・数学者だけあってか、緻密なアリバイトリックがすばらしかった。

新本格もどき
・あれだけ制約の多い中で各短編の伏線、全体の為の伏線を埋め込んでいる頑張りっぷりに

私の男
・ミステリーとは言えないけど赤朽葉家よりもこっちを

天帝のつかわせる御矢
・シリーズでやられた(変な中毒性あり)。

217 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 03:53:13 ID:sLzyUeQ2

【海外編】10票

1位 アン・クリーヴス「大鴉の啼く冬」34P
2位 セオドア ロスコー「死の相続」28P
3位 ヘニング・マンケル「目くらましの道」23P
4位 ポール・アルテ「狂人の部屋}22P
5位 ウィリアム・ブリテン「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」18P
5位 ヘンリー・ウェイド「議会に死体」18P
5位 スーザン・ギルラス「蛇は嗤う」18P
8位 マージェリー・アリンガム「クロエへの挽歌」16P
9位 D・M・ディヴィアン「悪魔はすぐそこに」15P
9位 グラディス・ミッチェル「ウォンドルズ・パーヴァの謎」15P

218 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 03:54:49 ID:sLzyUeQ2

12P
ジョゼフ・ウォンボー「ハリウッド警察25時」

10P
ポール・ドハティー「赤き死の訪れ」
ピーター・トレイメン「幼き子らよ、我がもとへ」
ブライアン・フリーマン「インモラル」
コーマック・マッカーシー「血と暴力の国」

9P
ロバート・シェイ&ロバート・A・ウィルスン「イルミナティ」
ロバート・トゥーイ 「物しか書けなかった物書き」
ロバート・ファン・ヒューリック「東方の黄金」

8P
マイケル・イネス「アリントン邸の怪事件」
シーバリー・クイン「グランダンの怪奇事件簿」
マシュー・パール「ポー・シャドウ」
ウィリアム・ランデイ 「ボストン・シャドウ」
ジャック・リッチー「ダイヤルAを回せ」

219 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 03:56:49 ID:sLzyUeQ2

7P
マイケル・イネス「証拠は語る」
クリストファー・ブッシュ「失われた時間」
P・D・ジェイムズ「灯台」
マルコス・M・ビジャトーロ「殺人図像学」
レジナルド・ヒル「異人館」
ジャネット・ターナー・ホスピタル「暗号名サラマンダー」
エドワード・D・ホック「サム・ホーソンの事件簿后
クレイグ・ラッセル「血まみれの鷲」

6P
エドガー・ウォーレス「正義の四人/ロンドン大包囲網」
ミネット・ウォルターズ「病める狐」
トマス・H・クック「石のささやき」

5P
サラ・ウォーターズ「夜愁」
ジェス ウォルター「市民ヴィンス」
ジャック カーリイ「デス・コレクターズ」
セバスチャン・フィツェック「治療島」
クリストファー・プリースト「双生児」
ジョン・ロード 「ハーレー街の死」

225 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 08:32:33 ID:sLzyUeQ2

大鴉の啼く冬
・現代本格の去年の収穫

死の相続
・読後、本ミス1位を確信した

狂人の部屋
・いい加減くどい気もするが好きなので
・コンスタントに出るのは嬉しい

ジョン・ディクスン・カーを読んだ男
・ 今回まとめて読んで面白かった

蛇は嗤う
・意外な掘り出し物

ウォンドルズ・パーヴァの謎
・ミッチェル好きなんで

226 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 08:47:16 ID:sLzyUeQ2

ハリウッド警察24時
・「あなたに不利な証拠として」に感銘を受けた人は必読!

幼き子らよ、我がもとへ
・ひそかにこのシリーズ気に入っているのだが世間の反応が薄い

物しか書けなかった物書き
・こういう異色作家な短編集は好きです

グランダンの怪奇事件簿
・叢書は編者の悪評で損をしているのが残念

ポー・シャドウ」
・「ダンテ・クラブ」がまぐれじゃないなと

ダイヤルAを回せ
・三冊目となるといい加減くどいが好きなので

異人館
・ヒル健在

サム・ホーソンの事件簿
・五冊目となるといい加減くどいが好きなので

正義の四人/ロンドン大包囲網
・こんな古い作品にも面白い物があるんだと思った

石のささやき
・クック健在

治療島
・ドイツのミステリーてのも珍しい

227 名前:奇跡島の集計人 ◆HAGEkUFLrE [sage] 投稿日:2008/01/21(月) 08:50:33 ID:sLzyUeQ2

以上です。海外ランキングができてよかった

228 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2008/01/21(月) 09:40:39 ID:0JjLQ2tu

まとめ乙です

(いい意味で)若い人向けのランキングになった印象

229 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2008/01/21(月) 12:28:22 ID:i1j1Bv7T

集計人ハゲさん乙w
首無ぶっちぎりでしたね。これほどダントツなんは来年以降もないんじゃないのかな。

261 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2008/11/11(火) 22:59:30 ID:HSzcf2+i

そろそろベストの季節が近づいてきたな。
集計人希望の方は準備しといて下さいね。
主な作品を列記してもらえると助かります。

262 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/11/12(水) 05:46:50 ID:dcxwk6lE

こんなこと言われると準備したくなくなる。

266 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/12/08(月) 00:55:35 ID:+r2iBEZc

◆HAGEkUFLrE氏がこないが去年と同じルールで投票はじめちゃいます。


毎年恒例のこのミステリーがすごい! のルール(一部変更アリ)でミステリ板の
このミスを作ろうという投票企画スレです。ルールを確認の上でご参加下さい。


【以下のルールを守ってください】
・投票スレの>>1-3は無視してください。
・対象は奥付表記で2007年11月〜2008年10月の期間内に発行された広義のミステリー作品。
・6作品以内で順位をつけて投票すること。
・必ずしも6作挙げる必要はなく、1作でも投票可とするが、上記のように順位はつけること。
・1位=10点、2位=9点〜6位=5点で集計。
・国内作品と海外作品は別々に投票する。
・各作品に一行以上の総評必須(ネタバレ禁止)
・宝島社の作品は対象内
・投票期間は12月8日〜1月20日まで

テンプレです
1位,
2位,
3位,
4位,
5位,
6位,

<総評>

267 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/12/08(月) 00:57:32 ID:+r2iBEZc

このミステリーがすごい! 国内編

01位 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
02位 『ジョーカー・ゲーム』 柳広司
03位 『完全恋愛』 牧薩次
04位 『告白』 湊かなえ
05位 『新世界より』 貴志祐介
06位 『カラスの親指』 道尾秀介
07位 『黒百合』 多島斗志之
08位 『山魔の如き笑うもの』 三津田信三
09位 『ディスコ探偵水曜日』 舞城王太郎
10位 『ラットマン』 道尾秀介
11位 『テンペスト』 池上永一
12位 『傍聞き』 長岡弘樹
13位 『決壊』 平野啓一郎
14位 『きのうの世界』 恩田陸
14位 『芝浜謎噺』 愛川晶
14位 『ありふれた死因』 芦川澄子
17位 『TOKYO BLACKOUT』 福田和代
18位 『聖女の救済』 東野圭吾
19位 『聖域』 大倉崇裕
20位 『退出ゲーム』 初野晴
20位 『倒立する塔の殺人』 皆川博子

268 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/12/08(月) 00:58:22 ID:+r2iBEZc

本格ミステリ・ベスト10 国内編

01位 『山魔の如き嗤うもの』 三津田信三
02位 『ラットマン』 道尾秀介
03位 『完全恋愛』 牧薩次
04位 『聖女の救済』 東野圭吾
05位 『青銅の悲劇』 笠井潔
06位 『裁判員法廷』 芦辺拓
06位 『妃は船を沈める』 有栖川有栖
08位 『ペガサスと一角獣薬局』 柄刀一
09位 『エコール・ド・パリ殺人事件』 深水黎一郎
10位 『官能的』 鳥飼否宇
10位 『狐火の家』 貴志祐介
12位 『ジョーカー・ゲーム』 柳広司
13位 『君の望む死に方』 石持浅海
14位 『遠海事件』 詠坂雄二
15位 『芝浜謎噺』 愛川晶
16位 『カラスの親指』 道尾秀介
17位 『犯罪ホロスコープ機戞)〃鈬殿析
18位 『黒百合』 多島斗志之
19位 『しらみつぶしの時計』 法月綸太郎
20位 『堕天使拷問刑』 飛鳥部勝則

269 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/12/08(月) 01:00:17 ID:+r2iBEZc

週刊文春ミステリ・ベスト10 国内編

01位 『告白』 湊かなえ
02位 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
03位 『ジョーカー・ゲーム』 柳広司
04位 『ラットマン』 道尾秀介
05位 『聖女の救済』 東野圭吾
06位 『完全恋愛』 牧薩次
06位 『山魔の如き嗤うもの』 三津田信三
08位 『黒百合』 多島斗志之
09位 『新世界より』 貴志祐介
10位 『カラスの親指』 道尾秀介

270 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/12/08(月) 01:00:55 ID:+r2iBEZc

ミステリが読みたい! 国内編

01位 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
02位 『山魔の如き嗤うもの』 三津田信三
03位 『告白』 湊かなえ
04位 『カラスの親指』 道尾秀介
05位 『おそろし』 宮部みゆき
05位 『ラットマン』 道尾秀介
07位 『相棒』 五十嵐貴久
08位 『ジョーカー・ゲーム』 柳広司
09位 『もう誘拐なんてしない』 東川篤哉
10位 『ディスコ探偵水曜日』 舞城王太郎

PLAYBOYミステリー大賞 国内編

01位 『新世界より』 貴志祐介
02位 『きのうの世界』 恩田陸
03位 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
04位 『ラットマン』 道尾秀介
05位 『鼻』 曽根圭介
06位 『ジョーカーゲーム』 柳広司
06位 『完全恋愛』 牧薩次
08位 『芝浜謎噺』 愛川晶
09位 『羊の目』 伊集院静
10位 『告白』 湊かなえ

271 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/12/08(月) 01:06:19 ID:+r2iBEZc

このミステリーがすごい! 海外編

01位 『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス
02位 『フロスト気質』 R・D・ウィングフィールド
03位 『運命の日』 デニス・ルヘイン
04位 『20世紀の幽霊たち』 ジョー・ヒル
05位 『スリーピング・ドール』 ジェフリー・ディーヴァー
06位 『タンゴステップ』 ヘニング・マンケル
07位 『冬そして夜』 S・J・ローザン
08位 『最高の銀行強盗のための47ヶ条』 トロイ・クック
09位 『荒野のホームズ』 スティーヴ・ホッケンスミス
10位 『ウォリス家の殺人』 D・M・ディヴァイン
11位 『深海のYrr』 フランク・シェッツィング
12位 『北東の大地』スコット・ウォルヴン
13位 『ザ・ロード』コーマック・マッカーシー
14位 『極限捜査』オレン・スタインハウアー
15位 『ラジオキラー』セバスチャン・フィツェック
16位 『霧と雪』 マイケル・イネス
16位 『道化の町』 ジェイムズ・パウエル
18位 『狂犬は眠らない』 ジェイムズ・グレイディ
19位 『ナポレオン剃刀の冒険』 エラリー・クイーン
20位 『ダルジールの死』 レジナルド・ヒル

272 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/12/08(月) 01:16:43 ID:5YzroKj8

ID:+r2iBEZcさん、乙です!

1位,『造花の蜜』 連城三紀彦
2位,『完全恋愛』 牧薩次
3位,『告白』 湊かなえ
4位,『退出ゲーム』 初野晴
5位,『ジョーカー・ゲーム』 柳広司
6位,『カラスの親指』 道尾秀介

<総評>
毎年不作という意見が見受けられますが、今年は文句無く豊作でした。
残念だったのが10月発売された良作を読みきれなかったこと。
その中でも、各誌の対象には遅すぎた『造花の蜜』が個人的に最高でした。
せめてこのスレでは1位になってほしいw

274 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/12/08(月) 12:12:35 ID:tI+ChASf

>>273別人ですが協力します

週刊文春ミステリ・ベスト10 海外編

01位 『フロスト気質』 R・D・ウィングフィールド
02位 『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス
03位 『スリーピング・ドール』 ジェフリー・ディーヴァー
04位 『20世紀の幽霊たち』 ジョー・ヒル
05位 『運命の日』 デニス・ルヘイン
06位 『冬そして夜』 S・J・ローザン
07位 『ザ・ロード』コーマック・マッカーシー
08位 『ウォリス家の殺人』 D・M・ディヴァイン
09位 『深海のYrr』 フランク・シェッツィング
10位 『狂犬は眠らない』 ジェイムズ・グレイディ


ミステリが読みたい! 海外編

01位 『運命の日』 デニス・ルヘイン
02位 『フロスト気質』 R・D・ウィングフィールド
03位 『ザ・ロード』コーマック・マッカーシー
04位 『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス
05位 『深海のYrr』 フランク・シェッツィング
06位 『ブルー・ヘヴン』 C・J・ボックス
06位 『ウォッチメーカー』 ディーヴァー
08位 『ロミオ』 ロバート・エリス
09位 『タンゴステップ』 ヘニング・マンケル
10位 『ダルジールの死』 レジナルド・ヒル

早川の「ミス読み」は対象刊行期間が微妙に他社ベストとズレてるので
『ウォッチメーカー』が今年の対象内だったりで違和感あるんだよな

275 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/12/08(月) 15:38:02 ID:I1WE9uyE

本格ミステリ・ベスト10 海外編

01位 『ウォリス家の殺人』 D・M・ディヴァイン
02位 『霧と雪』 マイケル・イネス
03位 『七番目の仮説』 ポール・アルテ
04位 『ナポレオンの剃刀の冒険』 エラリー・クイーン
05位 『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』 ギルバート・アデア
06位 『ケンブリッジ大学の殺人』 グリン・ダニエル
07位 『ポッターマック氏の失策』 R・オースティン・フリーマン
08位 『道化の町』 ジェイムズ・パウエル
09位 『検死審問−インクエスト』 パーシヴァル・ワイルド
10位 『絞首人の手伝い』 ヘイク・タルボット


IN-POCKET 各部門総合(読者投票+作家+翻訳・評論家)

01位 『フロスト気質』 R・D・ウィングフィールド
02位 『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス
03位 『深海のYrr』 フランク・シェッツィング
04位 『異邦人』 パトリシア・コーンウェル
04位 『ウォリス家の殺人』 D・M・ディヴァイン
04位 『還らざる日々』 ロバート・ゴダード
07位 『20世紀の幽霊たち』 ジョー・ヒル
08位 『タンゴステップ』 ヘニング・マンケル
09位 『新訳シャーロック・ホームズ全集』 アーサー・コナン・ドイル
10位 『狂犬は眠らない』 ジェイムズ・グレイディ

9位ドイルのホームズってなんだよ!と思ったら新訳だから対象内なのね
インポケは各部門別に分かれていて読者部門だけはホームズが上位にきた

278 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/12/08(月) 23:24:17 ID:+r2iBEZc

PLAYBOYミステリー大賞 海外編

01位 『深海のYrr』 フランク・シェッツィング
02位 『ザ・ロード』 コーマック・マッカーシー
03位 『20世紀の幽霊たち』 ジョー・ヒル
04位 『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス
05位 『狂犬は眠らない』 ジェイムズ・グレイディ
06位 『荒野のホームズ』 スティーヴ・ホッケンスミス
06位 『運命の日』 デニス・ルヘイン
08位 『蒸気駆動の少年』 ジョン・スラデック
09位 『最高の銀行強盗のための47ヶ条』 トロイ・クック
10位 『道化の町』 ジェイムズ・パウエル

282 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2008/12/15(月) 20:46:22 ID:RoxUJm34

1位,『ランポール弁護に立つ』 ジョン・モーティマー
2位,『道化の死』 ナイオ・マーシュ
3位,『不思議なミッキー・フィン』 エリオット・ポール
4位,『踊るドルイド』 グラディス・ミッチェル
5位,『サファリ殺人事件』 エルスペス・ハクスリー
6位,『タナスグ湖の怪物』 グラディス・ミッチェル

<総評>昨年は不作だった海外古典だが今年は豊作だったのでは?
直球ド本格なら断然マーシュだが、1位はランポール弁護士で。
本格とはちょっと違うのだが味わいのある話が面白かった。
今年はミッチェルが各社計三冊も出たのには驚いた。
長崎出版の「ワトスン」だけはちょっと落ちるが。

286 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/01/01(木) 17:52:35 ID:V2SwNR5j

1位,山魔の如き嗤うもの
2位,新世界より
3位,ラットマン
4位,少女ノイズ
5位,1/2の騎士
6位,ペガサスと一角獣薬局

<総評>
1は首無に勝るとも劣らない傑作。終盤のしつこいぐらいのどんでん返しに満腹。
2は上巻だけなら1位だった。余りの面白さに一気読みして慌てて下巻買いに走ったね。
3は作者の仕掛けにまんまとやられたね。アレはやられるよお見事。
4はなんとなくGOTH思い出した。本格好きも楽しめるよ。
5構成が良くできてる作品。ファンタジーだがミステリー好きも楽しめるはず。
6は本格短編集の傑作。堪能しました。

289 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/01/04(日) 11:58:03 ID:UfYW2yN9

1位,『山魔の如き嗤うもの』 三津田信三
2位,『造花の蜜』 連城三紀彦
3位,『カラスの親指』 道尾秀介
4位,『ラットマン』 道尾秀介
5位,『トスカの接吻』 深水黎一郎
6位,『十三回忌』 小島正樹

<総評>
正月休みも終わりだし去年の総括をします。
山魔というかこのシリーズは毎年1位にしてます。
個人的にこの雰囲気がすきです。
連城さんは久しぶりの新作だったけど面白かったです。
読者を惑わせる仕掛けは一級品です。
道尾作品は向日葵が合わなくてそれ以降読んでなかったんですが、
勧められて読んだラットマンが大変面白かったです。
仕掛けも優れてるし読み終えた後胸が熱くなりました。
2作ランクインしましたが大技が光るカラスを上にしました。
技巧はラットの方が優れてますが、
小説自体の出来はこっちが上でしょう。
深水作品はエコールよりトスカを選びました。
三津田作品のような派手さはないですが、
細かい技巧を凝らした秀作でしょう。
オペラに詳しければもっと上の順位だったでしょうね。
6位の作品は最後の一撃もそうなんですが、
それまでのコード型本格が好みです。
ただ探偵役に魅力がないのが欠点ですね。

290 名前:名無しのオプ[age] 投稿日:2009/01/10(土) 11:33:33 ID:BZN84i5f

締め切りまで10日age

318 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/01/16(金) 23:58:34 ID:yiyDyO8/

なんだか酷いことになってしまったけど、未読積読消化したので一応投稿

1『聖女の救済』
2『倒立する塔の殺人』
3『完全恋愛』
4『山魔の如き嗤うもの』
5『妃は船を沈める』
6『しらみつぶしの時計』

1空前の大ブームの中、こんな馬鹿トリック一発な本格が来てくれたことに感動
2おばあちゃん頑張った
3おじいちゃん頑張った
4去年よりは落ちるけど、ド本格では出色の出来
5作家アリスでは久々のヒット、前半の「猿の手」が素晴らしかった
6正直なところ信者補正だけど、好きなんで

なんだか名のある人ばっかになったけど「少女ノイズ」「退出ゲーム」「ジョーカー・ゲーム」あたり
結構初めて読んで拾い物だった作家さんなんかも多くて
これこそ1位!みたいに大嵌りした作品こそないものの、08年は概ね満足でしたね

325 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/01/19(月) 01:35:34 ID:otPuvh1B

1位『ラットマン』道尾秀介
2位『聖女の救済』東野圭吾
3位『遠海事件』詠坂雄二
4位『名前探しの放課後』辻村深雪
5位『ようこそ無目的室へ』在原竹広

1は文句なしに1位。「シャドウ」だけかと思ってたけど、これで一皮むけた。直木賞は残念だったね。
2はブームの中、世間体など気にせず投げてくれたド本格。前作には及ばんけど、やっぱ東野はすごいと思った。
3はあの禍々しい雰囲気の中で語られるくそまじめなロジックが笑えた。しかも上質。
4はあんまり評価されてないけど、いい出来だよ。近年の青春ミステリものならベスト。
5はラノベ。だからといって無視はしないでほしい作品。本格ファンは必読書。
時点は湊かなえ『告白』。一発屋じゃないことを祈る。

338 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/01/30(金) 12:31:16 ID:i8SQ8dR2

1「もう誘拐なんてしない」東川篤也
2「官能的」鳥飼否宇
3「告白」湊かなえ
4「退出ゲーム」初野晴
5「芝浜謎噺」愛川晶
6「モダンタイムス」伊坂

1、テンポがよかったです。
2、ばか丸出しが読んでて心地良いです。この人は最終章でひっくり返すけど蛇足に感じます。
3、途中のだるさが気になり、最後まで集中力が持ちませんでした。
4、米澤不在の穴埋めを果たした気がします。2つ目の話がとても素敵でした。
5、ひとつひとつがとても濃密でした
6、漂う不穏な雰囲気が好きですが、後半はややぐだぐだっだったかも。

339 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2009/01/31(土) 00:15:56 ID:esqIxZsx

1「告白」湊かなえ
2「黒百合」多島斗志之
3「完全恋愛」牧薩次
4「耳をふさいで夜を走る」石持浅海
5「裁判員法廷」芦辺拓
6「退出ゲーム」初野晴

1、新人賞受賞という好機を最大限生かして生まれた作品だと感じた。
こういう悪ノリは個人的にかなり好きです。
2、ミステリ的な仕掛けで驚かされた作品としてはこれがベスト。
このスレでの評価が低いのは新本格の衣を纏っていないせいか?
3、味わい深いキャラが多くて読み応えがあり、ミステリとしても面白い。
4、これもなかなかの悪ノリ作品。勢いで読めました。著者の新境地では。
5、制約が多いフォーマットの中でこれだけの驚きを与えられるのは凄い。
6、僕も二話目が好きです。文章も平凡すぎず凝りすぎずで上手いなあと思う。

346 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 18:02:47 ID:Vif1ka+x

特に海外はあまり読んでいないのですが、枯れ木も山の賑わいということで……。

〈国内〉
1.『エコール・ド・パリ殺人事件』深水黎一郎
2.『山魔の如き嗤うもの』三津田信三
3.『官能的 四つの狂気』鳥飼否宇
4.『君の望む死に方』石持浅海
5.『堕天使拷問刑』飛鳥部勝則
6.『モザイク事件帳』小林泰三

1〜3.のコメントはここ↓に書いたので省略。
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/text/2008best.html
4.前作以上に倒叙ミステリの形式をひねり倒した意欲作。
5.やりたい放題やっておきながら最後にきれいにまとめてしまう豪腕。
6.邪悪な鬼才がミステリのお題をおもちゃにした怪作。


〈海外〉
1.『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』ギルバート・アデア
2.『七番目の仮説』ポール・アルテ
3.『ウォリス家の殺人』D.M.ディヴァイン
4.『紫雲の怪』ロバート・ファン・ヒューリック

1〜3.については同上。
4.シリーズ随一の複雑怪奇な構図と多重解決風の展開が見事。

351 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 23:08:52 ID:wUOBOAS/

1位,『冬そして夜』S.J. ローザン
2位,『運命の日』 デニス・ルヘイン
3位,『フロイド気質』R.D. ウィングフィールド
4位,『チャイルド55』トム・ロブ・スミス
5位,『深海のYrr』フランク・シェッツィング
6位,『スリーピングドール』ジェフリー ディーヴァー

<総評>
1位,アメリカの学生達の腐った部分を(日本人にはそう思える)
  描いた重苦しいけど傑作だと思う。
2位,家族と友を描いた大作だった。
3位,様々な難題がこれでもかと押し寄せるあたりがよかった。
4位,元ネタがあったことに驚愕。
  スターリン支配下のロシアという連続殺人を否定する条件が、言葉は悪いが面白かった。
5位,超大作にして作者が美形。でもって、ハリウッド映画化か……。
6位,題名が合っていなかった気がする。キネシクスは最強すぎ。

今回初めて、翻訳物に投票できてよかった。
もうちょっと、マイナー作にも手を出せたらな。

352 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2009/01/31(土) 23:48:50 ID:VynzHoAk

<海外>

1、「ラジオ・キラー」セバスチャン・フィツェック
2、「ウォリス家の殺人」D・M・ディヴァイン
3、「赤き死の香り」ジョナサン・ラティマー
4、「ロミオ」ロバート・エリス
5、「ナツメグの味」ジョン・コリア
6、「アトラスの使徒」サム・ボーン

「総評」
1は文句無しの傑作エンターテイメント。これだけのものを書く作家が
まさかドイツから現れようとは。
相変わらず高水準の2。あの伏線は解んねー。残りもどんどん邦訳して。
3はハードボイルドでありロマンティックコメディであり
そしてちょっぴり本格風味も。万人にお薦め出来ると思う。
4は装丁や粗筋で敬遠してる人がいるかも知れないが、是非読んで欲しい。
読後良い意味で裏切られたと感じるはず。
独特の世界観に浸れた5は近年の奇妙な味系短編集の白眉かも。
6は壮大なホラ話或いは究極のバカミス。インパクトを買って投票。
しかし自分以外に挙げる人がいるとは思わなかったw。
この他には「八一三号車室にて」や「荒野のホームズ」等が良かった。

353 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2009/01/31(土) 23:57:39 ID:Of7RZTyT

346は黄金の羊毛亭の管理人さんですか?
だったら感激。
いつも参考にさせてもらってます。

355 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:17:24 ID:FZYB+DGv

2chが選ぶこのミステリーがすごい!2009年版 国内編 【23票】

>>272,277,285,286,288,289,293,301,306,312
>>316,318,322,325,330,335,338,339,343,345
>>346,349,354

1 位 (119pt) 『山魔の如き笑うもの』 三津田信三
2 位 (96pt) 『ラットマン』 道尾秀介
3 位 (67pt) 『堕天使拷問刑』 飛鳥部勝則
4 位 (64pt) 『完全恋愛』 牧薩次
5 位 (44pt) 『造花の蜜』 連城三紀彦
6 位 (37pt) 『エコール・ド・パリ殺人事件』 深水黎一郎
7 位 (35pt) 『新世界より』 貴志祐介
8 位 (34pt) 『少女ノイズ』 三雲岳斗
9 位 (31pt) 『告白』 湊かなえ
9 位 (31pt) 『ディスコ探偵水曜日』 舞城王太郎
11位 (30pt) 『官能的 四つの狂気』 鳥飼否宇
11位 (30pt) 『退出ゲーム』 初野晴
13位 (29pt) 『聖女の救済』 東野圭吾
14位 (27pt) 『1/2の騎士 harujion』 初野晴
15位 (25pt) 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
16位 (24pt) 『ジョーカー・ゲーム』 柳広司
17位 (22pt) 『カラスの親指』 道尾秀介
18位 (21pt) 『狐火の家』 貴志祐介
19位 (20pt) 『遠海事件』 詠坂雄二
20位 (19pt) 『君の望む死に方』 石持浅海

356 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:18:03 ID:FZYB+DGv

21位 (15pt) 『黒百合』 多島斗志之
22位 (14pt) 『青銅の悲劇 瀕死の王』 笠井潔
23位 (13pt) 『十三回忌』 小島正樹
24位 (12pt) 『裁判員法廷』 芦辺拓
25位 (10pt) 『もう誘拐なんてしない』 東川篤也
26位 ( 9pt) 『弥勒世』 馳星周
26位 ( 9pt) 『倒立する塔の殺人』 皆川博子
26位 ( 9pt) 『ドリーミング・オブ・ホーム&マザー』 打海文三
26位 ( 9pt) 『肺魚楼の夜』 谺健二
26位 ( 9pt) 『流星の絆』 東野圭吾
31位 ( 8pt) 『七つの海を照らす星』 七河迦南
32位 ( 7pt) 『名前探しの放課後』 辻村深月
32位 ( 7pt) 『みなさん、さようなら』 久保寺健彦
32位 ( 7pt) 『耳をふさいで夜を走る』 石持浅海
32位 ( 7pt) 『傍聞き』 長岡弘樹
36位 ( 6pt) 『妃は船を沈める』 有栖川有栖
36位 ( 6pt) 『賢者の贈り物』 石持浅海
36位 ( 6pt) 『芝浜謎噺』 愛川晶
36位 ( 6pt) 『トスカの接吻』 深水黎一郎
36位 ( 6pt) 『ようこそ無目的室へ』 在原竹広
41位 ( 5pt) 『きのうの世界』 恩田陸
41位 ( 5pt) 『しらみつぶしの時計』 法月綸太郎
41位 ( 5pt) 『ペガサスと一角獣薬局』 柄刀一
41位 ( 5pt) 『とある飛空士への追憶』 犬村小六
41位 ( 5pt) 『ファイナル・ゲーム』 黒武洋
41位 ( 5pt) 『モザイク事件帳』 小林泰三
41位 ( 5pt) 『モダンタイムス』 伊坂幸太郎

362 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 02:39:01 ID:FZYB+DGv

『山魔の如き笑うもの』 三津田信三
・山魔は首無には劣るが終盤の怒涛の謎解きには近作も唸らされた。
・首無に勝るとも劣らない傑作。終盤のしつこいぐらいのどんでん返しに満腹。
・山魔というかこのシリーズは毎年1位にしてます。個人的にこの雰囲気がすきです。
・去年よりは落ちるけど、ド本格では出色の出来
・文章がとっつきにくいとは思わない俺にとって三津田は神。
 山魔も文句なしの傑作。どんでん返しの連続に酔った。
・傑作ホラーミステリ・シリーズ第4弾。大量の伏線が回収される怒涛の解決が圧巻。
・細かい伏線と過剰なほどのどんでん返しに酔った。誤植は萎えた。
・毎度の事ながら前半やつぎばやに飛び出す怪奇趣味が後半
 バシバシ解かれていく様に酔う。本当凄いわこの人。

『ラットマン』 道尾秀介
・1位には完全に騙されたラットマンを。道尾の今の所の最高傑作だと思う。
・思わずやられたーと叫びたくなる『ラットマン』が1位かな。
・作者の仕掛けにまんまとやられたね。アレはやられるよお見事。
・道尾作品は向日葵が合わなくてそれ以降読んでなかったんですが、勧められて読んだ
 ラットマンが大変面白かったです。仕掛けも優れてるし読み終えた後胸が熱くなりました。
・文句なしに1位。「シャドウ」だけかと思ってたけど、これで一皮むけた。直木賞は残念だったね。
・わかっていてもやられる快感。
・僕の中では飛びぬけて面白かった。上手いとしかいいようがない。
・騙されないぞど構える人に勧めたい傑作。

『堕天使拷問刑』 飛鳥部勝則
・完全に好みだったので。あのぶっとびよう好きですw
・個人的にかなりツボだった。
・おもしろさ、すごさでいけばここ数年の癸韻世諭
・意外とまっとうな本格。
・キワモノと思われがちだがまっとうな本格。
 個人的にはもっとキワモノしてくれたほうがいいんだけど。
・やりたい放題やっておきながら最後にきれいにまとめてしまう豪腕。
・世界観がぶっ飛び過ぎてるけど、ネタとしてはかなり衝撃的だった。ホラーガイドも良い。

363 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 02:39:41 ID:FZYB+DGv

『完全恋愛』 牧薩次
・個人的にかなりツボだった。
・おじいちゃん頑張った
・大御所が守りに入らず現代のミステリに挑んだ名作。
 道尾秀介はもちろん西尾維新までターゲットにいれてる感が。
・味わい深いキャラが多くて読み応えがあり、ミステリとしても面白い。

『造花の蜜』 連城三紀彦
・各誌の対象には遅すぎた『造花の蜜』が個人的に最高でした。
・連城さんは久しぶりの新作だったけど面白かったです。読者を惑わせる仕掛けは一級品です。
・まるで新人並に飛ばしまくり。誘拐ものオールタイムベスト級の傑作。
 確かにラストのアレは完成度を落としてる。でもこのミステリ魂をあえて支持したい。

『エコール・ド・パリ殺人事件』 深水黎一郎
・事件と美術史が見事に絡み合っていた。
・一見地味で手堅い雰囲気の陰に大胆で意欲的な仕掛けを潜ませた傑作。

『新世界より』 貴志祐介
・上巻だけなら1位だった。余りの面白さに一気読みして慌てて下巻買いに走ったね。
・大作ながら時間を忘れて貪り読んだ。世界観に惹かれた。
・問答無用に面白い。自走式図書館タソ萌え。

『少女ノイズ』 三雲岳斗
・なんとなくGOTH思い出した。本格好きも楽しめるよ。
・ラノベ風ミステリ。
・全く期待してなかったけど面白かったので逆に点が甘くなったかな。
・飛び抜けて面白い話はないけど全部読み終えると面白かったなと思えた。

『告白』 湊かなえ
・一発屋じゃないことを祈る。
・途中のだるさが気になり、最後まで集中力が持ちませんでした。
・新人賞受賞という好機を最大限生かして生まれた作品だと感じた。こういう悪ノリは個人的にかなり好きです。

364 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 02:40:11 ID:FZYB+DGv

『ディスコ探偵水曜日』 舞城王太郎
・どこを切ってもトンデモ。後半に至ってはバカSF。だけど「愛」が物語を支えた。
・延々と続く推理合戦が楽しかった。後半のSF展開はちょっとだけど
・ディスコ探偵は愛

『官能的 四つの狂気』 鳥飼否宇
・色々としびれた…。
・ばか丸出しが読んでて心地良いです。この人は最終章でひっくり返すけど蛇足に感じます。
・増田助教授の変態ぶりと、“変態の論理”に基づく超絶推理が凄まじい、文句なしのバカミス。

『退出ゲーム』 初野晴
・米澤不在の穴埋めを果たした気がします。2つ目の話がとても素敵でした。
・僕も二話目が好きです。文章も平凡すぎず凝りすぎずで上手いなあと思う。

『聖女の救済』 東野圭吾
・空前の大ブームの中、こんな馬鹿トリック一発な本格が来てくれたことに感動
・ブームの中、世間体など気にせず投げてくれたド本格。
 前作には及ばんけど、やっぱ東野はすごいと思った。
・そつなくまとめた感じ。驚愕することはないけど安定した面白さです。

『1/2の騎士 harujion』 初野晴
・構成が良くできてる作品。ファンタジーだがミステリー好きも楽しめるはず。
・退出ゲームもいいけど特殊な世界観を見事に生かしたこっちを。
 今年の2作で最も次が楽しみな作家に。
・全く期待してなかったけど面白かったので逆に点が甘くなったかな。
・初野は今年最も期待できる作者。この作品は文句なしの良本格。
 カバーなどでスルーしてる本格好きは読まないと損だよ。

『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
・今更だけど本当に良かった。ついに伊坂が一皮むけた。
・ささやかな抵抗と友情についての物語。もう戻れなくても残るものはある。
・ゴールデンスランバーは対抗

365 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 02:41:15 ID:FZYB+DGv

『ジョーカー・ゲーム』 柳広司
・ジョーカーゲームは硬派
・良作が多い。長編が読みたいけどこのレベルを維持できるか?
・スパイもので短編集という難業に挑戦した意気を買う。

『カラスの親指』 道尾秀介
・(道尾作品は)2作ランクインしましたが大技が光るカラスを上にしました。
 技巧はラットの方が優れてますが、小説自体の出来はこっちが上でしょう。
・カラスの親指は絆

『狐火の家』 貴志祐介
・貴志は新世界よりも力作だけど、一編で長編分の満足感が味わえる狐火の家に。

『遠海事件』 詠坂雄二
・あの禍々しい雰囲気の中で語られるくそまじめなロジックが笑えた。しかも上質。

『君の望む死に方』 石持浅海
・構成の勝ち。
・そつなくまとめた感じ。驚愕することはないけど安定した面白さです。
・前作以上に倒叙ミステリの形式をひねり倒した意欲作。

『黒百合』 多島斗志之
・感傷コンパスは今作のための前哨戦だった。ザコ呼ばわりする奴には分からない名人芸。
・ミステリ的な仕掛けで驚かされた作品としてはこれがベスト。
 このスレでの評価が低いのは新本格の衣を纏っていないせいか?

『十三回忌』 小島正樹
・最後の一撃もそうなんですが、それまでのコード型本格が好みです。
 ただ探偵役に魅力がないのが欠点ですね。
・如何にも島荘の直弟子らしい作風でミステリーもドラマも良かった。
 ただこれ以上は師匠に似ないでね。

366 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 02:42:27 ID:FZYB+DGv

『裁判員法廷』芦辺拓
・制約が多いフォーマットの中でこれだけの驚きを与えられるのは凄い。
・タイムリーなテーマで見事な本格に仕上がっている。
 作者の狙いにまんまとはまった。

『もう誘拐なんてしない』 東川篤也
・テンポがよかったです。

『弥勒世』 馳星周
・大作ながら時間を忘れて貪り読んだ。圧倒的な重さに惹かれた。

『倒立する塔の殺人』 皆川博子
・おばあちゃん頑張った

『肺魚楼の夜』 谺健二
・久々の新作だったが面白かった。まさか本当にアレが……という驚き。
 そして……。

『流星の絆』 東野圭吾
・エンタメ小説としては言うことない出来。

『七つの海を照らす星』 七河迦南
・新人とは思えない。読み応えもあり仕掛けもいい。

『名前探しの放課後』 辻村深月
・あんまり評価されてないけど、いい出来だよ。近年の青春ミステリものならベスト。

『みなさん、さようなら』 久保寺健彦
・ジャンル外な気もするけど、団地内冒険小説ということでひとつ。

『耳をふさいで夜を走る』 石持浅海
・これもなかなかの悪ノリ作品。勢いで読めました。著者の新境地では。

367 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 03:14:32 ID:FZYB+DGv

『傍聞き』 長岡弘樹
・傍聞きは発見

『妃は船を沈める』 有栖川有栖
・作家アリスでは久々のヒット、前半の「猿の手」が素晴らしかった

『賢者の贈り物』 石持浅海
・玉石混交というか多彩なラインアップ。
 結末もいいけど侃々諤々意見を戦わせる過程が楽しい。

『芝浜謎噺』 愛川晶
・ひとつひとつがとても濃密でした。

『トスカの接吻』 深水黎一郎
・深水作品はエコールよりトスカを選びました。
 三津田作品のような派手さはないですが、細かい技巧を凝らした秀作でしょう。
 オペラに詳しければもっと上の順位だったでしょうね。

『ようこそ無目的室へ』 在原竹広
・ラノベ。だからといって無視はしないでほしい作品。本格ファンは必読書。

『きのうの世界』 恩田陸
・きのうの世界は神話

『しらみつぶしの時計』 法月綸太郎
・正直なところ信者補正だけど、好きなんで

『ペガサスと一角獣薬局』 柄刀一
・本格短編集の傑作。堪能しました。

『とある飛空士への追憶』 犬村小六
・ラノベだがど真ん中ストライクの冒険小説っぷりにしびれた。

368 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 03:15:02 ID:FZYB+DGv

『ファイナル・ゲーム』 黒武洋
・デスゲーム枠。『出口なし』と迷ったが小説としての体を
 幾分成しているこちらに。人には薦めません。

『モザイク事件帳』 小林泰三
・邪悪な鬼才がミステリのお題をおもちゃにした怪作。

『モダンタイムス』 伊坂幸太郎
・漂う不穏な雰囲気が好きですが、後半はややぐだぐだっだったかも。

357 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:18:34 ID:FZYB+DGv

2chが選ぶこのミステリーがすごい!2009年版 海外編 【8票】

>>282,287,312,331,344,346,351,352

1 位 (24pt) 『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス
2 位 (20pt) 『冬そして夜』 S・J・ローザン
3 位 (18pt) 『フロスト気質』 R・D・ウィングフィールド
4 位 (17pt) 『ウォリス家の殺人』 D.M.ディヴァイン
5 位 (16pt) 『紫雲の怪』 ロバート・ファン・ヒューリック
6 位 (15pt) 『検死審問−インクエスト』 パーシヴァル・ワイルド
7 位 (14pt) 『運命の日』 デニス・ルへイン
7 位 (14pt) 『タンゴステップ』 へニング・マンケル
9 位 (12pt) 『ダルジールの死』 レジナルド・ヒル
10位 (11pt) 『アトラスの使徒』 サム・ボーン
11位 (10pt) 『ラジオ・キラー』 セバスチャン・フィツェック
11位 (10pt) 『ランポール弁護に立つ』 ジョン・モーティマー
11位 (10pt) 『ルイザと女相続人の謎』 アンナ・マクリーン
11位 (10pt) 『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』 ギルバート・アデア

358 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:19:04 ID:FZYB+DGv

15位 ( 9pt) 『極限捜査』 オレン・スタインハウワー
15位 ( 9pt) 『道化の死』 ナイオ・マーシュ
15位 ( 9pt) 『七番目の仮説』 ポール・アルテ
15位 ( 9pt) 『ナポレオン剃刀の冒険』 エラリー・クイーン
19位 ( 8pt) 『赤き死の香り』 ジョナサン・ラティマー
19位 ( 8pt) 『教会の悪魔』 ポール・ドハティ
19位 ( 8pt) 『グリーンサークル事件』 エリック・アンブラー
19位 ( 8pt) 『荒野のホームズ』 スティーヴ・ホッケンスミス
19位 ( 8pt) 『不思議なミッキー・フィン』 エリオット・ポール
24位 ( 7pt) 『踊るドルイド』 グラディス・ミッチェル
24位 ( 7pt) 『20世紀の幽霊たち』 ジョー・ヒル
24位 ( 7pt) 『ロミオ』 ロバート・エリス
27位 ( 6pt) 『狂犬は眠らない』 ジェイムズ・グレイディ
27位 ( 6pt) 『サファリ殺人事件』 エルスペス・ハクスリー
27位 ( 6pt) 『深海のYrr』 フランク・シェッツィング
27位 ( 6pt) 『ナツメグの味』 ジョン・コリア
31位 ( 5pt) 『スリーピング・ドール』 ジェフリー・ディーヴァー
31位 ( 5pt) 『タナスグ湖の怪物』 グラディス・ミッチェル
31位 ( 5pt) 『夜ふかし屋敷のしのび足』 コニス・リトル

369 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 03:16:31 ID:FZYB+DGv

『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス
・チャイルド44は苦闘
・元ネタがあったことに驚愕。
 スターリン支配下のロシアという連続殺人を否定する条件が、言葉は悪いが面白かった。

『冬そして夜』 S・J・ローザン
・シリーズ最高傑作か
・アメリカの学生達の腐った部分を(日本人にはそう思える)描いた重苦しいけど傑作だと思う。

『フロスト気質』 R・D・ウィングフィールド
・様々な難題がこれでもかと押し寄せるあたりがよかった。

『ウォリス家の殺人』 D.M.ディヴァイン
・ひたすらいやな感じの人間模様と、シンプルで大胆な決め手が出色。
・相変わらず高水準。あの伏線は解んねー。残りもどんどん邦訳して。

『紫雲の怪』 ロバート・ファン・ヒューリック
・シリーズ随一の複雑怪奇な構図と多重解決風の展開が見事。

『検死審問−インクエスト』 パーシヴァル・ワイルド
・検死審問は古典

『運命の日』 デニス・ルへイン
・家族と友を描いた大作だった。

『タンゴステップ』 へニング・マンケル
・タンゴステップは渋味

『ダルジールの死』 レジナルド・ヒル
・題名見たらまさかと思って手に取らないわけには…

370 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 03:17:01 ID:FZYB+DGv

『アトラスの使徒』 サム・ボーン
・壮大なホラ話或いは究極のバカミス。インパクトを買って投票。
 しかし自分以外に挙げる人がいるとは思わなかったw。

『ラジオ・キラー』 セバスチャン・フィツェック
・文句無しの傑作エンターテイメント。
 これだけのものを書く作家がまさかドイツから現れようとは。

『ランポール弁護に立つ』 ジョン・モーティマー
・1位はランポール弁護士で。
 本格とはちょっと違うのだが味わいのある話が面白かった。

『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』 ギルバート・アデア
・黄金時代の古典本格に対するオマージュにしてパロディ。
 そして作者の周到な企み。

『極限捜査』 オレン・スタインハウワー
・極限捜査は決断

『道化の死』 ナイオ・マーシュ
・直球ド本格なら断然マーシュ

『七番目の仮説』 ポール・アルテ
・突拍子もない発端から、一転してスリリングな展開、そして底の見えないどんでん返し。

『赤き死の香り』 ジョナサン・ラティマー
・ハードボイルドでありロマンティックコメディであり
 そしてちょっぴり本格風味も。万人にお薦め出来ると思う。

『20世紀の幽霊たち』 ジョー・ヒル
・20世紀の幽霊たちは思い出

371 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 03:17:31 ID:FZYB+DGv

『ロミオ』 ロバート・エリス
・装丁や粗筋で敬遠してる人がいるかも知れないが、是非読んで欲しい。
 読後良い意味で裏切られたと感じるはず。

『狂犬は眠らない』 ジェイムズ・グレイディ
・狂犬は眠らないはROCK

『深海のYrr』 フランク・シェッツィング
・超大作にして作者が美形。でもって、ハリウッド映画化か……。

『ナツメグの味』 ジョン・コリア
・独特の世界観に浸れた『ナツメグの味』は近年の奇妙な味系短編集の白眉かも。

『スリーピング・ドール』 ジェフリー・ディーヴァー
・題名が合っていなかった気がする。キネシクスは最強すぎ。

373 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 16:44:55 ID:gtWHMx4W

集計人さん乙です。

各作品のコメントを集めるの。
どれくらいの作業量なのかわかんねーけど
これがあるのは本当にいいですね。
本家の方、本ミスでもやって欲しいよ。

今回は投票できなかったけど、次回は投票できたらなぁ。と思います。
本当に乙でした。

375 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 23:21:58 ID:FZYB+DGv

2007 国内 >>48-51       コメント >>53-62
2007 海外 >>52       コメント >>63-64

2008 国内 >>215-216     コメント >>221-224
2008 海外 >>217-219     コメント >>225-226

2009 国内 >>355-356     コメント >>362-368
2009 海外 >>357-358     コメント >>369-371

「2chが選ぶこのミステリーがすごい!2009」
約二ヶ月の間でしたが、お付き合いありがとうございました。
投票いただいたみなさまも、そうでない方も
このスレに集まってくれたみなさんに感謝いたします。
それではみなさん、今年の十二月、またこのスレでお会いしましょう。
ごきげんよう。さようなら。

376 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/08(日) 07:39:28 ID:GYP/C8Hn

十二月の再開の時期まで特に問題がなければ候補作紹介として
主な作品のタイトル、作者、あらすじ、ネット全体での評価を
まとめていきたいと思います。





儚い羊たちの祝宴 米澤 穂信
「バベルの会」という、上流階級の子女が通う大学の読書サークルの
メンバーにまつわる事件を描いた連作短編集。

帯に書かれている『ラスト一行の衝撃』を期待すると肩透かしを覚える。
はっきり言って誇大広告。ラスト一行はどんでん返しというより、
気の利いた物語のシメという感じ。
とは言え、作品自体のレベルは高く、お嬢様や同年代の使用人を中心とした、
ダークで陰惨な読み応え十分な作品が並ぶ。
中でも「玉野五十鈴の誉れ」はラストが衝撃的な傑作。
「山荘秘録」のどんでん返しも見事。
しかし、唯一最終作の「儚い羊たちの晩餐」だけは好きだという人と
良くわからないという人に二分され、賛否両論となっている。

378 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/09(月) 01:25:09 ID:8S/3nHOF

>>376
楽しみにしています
色々、参考にしたいと思いますので頑張ってください。

379 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 07:23:54 ID:ZLgJiwXl

>>378
どうもありがとうございます。

それではもう一度この企画についての説明を。

○これは個人の書評ではなく、ネット全体の書評をなるべく最大公約集的に
 まとめたものです。もし偏りがありましたらご指摘お願いします。

○次回の投票までの本選びの参考資料やこのミス順位予想の基本データー
 としてご利用ください。

○ネット全体のレビュー数がある程度出てからまとめますので
 紹介は作品発売後1ヶ月以上先になると思われます。
 ご了承ください。

380 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 07:29:07 ID:ZLgJiwXl

後、具体的なネタばれはしてませんが、『ラストのどんでん返し』とか
『感動的な結末』と言った抽象的なネタばれはありますので、
予備知識なく作品を楽しみたいという方はご遠慮ください。

381 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 07:29:38 ID:ZLgJiwXl

儚い羊たちの祝宴 米澤 穂信

あらすじ
「バベルの会」という、上流階級の子女が通う大学の読書サークルの
メンバーにまつわる事件を描いた連作短編集。

ネット評まとめ
帯に書かれている『ラスト一行の衝撃』を期待すると肩透かしを覚える。
はっきり言って誇大広告。ラスト一行はどんでん返しというより、
気の利いた物語のシメという感じ。
とは言え、作品自体のレベルは高く、お嬢様や同年代の使用人を中心とした、
ダークで陰惨な読み応え十分な作品が並ぶ。
中でも「玉野五十鈴の誉れ」はラストが衝撃的な傑作。
「山荘秘録」のどんでん返しも見事。
しかし、唯一最終作の「儚い羊たちの晩餐」だけは好きだという人と
良くわからないという人に二分され、賛否両論となっている。

エッジ 鈴木光司

あらすじ
各地で次々と消えていく人々。調査をはじめたフリーライターの冴子は
未曾有の世界的変異を嗅ぎとる。彼女の父もまた18年前に忽然と消息を
断っていたのだった。

ネット評まとめ
ホラーテイストかつ壮大なストーリーでつかみはOK。しかし、宇宙規模まで
話が広がっていくところで胡散臭くなり始め、ラストのしょぼさに愕然。
ホラー小説からハードSFになり、最後はラノベみたいなギャップの
激しい作品。場面場面を読ませる技術は一流だが、全体の構成力は今ひとつ。

382 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 07:34:46 ID:WrkzAjB0

少女 湊かなえ

あらすじ
「人が死ぬ瞬間を見たい」という想いを胸に抱くふたりの少女。
由紀は病院へボランティアに行き、重病の少年の死を、敦子は
老人ホームで手伝いをし、入居者の死を目撃しようとする。
少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、複雑な因果の果てに
むかえた衝撃の結末とは?

ネット評まとめ
友情を軸に描かれており、前作ほど暗い話ではないがラストの底意地の
悪さはこの作者ならではのもの。衝撃度では『告白』に一歩譲るが、
逆に告白に見られた荒唐無稽さや短編に後日談を付け足したために
生じた無理やり感はない。巧みな構成といい、伏線回収の見事さといい、
完成度の高さでは『告白』を上回る傑作である。
人間関係にややご都合主義が見られるのが欠点と言えば欠点。

383 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 07:36:44 ID:WrkzAjB0

オリンピックの身代金 奥田英朗

あらすじ
昭和39年夏。10月に開催されるオリンピックに向け、世界に冠たる
大都市に変貌を遂げつつある首都・東京。そんな中、警察を狙った
爆破事件が発生。同時に「東京オリンピックを妨害する」という
脅迫状が当局に届けられた。しかし、この事件は国民に知らされる
ことがなかった。警視庁の刑事たちが極秘裏に事件を追うと、一人の
東大生の存在が捜査線上に浮かぶ…。

ネット評まとめ
高度成長期の中で富める者と貧しき者の矛盾に怒りを覚え、巨大な権力に
ひとり立ち向かう犯人を描いた本格的な社会派ミステリー。
東京オリンピックに対する国民の熱狂ぶりを始め、昭和という時代の濃密な
描写が本書の魅力。ただ背景描写が濃密な分、本筋のテンポが悪くなっている
きらいがある。
とは言え、犯人側と刑事側の両者の視点で時系列ずらしながら事件の進行を
追っていく構成はスリリングで犯人のキャラクターも魅力的。
*全体的には絶賛に近い評価だが、犯人の動機に対する説得力の希薄さや
その結末に不満の声もあり。

384 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 07:38:50 ID:WrkzAjB0

太陽の坐る場所 辻村深月

あらすじ
高校卒業から10年。クラス会に集まった男女の話題は、女優になった
クラスメートの「キョウコ」。彼女を次のクラス会へ呼び出そうともくろむが、
「キョウコ」と向かい合うことで思い出される、高校時代の「幼く、罪深かった」
出来事―。よみがえる「教室の悪意」。

ネット評まとめ
いつまでも高校時代を引きずっている女たちのドロドロの心理描写が
最大の読み所。自意識過剰で悪意に満ちた女の怖さを余すところなく
描いている。ただ表面的なストーリーは淡々としており、ミステリー的な
興味も薄く、濃厚な心理描写に反してキャラが立っているわけでもないので、
読み手を選ぶ作品ではある。

385 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 07:42:11 ID:ZLgJiwXl

臨床真理 柚月裕子

あらすじ
臨床心理士の佐久間美帆は、勤務先の医療機関で藤木司という
青年を担当することになる。司は、同じ福祉施設で暮らしていた
少女の自殺を受け入れることができず、美帆に心を開こうと
しなかった。
それでも根気強く向き合おうとする美帆に、司はある告白をする。
少女の死は他殺だと言うのだ。
その根拠は、彼が持っている特殊な能力によるらしい。

ネット評まとめ
新人としては、文章力はかなりのものでサスペンス小説として
テンポよく読めるが、一方でストーリー自体はひねりがなく、
途中で先の展開が容易に予想できてしまう。
犯人の正体もみえみえなのでサスペンスとしてはともかくミステ
リー的な興味は薄い。
医学的な間違いが多いのも気になるところ。


386 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 07:44:50 ID:ZLgJiwXl

屋上ミサイル 山下貴光

あらすじ
美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。
そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を
封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。
屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で
“屋上部”を結成することになった四人。屋上の平和を守るため、通
行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との
遭遇などに巻き込まれることになる。

ネット評まとめ
泣きあり笑いありの非常に気持ちのいい青春ミステリー。
個性的なキャラの造詣やセリフ回しのセンスの良さは秀逸。
ただ、ミステリーとしては場当たり的でご都合主義が目立つ。
ミステリー的な要素は期待せず、キャラクター小説と割り切って
読むのが吉だろう。
ただし、伊坂幸太郎の影響を露骨に感じさせるのはマイナス点。

387 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 07:52:36 ID:ZLgJiwXl

殺人鬼フジコの衝動 真梨幸子

あらすじ
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた
十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始め、またひとり、
またひとりと彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにして
しまったのか?

ネット評まとめ
少女フジコに対する虐め、虐待、暴力。やがて自分の人生に障害となる
者を次々と殺し始めるフジコとひたすら重くダークな展開が続く。
女の嫌な部分を濃密に描き、後味の悪さはこの上ないが、それを圧倒的な
筆力で描くことによって異様な迫力を持つ作品に仕上がっている。
さらにこの作品自体が、とある人物がフジコの生涯を書いた本という
メタ構造になっており、その事が最後の意外な展開に繋がっていく。
伏線を十分に貼っているわけではないので本格ミステリー的な鮮やかさ
には欠けるが、なかなかの衝撃である。
ただし、かなりヘビーな内容なのでこの手の話が苦手なひとにはおすすめ
できない。

388 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 08:03:47 ID:ZLgJiwXl

約束の地 樋口明雄

あらすじ
法で猟を規制され不満を募らせるハンターたち。
密猟でもいいから「害獣」を殺して欲しいと願う農家。
ヒステリックに動物愛護を叫ぶ団体。
親の利害関係が生み出した子供の苛め。
どうせエリートの腰掛け人事、と冷ややかに自分を見る部下。
そして人間を餌にし始めた巨大野生動物。
心の闇が生み出した死亡事件。
そんな四面楚歌の地に、キャリア官僚の七倉は孤独癖のある娘を
ともない野生鳥獣保全管理センターの所長として赴任する。

ネット評まとめ
自然との共存のテーマをはっきりと打ち出し、色々な立場の人間を
描くことによって環境破壊の問題点を多面的にあぶり出していき、
同時に奥深いドラマを展開していく手腕は見事。生活感あふれる
丹念な描写、魅力的な登場人物、野性動物の暴走に殺人事件が
からんで激しく盛り上がる物語と小説としての完成度はきわめて高い。
中でも圧巻なのは化け物じみた強さを誇る野生動物、「稲妻」「三本指」と
猟師との死闘である。
*全体的には絶賛に近い評価だが、詰め込みすぎ、描写がくどすぎという
批評もあり。

389 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 08:07:08 ID:ZLgJiwXl

仮想儀礼 篠田節子

あらすじ
男二人が金儲けのために始めたネット宗教。しかし、信者の抱える闇は、
ビジネスの範疇を超えていた。家族から無視され続けた主婦、愛人として
ホテルで飼われていた少女、実の父と兄から性的虐待を受ける女性・・・。
居場所を失った女たちが集う教団は、次第に狂気に蝕まれてゆく。

ネット評まとめ
上巻は新興宗教の仕組みを丁寧に描き、それを利用して成り上がる
主人公たちサクセスストリー。ユーモアを交えて面白く書けており
一種のハウツー本のような感じだ。下巻は宗教に依存した女たちの心が
壊れていく様をリアルに描いたほとんどホラーな展開。とにかく下巻の
壮絶さは半端ではない。宗教が怖いというより、むしろ人間の心が怖い。
あまりの迫力にページをめくる手がとまらない。
篠田節子の新たな代表作の誕生である。

390 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 08:16:48 ID:ZLgJiwXl

チェーンポイズン 本多 孝好

あらすじ
誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。簡単に想像できる
定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。死への憧れを募らせる孤独な
女性にかけられた、謎の人物からのささやき。「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?
1年頑張ったご褒美を差し上げます」それは決して悪い取り引きではないように
思われたが・・・。

ネット評まとめ
死を決意した女性の一年間を追っていく物語と、複数の自殺者の特異な
共通点に気がつき、その真相を調査していく週刊誌記者の物語。
2つの視点から描かれた物語が、次第にシンクロしていくのが本編の見所。
単体で見た場合も、死ぬことしか考えなかった女性がボランティア活動を
通じて生きることについて考えはじめる前者のパートはひとつのドラマとして
充実しており、素晴らしい出来である。その反面、新聞記者のパートは
調査中心でやや単調な印象を抱かされるが、最後にたどり着く真相の意外さは
かなりの衝撃度だ。全体に重い内容だが、救いがあり、さわやかな読後感を
抱かせる良書である。
*最後のオチに驚いたという人が大半だが、オチが読めた、ミステリー的な
 な仕掛けは蛇足という人も意外に多い。(その反面、ミステリー仕掛けが
 なければイマイチの作品だという人も)

391 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 08:18:10 ID:ZLgJiwXl

無貌伝〜双児の子ら〜 望月 守宮

あらすじ
人と“ヒトデナシ”と呼ばれる怪異が共存していた世界―。
名探偵・秋津は、怪盗・無貌によって「顔」を奪われ、失意の日々を
送っていた。しかし彼のもとに、親に捨てられた孤高の少年・望が
突然あらわれ、隠し持った銃を突きつける!そんな二人の前に、
無貌から次の犯行予告が!!狙われたのは鉄道王一族の一人娘、榎木芹―。
次々とまき起こる怪異と連続殺人事件!“ヒトデナシ”に翻弄される望たちが
目にした真実とは。

ネット評まとめ
基本設定がわかりづらく、中だるみも感じられる。
だが、独特の世界観を構築しつつ、謎解きにその荒唐無稽な
『ヒトデナシ』や『無貌』、『匂色』といった設定がきっちり生かされて
いるところは秀逸である。
その反面、事件の真相自体は凡庸でひねりがなく、ミステリーしての完成度
としては高いとは言いがたい。
語り口は面白く、才気は感じられるが、内容には深みが感じられない凡作。
*全体としては漫画っぽいキャラ、設定に魅力を感じる人と浅い、イマイチ
と感じる人の2つに分かれている。

394 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/10(火) 15:04:54 ID:ZLgJiwXl

女神記 (新・世界の神話)  桐野 夏生

あらすじ
遥か南の海蛇の島、巫女の家に生まれた二人の姉妹。姉は大巫女を継ぎ、
島のために祈り続けた。
妹は与えられた運命に逆らい、島の掟を自ら破った。16歳で死んだ妹は、
地下神殿で黄泉の国の女王イザナミに出逢う。

ネット評まとめ
「古事記」のイザナキとイザナミの物語をベースに描かれた女たちの
執念と愛憎の物語、といういつもの桐野ワールドを神話に置き換えた作品。
しかし、18番のエログロ描写は大幅に抑えられているので割と軽く読む
ことが可能。
神話に置き換えている分、テーマ性はより純化しているとの言えるが、
結局は神に置き換えただけの通俗的な人間ドラマなのでその点では
不満を覚える人がいるかもしれない。
なら現代劇の方がいいという意見もある。
とは言え、女史のストーリーテラーぶりは十分に発揮されており、
彼女の持つ毒も健在で描写も素晴らしいので興味のある人は
読んで損のない作品です。

397 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 06:31:32 ID:2x0zE7AP

プラスマイナスゼロ 若竹七海

あらすじ
葉崎市シリーズの最新刊。真っ赤な髪の不良少女ユーリ、才色兼備のお嬢様
なのにどこまでも運の悪いテンコ、歩く平均値のミサキの三人娘が海辺の
町・葉崎を駆け抜ける! ドタバタ×学園×青春ミステリー!

ネット評のまとめ
ミステリーとしては、はっきり言って小粒である。この作品集の魅力の
土台はあくまでも凸凹な三人娘のキャラクターに立脚している。
青春ミステリーというより、むしろ青春コメディの方に重点が置かれており、
ハチャメチャな女子高生達の活躍がストレートに気持良いと感じる1冊である。
*若竹ミステリーのブラックな味わいがなくて物足りないという意見と
 ドタバタの中にも随所に毒気やブラックな味わいは散りばめられて
 いるというふたつの意見あり。

398 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 07:52:18 ID:2x0zE7AP

ジョニー・ザ・ラビット 東山彰良

あらすじ
マフィアのボスに飼われていたが、そのボスが殺されたために逃げ
出して自然界に帰り、孤高の探偵になったウサギのジョニーの話。
ウサギの視点から語られるウサギの世界のハードボイルド

ネット評まとめ
主人公はハードボイルが板についた探偵。でもウサギだけにいつも
発情しており、美人ウサギとみると即その場で押し倒す。本格的な
ハードボイルド小説でありながらウサギの本能に忠実な数々の描写が
上質なバカミスの世界を作り出している。
しかし、本書は決してコミカル一辺倒な作品ではなく、物語の核は
あくまでもシリアス。人になりたいという決して適わぬ夢に正面から
向き合うジョニー。ペットのウサギにしか心を許せないマフィアの悲しみ。
やがて交錯する人間とウサギの生き様。
おかしくてやがて悲しきハードボイルドノワールの傑作。

399 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/11(水) 14:42:25 ID:2x0zE7AP

警官の紋章 佐々木譲

あらすじ
北海道警察は、洞爺湖サミットのための特別警備結団式を一週間後に控え
ていた。そのさなか、勤務中の警官が拳銃を所持したまま失踪。津久井卓は、
その警官の追跡を命じられた。一方、過去の覚醒剤密輸入おとり捜査に疑惑を
抱き、一人捜査を続ける佐伯宏一。そして結団式に出席する大臣の担当SPと
なった小島百合。それぞれがお互いの任務のために、式典会場に向かうのだが…。
道警シリーズ第3弾。

ネット評まとめ
シリーズ前2作を読んでいることが前提となっているストーリー。
特に1作目の「うたう警官(笑う警官)」はそれ自体が伏線となっているので
本書を読む前には必読である。シリーズの主要キャラクターたちが別々の
任務を遂行していく内にやがてそれが一点に収斂していく過程が緊迫感を
もって描かれていて、その卓越した筆致はさすが佐々木譲である。
1作目の事件がリンクするその構成もシリーズものならではのスケールの
大きさを感じさせる。ただ、それだけに本書単体での評価は難しく、また、
過去シリーズに対する説明的な文章が多くなっているため、テンポを
削がれる面もある。未解決部分が大きいのも人によっては不満を覚える
かもしれない。
とは言え、面白い作品であることは間違いないのでシリーズのファンの方は
迷わず読んでほしい。

401 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 01:49:06 ID:KxYmV6bX

ハーモニー 伊藤計劃

あらすじ
21世紀後半、「大災禍」と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は
医療経済を核にした福祉厚生社会を実現していた。誰もが互いのことを気遣い、
親密に“しなければならない”ユートピア。体内を常時監視する医療分子により
病気はほぼ消滅し、人々は健康を第一とする価値観による社会を形成したのだ。
そんな優しさと倫理が真綿で首を絞めるような世界に抵抗するため、3人の少女は
餓死することを選択した―。それから13年後、医療社会に襲いかかった未曾有の
危機に、かつて自殺を試みて死ねなかった少女、現在は世界保健機構の生命監察
機関に所属する霧慧トァンは、あのときの自殺の試みで唯ひとり死んだはずの
友人の影を見る。これは“人類”の最終局面に立ち会ったふたりの女性の物語

ネット評まとめ
極端な管理社会によって押し付けられた、自由意志なき理想郷・ディストピアを
いたSF作品。
良くあるテーマではあるが本書は単純な管理社会批判の小説ではない。
意識とは何か?人類の幸福のために意識は必要なのかという問題を徹底的に
問い詰めていく。単純な善悪を超えた人間のあり方について深く考えさせら
れる物語だ。そしてその問いに対し、ロジックを突き詰めた末の答えに思わず
慄然とする。この科学的に正しく狂った世界観の構築には目を見張るものがある。
その反面、登場人物はややプロトタイプに感じられ、ドラマ自体もシンプル。
そういう面では食いたりなさを感じるかものしれない。
とは言え、話のスケールは大きく、スパイアクション的演出も盛り込まれ、
エンターテイメント性は十分だ。
おそらくは今年の日本SF小説の中心的存在となる傑作。

402 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 02:53:19 ID:G+kUgtyx

踊るジョーカー 名探偵 音野順の事件簿 北山猛邦

あらすじ
推理作家の白瀬は、とっても気弱な友人・音野順が秘める謎解きの才能を見込んで、
仕事場の一角に探偵事務所を開いた。今日も白瀬は泣き言をいう音野をなだめつつ、
お弁当のおにぎりを持った名探偵を事件現場へ連れてゆく。

引きこもり探偵とその相棒が活躍する連作ミステリー。作者の新境地を感じ
させる、キャラクター小説の一面を持った軽妙な作品である。いわゆる狙った
キャラが多く登場するが、特に音野は名探偵なのに自分の推理に自信がもてず、
クライマックスの推理でもしょっちゅう口ごもるというありえなさ。女性読者
からも可愛い、萌えると好評のようである(読んでいてイライラするという声もあるが)。
一方でミステリー部分も充実。無理矢理感のあるバカミス風味ながらトリックは
よく考えられており、本格ファンにも満足できる出来である。
独自の世界観に大トリックといった従来の作者の特徴は抑えられているが、
その分、気軽に楽しめるミステリーの佳品に仕上がっている。

403 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 04:10:59 ID:G+kUgtyx

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女  スティーグ・ラーソン

あらすじ
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家ヴェンネルストレムの
違法行為を暴露する記事を発表した。
だが、名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れることになる。
そんな彼に大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルがコンタクトを
取り、兄の孫娘ハリエットがおよそ40年前に失踪した事件の調査を彼に依頼する。
ハリエットはヘンリックの一族が住む孤島で忽然と姿を消していた。
ヘンリックは一族の誰かが殺したものと考えており、事件を解決すれば、
ヴェンネルストレムを破滅させる証拠資料を渡すという。
ミカエルは依頼を受諾し、困難な調査を開始する。

ネット評まとめ
全世界で8百万部突破のスウェーデン発のミステリー。3部作の第1部だが、
今回の話はこの上下巻で完結している。
なんとも豪華絢爛な作品である。孤島という舞台、不可能状況下での失踪事件、
死者からの贈り物、暗号解読、連続殺人、見立て殺人等々、ミステリー趣味が
これでもかと詰め込まれている。さらには社会派ミステリーとしてのテーマが
大きく取り込まれ、ヨーロッパの歴史ミステリーとしての一面もある。
そして何よりドラゴンのタトゥーを持つ女性調査員リスベットのキャラクター造詣が
秀逸で、そのクールな魅力が、この作品の面白さをより一層引き立てている。
とは言え、不満点もいくつか存在する。
主人公のミカエルがヒロインに比べ、存在感が薄いこと、前半にスウェーデン経済の
解説を詰め込みすぎてテンポを悪くしていること、登場人物は数十人に上り、
耳慣れないスウェーデン人の名前が飛び交うので誰が誰か分かりずらいこと。
しかし、そんな欠点は些細なものと思えるぐらいの本書には多くの魅力が詰まっている。
幾重もの入れ子構造による複雑にして精緻な構成、リスベットを始めとして、
深く掘り下げられた登場人物の魅力、そして芯を貫く社会問題への意識の高さ、
批判精神。様々な要素を緻密に組み合わせ、第一級のエンターテインメントに
仕上げた作者の力量には脱帽するしかない。
*そこまで凄い作品ではない、なんでこんなに絶賛されているか分からないという意見も何点かあり。

404 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 04:35:37 ID:G+kUgtyx

まいなす 太田忠司

あらすじ
那須舞。通称まいなす。中学生の舞は不愉快なニックネームに苦しみながらも、
意地を貫き通す毎日だ。そんなある日、同級生の茅香に頼まれて仕方なく
乳母山に登った舞は、学校内の有名人・立岡先輩が倒れているのを発見する。
やがて、病院で意識を取り戻した立岡が橋の崩落を予知、実際に橋が崩落の
危機にあることが判明すると町は大騒ぎ。さらに立岡が、中学校の女子生徒が
襲われると予言したため、学校はパニック状態に…。

ネット評まとめ
青春小説の意味合いの強い作品でミステリー要素はヒロインの成長物語を
盛り上げる演出のような位置づけである。
ミステリーの部分に期待すると肩透かしをくらう。
はっきり言ってがっかりレベル。
しかし、この作品の核になっているのはひたむきなヒロインの瑞々しい
魅力であり、思春期特有の痛々しさや窮屈さと向き合って成長していく姿だ。
「ミステリーYA!」というレーベルにふさわしい同年代の読者におすすめの
作品である。
*周りの脇役が非常識な人たちばかりで、特に同級生の茅香にはイライラさせ
られたという意見が複数あり。その反面、そのわがままぶりが可愛いという声も。

405 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 15:08:00 ID:KxYmV6bX

豪華客船エリス号の大冒険 山口芳宏

あらすじ
荒城の探偵事務所に届けられた、伝説の犯罪者・夜叉姫からの挑戦状。
それはヨーロッパへと向かう、豪華客船エリス号の乗船チケットだった。
船上で勃発する連続殺人、次々と発見される夜叉姫からの挑発的メッセージ。
荒城、真野原、そして殿島は、夜叉姫の正体とその目的を、暴くことが
できるのか。探偵たちが豪華客船上で繰り広げる新感覚の推理活劇。

ネット評まとめ
ルパンやホームズのような古き良き時代の冒険推理活劇といった作風。
まったくと言っていいほどリアリティはないし、トリックもバカミスっぽい。
その点に不満を覚える読者はいるだろうし、事件が陰惨なのも好みが分かれる
所だろうか。
でも終始、勢いがあってキャラの魅力が際立っている。
馬鹿馬鹿しいにもほどがあるという展開が逆に楽しい。
肩の力を抜いて楽しめる娯楽作である。

406 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 15:11:24 ID:G+kUgtyx

暗黒街の女 ミーガン アボット

あらすじ
貧しい娘だったわたしは、ビジネススクールに通いながら怪しげなクラブで
経理の仕事をしていた。そんなある日、わたしの前にグロリアという女性が
現れた。エレガントな衣服を身にまとった彼女はギャングの幹部で、
暗黒街で一目置かれる存在だった。何が気に入ったのか、彼女はわたしに
仕事を手伝わせ始めた。わたしは賭博、運び屋などの仕事をこなして報酬を
受け、彼女の信頼を勝ち取って、裏社会でしだいに顔を知られていく。
が、ろくでなしのギャンブラーに心を奪われてしまい、大きく運命が
変わることに…。
情感豊かに描くノワールの逸品。MWA賞、バリー賞最優秀ペイパーバック賞受賞作。

ネット評まとめ
若い女が裏社会でのし上がろうとする姿、不安におののく姿が主人公の
一人称でテンポよく描かれている。
何よりもグロリアの描写が魅力的。エレガントでいながら、非情な暗黒街の
女としての存在感が際立っている。また、ダメ男に惚れて身持ちを崩していく
主人公のバカ女ぶりの描写も上手い。物語はギャングの世界を舞台にしながら、
あくまでも狭い人間関係の中での男女のどろどろした愛憎劇を主眼としており、
いかにも女流らしい作風である。

407 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/14(土) 05:39:51 ID:9HLGBoKG

メアリー‐ケイト ドゥエイン スウィアジンスキー

あらすじ
毒を盛ったから、あなた十時間後に死ぬわ。
バーで飲んでいたジャックは、隣の席に座った美女の言葉に耳を疑った。
さらに、解毒剤がほしければいうことをきけと言い、奇妙奇天烈な要求を
してくる。片時も離れず、女がトイレに行く時も一緒についてこいというのだ。
やがてムラムラしたジャックは彼女に襲いかかってしまう。そんな馬鹿なことを
している間に悲劇は着々と進行し…。

ネット評まとめ1
10時間というきわめて限定された時間の中で物語がスピーディに展開して
いくノンストップサスペンス。時としてシニカルな笑いを織り交ぜ、バイオレンス、
謀略、エロチック、SF等の盛りだくさんの要素をごった煮して詰め込み、まさか
というような無茶な設定を力技でねじ込んでいく。
これぞオフビートの極北。

ネット評まとめ2
上記のあらすじをよく読んでください。嘘は書いていません。
書いてはいないのですが、ある大事な事を書いていないために、
実際の内容と恐ろしく乖離したものになっています。何を書いて
いないのかはネタバレになるので言えません。とにかく100ページも
読まないうちにとんでもない衝撃に襲われます。
イロモノ好きにはたまらない逸品です。
これぞ世界のバカミス.

408 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/14(土) 06:09:55 ID:0DLohzgh

レッド・マスカラの秋 永井するみ

あらすじ
ティーン向けのファッションショー、東京ガールズフェスティバルは、
トレンドに敏感な女の子たちで大盛況。私は、三浦凪、17歳。ファッションに
興味がないわけじゃないけど、今日ここに来たのは、モデルの友人、ミリの
晴れ姿を見るため。ランウエイを颯爽と歩くミリはレッド・マスカラを塗った
アイメイクも印象的で、文句なくカッコよかった。でもその舞台裏は、彼女が
勧めたマスカラのせいで、まぶたが腫れたモデルがいるという噂で持ちきり。
あんなに仕事に情熱とプライドを持っていたミリが、モデルを辞めようとまで
思いつめている。マスカラに問題があるのか、モデル仲間の嫉妬なのか?
ミリには胸を張ってランウエイに立ってほしい。私は調査に乗り出す決心をした。

ネット評まとめ
なにより人物造詣に優れた作品である。登場人物はみな個性豊かに描かれ、
若者らしい爽やかな喜怒哀楽、青春の躍動に満ちている。そしてその裏に
秘めた将来に対する不安、青春の影といったものを実にうまくすくい
あげている。話もファッション界を扱って華やかで、テンポがよく、
すらすらと読めるがややご都合主義なのが残念。
ミステリーとしては小粒で物足りない部分もあるが、エンターテイメント
として十分に楽しめる作品である。

409 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/15(日) 14:49:43 ID:5/QYDxKh

ポジオリ教授の冒険 T S ストリブリング

あらすじ
名探偵ポジオリ教授が帰ってきた! 姿なき脅迫者に怯える男に助けを
求められたポジオリが超自然的な怪事件に遭遇する「つきまとう影」、
失踪した女性が残した一枚の写真から意外な真相を解き明かす「尾行」
など全9篇。

ネット評まとめ
ポジオリ教授シリーズはこのミス'98で6位選出の1期作品集「カリブ海の手がかり」
と現在絶版状態の3期作品集「ポジオリ教授の事件簿」が紹介済みですが、
これはその中間期にあたる第2期作品集です。「カリブ海の手がかり」では
名探偵ポジションであるポジオリ教授の推理が真相のほんの一部しか明らかに
しておらず、最後にはその背景にあるもっと異様な事実に直面するという、
従来の名探偵=神のごとき存在といった図式のアンチテーゼが魅力でした。
また、名探偵の異文化交流という趣向の面白さもありました。それに比べると
本作はずいぶん普通の名探偵ものに近づいています。
とは言え、典型的な本格ミステリーと比べるとそれでもかなり異色ではありますし、
眩暈のするような結末の「つきまとう影」や結末にいたるまでの仕掛けが素晴らしい
「尾行」など上質な作品が揃っています。「カリブ海の手がかり」を読んで過剰な
期待をしなければ十分に楽しめる作品集だと思います。

410 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/15(日) 15:19:14 ID:5/QYDxKh

虎の首 ポール・アルテ

あらすじ
フランスでの休暇から戻ったツイスト博士を出迎えたのは、事件捜査で
疲れきったハースト警部だった。郊外のレドンナム村で、次いでロンドンで、
切断された女性の手足がスーツケースに詰められて発見されたのだ。警部の
依頼を待つまでもなく事件に興味を抱いた博士。だが、自分のスーツケースを
開いたとたん、顔色が変わった。
いっぽう、事件の発端となったレドンナム村では奇怪な密室殺人が起きていた。
インド帰りの元軍人が密室で殴殺されたのだ。犯人は、インドから持ち帰った
杖に住む魔神だというのだが…。

ネット評まとめ
フランスのディクスン・カーことポール・アルテの1991年発表作品。
次々に発見される女性のバラバラ死体の入ったトランク、目撃者の前から
忽然と姿を消す犯人、意味不明なものばかりが連続して盗まれる事件、
そして魔神による密室殺人。
魅力的な謎をこれでもかというほどばら撒かれている。また、事件のパートと
平行し、事件以前の過去に遡って描かれている、レドンナ村の人間模様も
クリスティ風味で魅力的。
さらに複雑なプロットや伏線を端正にまとめていく手腕も巧みでこれはなかなかの
傑作ではないかという感じなのだが、惜しむらくは真相が地味。
トリックも巧妙ではあるが小粒で、派手な前振りに比べてどうもバランスが悪い。
結局、ポール・アルテの作品としては中位ぐらいの出来ではないだろうか。

411 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/15(日) 17:57:17 ID:0IkwMjpK

>>409
×カリブ海の手がかり
○カリブ諸島の手がかり

412 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 05:55:12 ID:IO7HOdit

あらすじ
人口わずか二百数十人の小さな島。
信之は、その島で一番美しい美花と体を重ねることに夢中な14歳。
そんなふたりについてまわる、父親に殴られている可愛そうな輔(たすく)。
ある夜、津波が島を飲み込み、すべてが消えた。
生き残った3人はある秘密を抱えたまま、島を離れる。
それから20年後、それぞれ別の場所で生きていたはずの
彼らの運命の歯車が軋み、そして再び近づいていく・・・。

ネットレビューまとめ
純文学とミステリーの中間的な作品である。
二十年前に起こったことに対する謎や次々と視点を変えて展開していく物語が
次第に繋がっていく構成などはいかにもミステリー的だ。
だが、そうした要素はあくまでも副次的なものにすぎない。
この作品の中に一貫して流れる主題は「暴力」である。
暴力の形はさまざまだ。天災、人為的な暴力、精神的な暴力。そして暴力に
対抗するための暴力。ここにあるのは果てしない暴力の連鎖である。
一見、平凡に見えて性格破綻者ぞろいの登場人物。安易に共感できそうな人物は
誰もいない。
最初から最後まで空気が重く、息が詰まりそうだ。それでも読む手が止まら
ないのは一重に作者の力量である。
ラスト、一筋の光が射しているように見えてなお、それが希望の光とは
思えない異様な感覚にゾクゾクとする。
これまで青春小説のイメージが強かった三浦しをんが描く、絶望に満ちた異色傑作。
*無理に今まで違うものを狙っている。上辺だけで真に迫るものがない等と
いう意見も数点あり。

413 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 05:56:32 ID:/ztlMP77

>>412
光 三浦しをん

414 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 06:21:23 ID:/ztlMP77

チャーリー・チャン最後の事件 E.D. ビガーズ

あらすじ
サンフランシスコの屋敷で、オペラ歌手である美しい女性と四人の男が一堂に
会した。四人の男は全員がその女性の別れた夫。それぞれの思惑が交錯するなか、
突然その女性が殺害される。ある調査で屋敷に招かれていたホノルル警察の
チャーリー・チャン警視が捜査にあたる。

ネットレビューまとめ
中国系アメリカ人探偵の活躍を描く、チャーリ・チャンシリーズの中で
これまで唯一の未邦訳だった1932年の作品。
当時、大衆に人気だったシリーズだけあって読みやすく、謎解きとしても
それなりにまとまってはいるが、さすがに古臭さはいなめない。
ミステリーとしては同時代作家のヴァン・ダインやエラリー・クインより
むしろ後退している印象を受ける。
決してつまらないというわけではないのだが、歴史的価値以上のものを
見出すのも難しい。
そんな作品である。

415 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/18(水) 03:28:42 ID:4ZbUIQA9

覇王の番人 真保裕一

あらすじ
斎藤道三に仕える明智光秀は、城を追われて流浪の時を過ごす。
流れ着いた越前に、将軍を目指す足利義秋が逃げ落ちてきた。
戦乱の世を嘆く光秀は、幕府を支える細川藤孝とともに、
尾張の英傑・織田信長の担ぎ出しへと奔走する。さらには、その信長を
親の敵として恨む若い忍び―小平太。
天下統一へ向けて、時代が大きく動き出す。

ネット評まとめ
信長を悪、光秀を善の観点から描いた真保裕一初の歴史小説。
当時の言葉が多用され、筆がやや固い印象もあって、序盤の内は読みにくい印象が
あるが、読み進める内に徐々に面白くなっていく。
長い割りに盛り上がりに欠けるとの意見もあるが、真保裕一ならではの綿密な
取材に基づく歴史描写は読み応え十分。
主人公の光秀を始めとして秀吉や悪役の信長さえ実に魅力的に描かれている。
オリジナルキャラの忍者・小平太のパートが本筋と交互に挿入されるのも
物語が単調にならないためのいいアクセントとなっている。
ただ、本能寺の変がクライマックスではなく、通過点にすぎないことやその後の
展開は賛否が分かれるところだろう。
また、信長暗殺の動機にさほど独創性がないという感がないではない。
しかし、少なくともこの作品が歴史小説の力作であることは間違い事実である。

416 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/18(水) 04:05:48 ID:4ZbUIQA9

天外消失 クレイトン・ロースン、ジョルジュ・シムノン他

あらすじ
かつて〈世界ミステリ全集〉の最終巻として刊行された『37の短篇』は、
古典風のパズラー作品から、ハードボイルド、クライムストーリーに
いたるまで、傑作中の傑作を結集した画期的アンソロジーだった。
35年の時を経て、その精髄がここに復活。
密室不可能犯罪の極致ともいわれる、クレイトン・ロースンの
「天外消失」をはじめ、ブレット・ハリデイの名作「死刑前夜」、
メグレ警部登場のジョルジュ・シムノン「殺し屋」、スパイ小説の
巨匠アンブラーの本格ミステリ「エメラルド色の空」など多士済々の
十四篇を収録!

ネット評まとめ
『37の短篇』の内、現在入手困難な14作を収録したアンソロジー。
全体的に古めかしい感はいなめないがさすがに傑作ぞろい。

人間消失トリックの名作『天外消失』、ターザンが探偵役の『ジャングル探偵ターザン』
実験的な叙述で読者の恐怖を煽る『後ろを見るな』、至高のリドルストーリー『女か虎か』
幽霊探偵ものの嚆矢『探偵作家は天国へ行ける』などバラエティに富んだセレクションが
楽しい。

417 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/18(水) 05:22:28 ID:u4d3MNTg

アインシュタイン・セオリー  アルパート マーク

あらすじ
科学史学者デイヴィッドの平穏な日々は、突然終わりを告げた。
恩師の物理学者が何者かに襲撃され、謎の数字を言い残して死んだのだ。
実はその数字は、アインシュタインが封印した、究極の真理「統一場理論」への
鍵だった。理論が悪の手に渡れば、世界の破滅は避けられない。
FBIや冷酷非情なロシア人傭兵に狙われたデイヴィッドは、女性物理学者モニークと
決死の逃亡を図る!

ネット評まとめ
難解なアインシュタインの理論が話のベースになっていますが、作者は
サイエンスライター出身というだけあって、その辺りは分かりやすく
噛み砕いて説明されています。
ストーリーは強大な敵に追われる主人公というサスペンスのものの王道で
スピーディでスリリングな展開で読者を一気に物語の世界に引き込みます。
エンターテイメントとしてはかなり良質な部類でしょう。
しかし、良くも悪くもハリウッド映画的な作品であらゆる部分が王道的
すぎて深みがありません。
結末部分もどちらかというと陳腐で余韻に欠けます。
暇つぶしには最適ですが、何度も読み返したくなる類の小説ではありません。

419 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 04:05:27 ID:ehvu2e7g

審判  ディック フランシス

あらすじ
弁護士のジェフリイ・メイスンは、法律事務所に勤務しつつ、
休日はレースに出場するアマチュア騎手。
ある日、トップ・ジョッキーのバーロウが干草用のピッチフォークで
串刺しにされるというショッキングな殺人事件が起き、
ライバル騎手のミッチェルが逮捕された。あくまでも濡れ衣を主張する
ミッチェルだったが、被害者と犬猿の仲であったことは周知の事実で、
凶器が本人のものであったこと、被害者の携帯電話に彼の名前で脅迫メールが
送られていたことなど不利な状況証拠も揃っていた。
騎手仲間であるメイスンは弁護を依頼されるが、
その直後から「弁護を引き受けてわざと負けろ」という奇妙な脅迫の
電話やメールが届き始める。
恐怖と職業倫理の間で揺れ動くメイスン。

ネット評まとめ
ディック・フランシス88歳の作品。
実際の執筆は、息子のフェリックス フランシスが行っているようで
そのためシリーズのファンからすれば、主人公に漢気が足りないとか
最後にとった行動が納得いかないだとか不満点はいくつかある。
だが、その一方で迫力の競馬シーン、手に汗握る法廷サスペンスと
見せ場は盛り沢山だ。
さすがに全盛期の代表作と比べると完成度は一歩ゆずるが
その面白さは一級品である。

422 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/26(木) 18:25:27 ID:1kmAiOcv

鬼の跫音 道尾 秀介

あらすじ
ミステリー、ホラー、幻想小説のテイストを取り込みながら
おぞましい犯罪を描いた著者初の短編集。

ネット評まとめ
六つの短編に必ず出てくるSという男。それぞれ別人なのだが同じ
呼称でくくることでそれぞれが連作短編の色を強め、作品の底に流れる
不気味さをより強固なものにしている。
大げさな血まみれの恐怖ではなく、ひたひたと背後から忍び寄る恐怖が
たまらない。
「人の心に潜む鬼」を巧みに描き、また著者ならではの小技も光る好短編集だ。
ただし、著者十八番の騙しのテクニックは本作では控え目なのでミステリー
としての過度の期待は禁物である。
*「驚愕の傑作」「すごく怖い」など絶賛の声が挙がる一方で、少数ながら
 「うまいが深みはない」「可もなく不可もなく」などの意見も。
 個別作品では時系列を逆にして最後の衝撃へと至る「冬の鬼」、ホラーと
 ミステリーのダブルスタンダードを効果的に用いた「悪意の顔」が特に
 好評のようである。
 

423 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/27(金) 07:55:02 ID:hDqL18r+

ブラザー・サン シスター・ムーン  恩田陸

あらすじ
町に出かけて、住民から聞き取り調査をするという奇妙な高校の授業で
知り合った3人。
小説好きの楡崎、ジャズ好きの戸崎、映画好きの箱崎。
彼らは空から蛇がふってくるのを目撃する
水路に落ちた蛇は、絡まりあうように数匹で泳いでいたが、やがてバラバラに
なって、違うところを目指して泳いでいく。
彼らはやがて同じ大学に進む。
親元を離れて暮らす3人は、大学生活の最初の頃、時々あっていたが、
しだいに自分たちの道を歩き出していく…。


ネット評まとめ
おそらくは恩田陸自身の青春時代を投影した作品。
ドラマッチックな展開はほとんどなく、3人の主人公がそれぞれの道を
歩みだすまでが淡々と描かれている。ストーリーと呼べるものすら
はっきり言ってない。
そのため、「独特の空気に引きこまれた」「なにげない台詞に考えさせられる」
といった肯定的な意見がある一方で「盛り上がらず退屈」「さらりと流れすぎて
何も残らない」など否定的な意見も少なくない。
大きく賛否の分かれる作品である。

424 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/27(金) 08:29:49 ID:EN6I12Ma

たまさか人形堂物語 津原 泰水

あらすじ
人形の修理店を経営する澪は、人形にマニアックな知識と愛情を持ち、
とかくマイペースに生きる青年富永君と、素性が謎に包まれた腕の良い
職人の師村さんとともに、壊れたテディベアや持ち主そっくりな人形、
チェコの人形遣いなどに微妙に潜められた謎に挑む。

ネット評まとめ
ラノベっぽいキャラ設定に切れ味のいい会話。事件には多少の狂気を
含みながらも全体としてほのぼのとした空気。
人形のうんちくも興味深く、現実とファンタジーが同居しているような
不思議な雰囲気は著者ならでは。
口当たり軽く、それでいて奥深い味のする一級の連作ミステリーです。

425 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/02/27(金) 14:27:46 ID:EN6I12Ma

呪眼連鎖 桂修司

あらすじ
受刑者の自殺が相次いだ北海道・北見刑務所。自殺を不審に思った遺族から
調査依頼を受けた弁護士の伊崎晋介は、独房を視察中に意識を失ってしまう。
原因の分らぬまま逃げるように東京に戻った伊崎の右眼には、不思議な影が
浮かび上がるようになっていた。鎖で繋がれた死体、サーベルを持った男、
眼に映る黒い影…。現代と過去がリンクし、伊崎たちに“呪い”が猛威を
振るい始める。事件のカギは、明治維新後の北海道開拓の歴史にあった。
第6回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。

ネット評まとめ
あまり知られていない北海道開拓の暗黒史、囚人強制労働に光を当て、
そのあまりにも過酷な労働条件の中で生き、死んでいく人々を描いた
過去パートが素晴らしい。文章は少し硬いが読み応えは十分で
これだけでひとつの物語として成立するのではないかと思えるほどだ。
ただ、それに比べて現代パートがいかにも印象が薄い。
まず、主人公に魅力が乏しいし、肝心のホラーとしての部分にほとんど怖さを
感じない。結末もイマイチだ。
捨てがたい魅力はあるがホラーやミステリーとしては凡作といわざるを得ない
だろう。

427 名前:一ヶ月ぶりにアク禁解除[sage] 投稿日:2009/03/27(金) 08:36:54 ID:REDGVEgX

神器―軍艦「橿原」殺人事件  奥泉 光

あらすじ
昭和20年、探偵小説好きの石目鋭二上等水兵が乗艦した軽巡洋艦「橿原」には、
当初より不穏な空気が漂っていた。吊り床に休業札を下げて横たわる男が
漏らした、艦底には潜水服を着た天皇陛下がつかまっている、という奇怪な話。
艦内に広がる幽霊話。そして5番倉庫付近で立て続けに起こったという変死事件。
やがて異例の第一艦隊編入となった橿原の担う「特別の使命」とは何なのか。
艦に乗り込んできた正体不明の客人たちは、陸軍関係者かあるいは民間人か。
謎をはらんだまま航行する橿原のその腹中には何かが潜んでいる。
爆発的に増え続ける鼠たち。ドッペルゲンガー、自殺者、行方不明者。
徐々に狂い始める橿原の中で石目が体験することになるのは・・。

ネット評まとめ
途中まではミステリー好きの水兵の視点から描いた軍記ミステリーと言った
赴きなのだが、次第に狂気とカオスに包まれ、終盤になってくると
あまりの展開にミステリー的な謎などもはやどうでもよくなってしまう。
ユーモアと狂気をひとつの物語に混在させ、ドッペルゲンガー、龍、
七色光線、鼠、衆道、さまざまな推理小説への言及、天皇陛下の贋物、
伊勢神宮、ムー大陸、タカマガハラと思いつく限りのネタを押し込み、
ミステリー、SFで怪談、純文学、メタフィクションと、あらゆるジャンルを
内含した豊饒と混沌の一大スペクタクル。
奇才ここに極まりといった天才の書だが、普通のミステリーを期待していた
読者は呆然とするしかないだろう。
激しく読者を選ぶ傑作である。

428 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/03/27(金) 09:13:36 ID:REDGVEgX

川は静かに流れ ジョン・ハート

あらすじ
殺人の濡れ衣を着せられ故郷を追われたアダム。苦境に陥った親友のために
数年ぶりに川辺の町に戻ったが、待ち受けていたのは自分を勘当した父、
不機嫌な昔の恋人、そして新たなる殺人事件だった。
アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。

ネット評まとめ
ミステリーとしては特にほめるところはない。後半は失速感すら感じる。
だがミステリーとしての謎はこの作品の表層にすぎず、その核になるのは
家族そして父子の物語である。
この描写が実にうまく、台詞やその心情にぐいぐいと引き込まれる。
嘘・憎悪・愛という要素が複雑に絡み合う構成も見事だ。
また、アメリカの農村の風景やその住む人たちを瑞々しく描き、その対比として
の権力者や悪役のアクの強さも物語のアクセントとなって、最後まで飽きる
ことなく読むことができる。
簡潔な文章の中に切なさを湛えた哀愁漂う傑作。

429 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/03/27(金) 09:52:36 ID:REDGVEgX

宮部みゆき 英雄の書

あらすじ
ある日、小学五年生の友理子の周囲から、当たり前と思っていたものが、
みんな消えてしまった。中学二年生の兄・大樹が、クラスの男子生徒を
ナイフで刺し、行方不明になったのだ。
成績優秀でスポーツ万能で人気者のお兄ちゃんが、なぜ――。そんなとき、
友理子は大樹の部屋にあった赤い本の声を聞く。
大樹はあらゆる物語の源泉がある“無名の地”に封じ込められていた“英雄”を
召喚したのだという。
友理子は最愛の兄を追うため、物語の世界へと向かう。

ネット評まとめ
いじめや10代の犯罪といった現実の問題をからめて物語の暗黒面を
暴き出すアンチファンタジー小説。
宮部みゆきの筆力でそれなりに読ませるのだが、世界観の説明に
手間取ってテンポが悪い印象を受ける。
結果、世界観自体は魅力的でも物語としての盛り上がりに欠け、
ラストも中途半端。
ヒロインもステレオタイプの小学生で、その割には思考が妙に大人びた
りしていてバランスが悪い。
子度向けのような内容なのにやたらと難解な用語が頻発するのも疑問が
残る。

ラストで泣いた、世界観が深いなどの肯定的な意見もあるが宮部みゆきの
作品としては全体的に低調な評価の目立つ作品である。

430 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/03/27(金) 10:30:04 ID:REDGVEgX

乱反射 貫井徳郎

あらすじ
ひとりの幼児を死に追いやった、裁けぬ殺人。街路樹伐採の反対運動を
起こす主婦、職務怠慢なアルバイト医、救急外来の常習者、事なかれ主義の
市役所職員、尊大な定年退職者……複雑に絡み合ったエゴイズムの果てに、
悲劇は起こった。残された父が辿り着いた真相は、罪さえ問えない人災の
連鎖だった。遺族は、ただ慟哭するしかないのか? モラルなき現代日本を
暴き出す、新時代の社会派エンターテインメント!

ネット評まとめ
小さなエゴの積み重ねが大きな悲劇を生む。
その事実を冒頭で明示し、−44から0へと事件発生までカウントダウンする
構成が何気ない日常の描写に緊迫感を与えている。
そして0からプラスへと続く物語で自分の罪を知った人々を描いていくのだが、
その反応は様々で非常に読み応えがある。
普段は取るに足らないと思われる小さな身勝手さが幼い子供の命を奪う。
その事実にやるせなさを感じると同時に、彼らの身勝手さが自分とは無関係で
ないことを知った読者を慄然とさせる。
誰もが犯人になり得る社会を描いたイヤミスの傑作。

431 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/03/28(土) 13:02:11 ID:M//jJFtu

虎と月 柳広司 

あらすじ
父は虎になった。そんなこと、簡単に信じられるものではない。ぼくだって
そうだった。
しかし、父に会った、という人物からもらった手紙には、父がその場で詠った
という一篇の漢詩が書かれていた。その詩には、虎になった人間にしかわかり
えない、悲痛な心の叫びがこめられていた。
父の血をひくぼくも、いつかそうなってしまうのだろうか。それはちょっと
勘弁してほしい。
父がどうして虎になったのかを知りたい。それが波乱万丈にして、不思議な
旅の始まりだった……。

ネット評まとめ
中島敦の名作「山月記」の後日談的ミステリー。
古典を題材に取ってはいるが主人公の少年が現代風のおとぼけキャラであり、
語り口も柔らかく、非常に読みやすい物語に仕上がっている。
ほのぼのかつ奇想天外な少年の冒険は読んでいて楽しい気分になるけれども
レーベルが児童書扱いのミステリーYAだけに大人の読者には物足りなさを
感じる面も。
肝心のミステリーとしての謎は小粒ながら伏線を張り巡らせて非常に丁寧な
仕上がり。またその真相の背景を考えると意外に文学的な深みも感じられる。
ただ伏線が丁寧な分、勘のいい読者は早々と真相を見破ってしまえる弱さは
ある。逆に謎の核が漢詩にあるため、真相を語られてもピンとこなかった
人もいるようだ。
大仰な傑作ではないけれども少年の冒険と成長を軸に置き、文学作品を巧みに
換胎奪骨した青春ミステリーの良作と言えるだろう。

432 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 04:40:26 ID:x1phRKIl

暴雪圏 佐々木 譲

あらずじ
最大瞬間風速32メートル。十勝平野が十年ぶりの超大型爆弾低気圧に覆われた
日の午後、帯広近郊の小さな町・志茂別ではいくつかの悪意が蠢いていた。
暴力団組長宅襲撃犯、不倫の清算を決意した人妻、冴えない人生の終着点で
職場の金を持ち出すサラリーマン…。それぞれの事情を隠した逃亡者たちが
辿りついたペンション・グリーンルーフで、恐怖の一夜の幕が開く。
すべての交通が遮断された町に、警察官は川久保篤巡査部長のほかいない―。

ネット評まとめ
田舎の駐在警官にスポットライトを当てた「制服捜査」の続編。
激しい風雪に襲われた町の中でのぴっきならない状況に追い込まれた人々の
行動を臨場感たっぷりに描き、さらに彼らが一箇所に集まってくる過程は緊迫感に
満ちているので読み応えは十分だ。
ただ、その分、主人公である川久保巡査部長の出番が少なく、核となる事件も
見えてこないのでやや焦点がぼやけている感じが見受けられる。
また、せっかく盛り上がったサスペンスも終盤あっさりと結末をむかえ、尻切れ
とんぼな印象を受けてしまう。
サスペンス描写自体はよくできているだけに画龍点睛を欠く出来が残念だ。

実際には絶賛する人と否定的な人が結構はっきりと分かれており、
評価に迷う作品。

440 名前:名無しのオプ[禿人風挨拶] 投稿日:2009/11/29(日) 14:23:08 ID:b3SVKal9

みなさん、一年ぶりのご無沙汰です。
今年も「2chが選ぶこのミステリーがすごい!」の季節がやってまいりました。
12月になり、各種ランキングが出揃ったら投票をはじめようと思いますが
その前に以下の2点について、ご意見がある方はお寄せください。

一、総評でOKにするか? 各作品一行以上のコメント必須にするか?

一、投票締め切り日は何日にするか? (去年は延長の末一月末日まで)

以上、よろしくお願いします。

441 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/11/29(日) 14:32:37 ID:b3SVKal9

ちなみに、このミススレでのリークは以下のようになってます。
嘘バレかもしれませんが・・・

このミス国内版

1  『新参者』 東野圭吾
2  『ダブルジョーカー』 柳広司
3  『Another』 綾辻行人
4  『追想五断章』 米澤穂信
5  犬?
6  『粘膜蜥蜴』 飴村行
7  『仮想儀礼』 篠田節子
8  『暴雪圏』 佐々木譲
9  『龍神の雨』 道尾秀介
11 『鷺と雪』 北村薫
10 『秋期限定栗きんとん事件』 米澤穂信
12 『函館水上警察』 高城高
13 『ジョニーザラビット』 東山彰良
14 『同期』 今野敏
15 『鬼の跫音』 道尾秀介
15 『ダイナー』 平山夢明
17 『儚い羊たちの祝宴』 米澤穂信
18 『密室殺人ゲーム2.0』 歌野晶午
19 『無理』 奥田英朗
20 『電気人間の虞』 詠坂雄二

446 名前:440[sage] 投稿日:2009/12/10(木) 10:43:13 ID:GKNdMPqf

毎年恒例のこのミステリーがすごい! のルール(一部変更アリ)でミステリ板の
このミスを作ろうという投票企画スレです。ルールを確認の上でご参加下さい。


【以下のルールを守ってください】
・投票スレの>>1-3は無視してください。
・対象は奥付表記で2008年11月〜2009年10月の期間内に発行された広義のミステリー作品。
・6作品以内で順位をつけて投票すること。
・必ずしも6作挙げる必要はなく、1作でも投票可とするが、上記のように順位はつけること。
・1位=10点、2位=9点〜6位=5点で集計。
・国内作品と海外作品は別々に投票する。
・一行以上の総評必須(ネタバレ禁止)
・宝島社の作品は対象内
・投票期間は12月10日〜1月31日まで

テンプレです
1位,
2位,
3位,
4位,
5位,
6位,

<総評>

447 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/12/10(木) 10:44:13 ID:GKNdMPqf

このミステリーがすごい! 国内編

1 位 『新参者』 東野圭吾
2 位 『ダブルジョーカー』 柳広司
3 位 『Another』 綾辻行人
4 位 『追想五断章』 米澤穂信
5 位 『犬なら普通のこと』 矢作俊彦+司城志朗
6 位 『粘膜蜥蜴』 飴村行
7 位 『仮想儀礼』 篠田節子
8 位 『暴雪圏』 佐々木譲
9 位 『龍神の雨』 道尾秀介
10位 『秋期限定栗きんとん事件』 米澤穂信
11位 『鷺と雪』 北村薫
12位 『函館水上警察』 高城高
13位 『ジョニー・ザ・ラビット』 東山彰良
14位 『同期』 今野敏
15位 『鬼の跫音』 道尾秀介
15位 『ダイナー』 平山夢明
17位 『儚い羊たちの祝宴』 米澤穂信
18位 『密室殺人ゲーム2.0』 歌野晶午
19位 『無理』 奥田英朗
20位 『電気人間の虞』 詠坂雄二

448 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/12/10(木) 10:44:57 ID:GKNdMPqf

本格ミステリ・ベスト10 国内編

1 位 『密室殺人ゲーム2.0』 歌野晶午
2 位 『身代わり』 西澤保彦
3 位 『Another』 綾辻行人
4 位 『追想五断章』 米澤穂信
5 位 『新参者』 東野圭吾
6 位 『鷺と雪』 北村薫
7 位 『ダブル・ジョーカー』 柳広司
8 位 『ここに死体を捨てないでください!』 東川篤哉
9 位 『後悔と真実の色』 貫井徳郎
9 位 『リバース』 北國浩二
11位 『秋期限定栗きんとん事件』 米澤穂信
12位 『神国崩壊 探偵府と四つの綺譚』 獅子宮敏彦
13位 『電気人間の虞』 詠坂雄二
14位 『龍神の雨』 道尾秀介
15位 『福家警部補の再訪』 大倉崇裕
16位 『少女探偵は帝都を駆ける』 芦辺拓
16位 『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』 倉阪鬼一郎
18位 『密室の如き籠るもの』 三津田信三
19位 『うまや怪談 神田紅梅亭寄席物帳』 愛川晶
20位 『玻璃の家』 松本寛大
21位 『花窗玻璃 シャガールの黙示』 深水黎一郎
22位 『天帝のみぎわなる鳳翔』 古野まほろ
23位 『六つの手掛り』 乾くるみ
24位 『智天使の不思議』 二階堂黎人
24位 『少女たちの羅針盤』 水生大海
26位 『踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿』 北山猛邦
27位 『鬼の跫音』 道尾秀介
27位 『花と流れ星』 道尾秀介
29位 『奇跡審問官アーサー 死蝶天国』 柄刀一
30位 『逃亡者』 折原一

449 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/12/10(木) 10:45:40 ID:GKNdMPqf

週刊文春ミステリ・ベスト10 国内編

1 位 『新参者』 東野圭吾
2 位 『ダブル・ジョーカー』 柳広司
3 位 『鷺と雪』 北村薫
4 位 『Another』 綾辻行人
5 位 『追想五断章』 米澤穂信
6 位 『無理』 奥田英朗
7 位 『粘膜蜥蜴』 飴村行
8 位 『オリンピックの身代金』 奥田英朗
9 位 『龍神の雨』 道尾秀介
10位 『同期』 今野敏

450 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/12/10(木) 10:46:29 ID:GKNdMPqf

ミステリが読みたい! 国内編

1 位 『造花の蜜』 連城三紀彦
2 位 『ダブル・ジョーカー』 柳広司
3 位 『追想五断章』 米澤穂信
4 位 『黒百合』 多島斗志之
5 位 『新参者』 東野圭吾
6 位 『鷺と雪』 北村薫
7 位 『儚い羊たちの祝宴』 米澤穂信
8 位 『鬼の跫音』 道尾秀介
9 位 『粘膜蜥蜴』 飴村行
10位 『福家警部補の再訪』 大倉崇裕
11位 『ジョニー・ザ・ラビット』 東山彰良
12位 『聖女の救済』 東野圭吾
13位 『秋期限定栗きんとん事件』 米澤穂信
14位 『神器 軍艦「橿原」殺人事件』 奥泉光
15位 『函館水上警察』 高城高
16位 『粘膜人間』 飴村行
17位 『ポルトガルの四月』 浅暮三文
18位 『暴雪圏』 佐々木譲
19位 『仮想儀礼』 篠田節子
20位 『オリンピックの身代金』 奥田英朗

451 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/12/10(木) 11:20:10 ID:GKNdMPqf

このミステリーがすごい! 海外編

1 位 『犬の力』 ドン・ウィンズロウ
2 位 『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』 スティーグ・ラーソン
3 位 『ユダヤ警官同盟』 マイケル・シェイボン
4 位 『バッド・モンキーズ』 マット・ラフ
5 位 『ソウル・コレクター』 ジェフリー・ディーヴァー
6 位 『グラーグ57』 トム・ロブ・スミス
7 位 『川は静かに流れ』 ジョン・ハート
8 位 『泥棒が1ダース』 ドナルド・E..ウェストレイク
9 位 『ミレニアム2 火と戯れる女』 スティーグ・ラーソン
10位 『リンカーン弁護士』 マイクル・コナリー
10位 『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』 スティーグ・ラーソン
12位 『毒蛇の園』 ジャック・カーリイ
13位 『静かなる天使の叫び』 R.J.エロリー
14位 『災厄の紳士』 D.M.ディヴァイン
15位 『水時計』 ジム・ケリー
16位 『死神を葬れ』 ジョシュ・バゼル
17位 『二壜の調味料』 ロード・ダンセイニ
18位 『検死審問ふたたび』 パーシヴァル・ワイルド
19位 『メアリー-ケイト』 ドゥエイン・スウィアジンスキー
20位 『フロム・ヘル』 アラン・ムーア&エディ・キャンベル

452 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/12/10(木) 11:20:58 ID:GKNdMPqf

本格ミステリ・ベスト10 海外編

1 位 『災厄の紳士』 D.M.ディヴァイン
2 位 『検死審問ふたたび』 パーシヴァル・ワイルド
3 位 『虎の首』 ポール・アルテ
4 位 『水時計』 ジム・ケリー
5 位 『サイモン・アークの事件簿機戞.┘疋錙璽鼻D.ホック
6 位 『死せる案山子の冒険』 エラリー・クイーン
7 位 『騙し絵』 マルセル・F.ラントーム
8 位 『ミスター・ディアボロ』 アントニー・レジューン
9 位 『幽霊の2/3』 ヘレン・マクロイ
10位 『ポジオリ教授の冒険』 T.S.ストリブリング

週刊文春ミステリーベスト10 海外編

1 位 『ミレニアム1〜3』 スティーグ・ラーソン
2 位 『犬の力』 ドン・ウィンズロウ
3 位 『ソウル・コレクター』 ジェフリー・ディーヴァー
4 位 『グラーグ57』 トム・ロブ・スミス
5 位 『ユダヤ警官同盟』 マイケル・シェイボン
6 位 『川は静かに流れ』 ジョン・ハート
7 位 『悪霊の島』 スティーブン・キング
8 位 『災厄の紳士』 D.M.ディヴァイン
9 位 『リンカーン弁護士』 マイクル・コナリー
10位 『バッド・モンキーズ』 マット・ラフ

453 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2009/12/10(木) 11:21:40 ID:GKNdMPqf

ミステリが読みたい! 海外編

1 位 『ミレニアム1〜3』 スティーグ・ラーソン
2 位 『グラーグ57』 トム・ロブ・スミス
3 位 『ユダヤ警官同盟』 マイケル・シェイボン
4 位 『川は静かに流れ』 ジョン・ハート
5 位 『犬の力』 ドン・ウィンズロウ
6 位 『死神を葬れ』 ジョシュ・バゼル
7 位 『リンカーン弁護士』 マイクル・コナリー
8 位 『迷惑なんだけど?』カール・ハイアセン
9 位 『スリーピング・ドール』 ジェフリー・ディーヴァー
10位 『メアリー・ケイト』 ドゥエイン・スウィアジンスキー
11位 『毒蛇の園』 ジャック・カーリイ
12位 『泥棒が1ダース』 ドナルド・E.ウェストレイク
13位 『静かなる天使の叫び』 R.J.エロリー
14位 『二壜の調味料』 ロード・ダンセイニ
15位 『白夜に惑う夏』 アン・クリーヴス
16位 『荒野のホームズ、西へ行く』 スティーヴ・ホッケンスミス
17位 『コンラッド・ハーストの正体』 ケヴィン ウィグノール
18位 『さよなら、愛しい人』 レイモンド・チャンドラー
19位 『解雇手当』 ドゥエイン・スウィアジンスキー
20位 『ダブリンで死んだ娘』 ベンジャミン・ブラック

454 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2009/12/10(木) 11:37:44 ID:2SUD0lCL

乙です。
出来ればインポケも頼みます。

455 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2009/12/10(木) 18:24:54 ID:GKNdMPqf

>>454
スマン、忘れてた。指摘乙。

IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー総合ベスト10

1 位 『リンカーン弁護士』 マイクル・コナリー
2 位 『犬の力』 ドン・ウィンズロウ
2 位 『川は静かに流れ』 ジョン・ハート
4 位 『ユダヤ警官同盟』 マイケル・シェイボン
5 位 『グラーグ57』 トム・ロブ・スミス
6 位 『静かなる天使の叫び』 R.J.エロリー
7 位 『サイモン・アークの事件簿機戞.┘疋錙璽鼻D.ホック
8 位 『誇りと復讐』 ジェフリー・アーチャー
9 位 『前線 捜査官ガラーノ』 パトリシア・コーンウェル
10位 『幽霊の2/3』 ヘレン・マクロイ

471 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/01(月) 18:00:32 ID:ZULBE4js

じゃあ投票例代わりに一番乗りしとくか、海外ね

1『検死審問ふたたび』
2『世界名探偵倶楽部』
3『虎の首』
4『ソウル・コレクター』
5『ミレニアム3』
6『修道女フィデルマの叡智』

1:前作以上に面白い、爆笑必至。ワイルドは邦訳作全部好き。
2:新本格風味というか、日本以外に現代でこんなの書くのが居るんだから南米ミステリって変。
3:しかしまあ現代おフランスでこういうのを書く人も居るしな。
4:リンカームライムも大分マンネリになってるように思うのだけど、つい読み入ってしまう。
5:書評家連中のバカみたいな持ち上げぶりは気にいらないが、まあ5位くらいなら入れようかという気になる。
6:短編だと歴史描写とかの時代モノな部分が削られて、名探偵モノの短編という味わいがしてくるね。

489 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/02(火) 21:38:59 ID:TudzUmyh

投票します!

1位,『Another』 綾辻行人
2位,『仮想儀礼』 篠田節子 
3位,『後悔と真実の色』貫井徳郎 
4位,『廃墟に乞う』 佐々木譲
5位,『1Q84』村上春樹
6位,『花窗玻璃 シャガールの黙示』深水黎一郎

<総評>
全て一気読みした本ばかりです。
樋口明雄の『約束の地』を入れるかどうかも悩みました。
2009年は宗教をテーマにした大作が多かった印象。
『1Q84』は村上春樹はすごいと思える本でした。
『Another』は理不尽なホラーとしても、青春物としても面白かった。
新人では望月守宮の『無貌伝』が面白かったです。
来年は翻訳物も投票したいです。

>>472
それでいいと思います。

494 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2010/02/06(土) 11:14:51 ID:9jkwC68G

みんな様子見か?

国内
1位, Another 綾辻行人
2位, ここに死体を捨てないでください! 東川篤哉
3位, 秋期限定栗きんとん事件 米澤穂信
4位, 午前零時のサンドリヨン 相沢沙呼
5位, 身代わり 西澤保彦
6位, 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人 倉阪鬼一郎

<総評>
1は全く厚さを感じさせない。雰囲気、ラストのサプライズと間違いなく傑作。
2は『交換殺人〜』に並ぶ出来。エグザイルw3は伏線回収が見事すぎる。
4は青春ミステリ大好きなので。5は随分久しぶりのシリーズだが全く色褪せてない。
6はここまでやるかと感動した。奇蹟。
次点は、鬼の跫音(道尾秀介)、天帝のみぎわなる鳳翔(古野まほろ)、少女たちの羅針盤(水生大海)など。

497 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 00:49:37 ID:MCQLb1Dp

1位,『花窗玻璃』深水黎一郎
2位,『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』 倉阪鬼一郎
3位,『Another』 綾辻行人
4位,『密室から黒猫を取り出す方法』 北山猛邦
5位,『神国崩壊』 獅子宮敏彦
6位,『新参者』 東野圭吾

<総評>
一位は文体その他を含めた総合評価。ミステリでありながら文学作品として素晴らしい。
二位は作者のバカミス魂に感服。よくやるな〜。 
三位はリーダビリティの高さから。トリックに既視感はあったけど。
四位は気弱な探偵というキャラクターが面白い。
五位も壮大なバカミス。その壮大さがいい。
六位はコンスタントな作者の技倆に敬意を表して。

498 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 01:26:06 ID:s0tV8du4

1位,『身代わり』西澤保彦
2位,『神器 軍艦「橿原」殺人事件』奥泉光
3位,『丸太町ルヴォワール』円居挽
4位,『密室殺人ゲーム2.0』歌野晶午
5位,『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』倉阪鬼一郎
6位,『電気人間の虜』詠坂雄二

<総評>
群を抜いているものが無かったことと、シリーズ信者補正で1が上へと。
2のすべてが楽しめる教養や度量はないが、ちりばめられた各種内容を
なぞるだけでも十分楽しい。3くらいミステリとしての過剰さがあればラノベ
だろうが○○の亜流だろうが許容できる。4は前作とのリンクの仕方が好き。

509 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/07(日) 21:30:51 ID:Xiyb7I/B

今年も投票させてもらいます。

〈国内〉
1位,『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』 倉阪鬼一郎
2位,『花窗玻璃 シャガールの黙示録』 深水黎一郎
3位,『電気人間の虞』 詠坂雄二
4位,『ここに死体を捨てないでください!』 東川篤哉
5位,『密室殺人ゲーム2.0』 歌野晶午
6位,『密室から黒猫を取り出す方法』 北山猛邦

1位,バカミスの領域を突き抜けて独自の境地に達した怪作。
2位,こだわりの表記による独特の雰囲気と周到な企みが光る快作。
3位,前例のあるトリックに斬新なアプローチで挑んだ意欲作。
4位,呆れるほどの大仕掛けと驚天動地のカタルシス。
5位,単純な続編ではなく、前作を踏まえた発展はさすが。
6位,“扱いにくいトリックをいかに効果的に見せるか”が見どころ。

〈海外〉
1位,『検死審問ふたたび』 P.ワイルド
2位,『災厄の紳士』 D.M.ディヴァイン
3位,『幽霊の2/3』 H.マクロイ
4位,『騙し絵』 M.ラントーム

1位,前作と同様に、愉快な物語の中に配された伏線が見事。
2位,コン・ゲーム風の倒叙ミステリから本格的なフーダニットへと転じる巧みなプロット。
3位,予想外の謎が掘り起こされていく展開が魅力。
4位,本格ミステリらしからぬ展開と、豪快すぎるトリックが印象に残る異色作。

513 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/08(月) 09:35:42 ID:kTFgLQTH

投票させてもらいます。
1位,三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人 倉阪鬼一郎
2位,Another 綾辻行人
3位, ここに死体を捨てないでください! 東川篤哉
4位,神国崩壊 獅子宮敏彦
5位,身代わり 西澤穂信
6位,殺人鬼フジコの衝動 真梨幸子

1、作者の戦闘的精神に敬意を表して。
2、綾辻はもう枯れたと思ってたのにそうではなかったのが嬉しい。
3、バカバカしいスタートから一気に読ませ、最後は綺麗に着地するのが素晴らしい
4、無駄な壮大っぷりに大満足。作中作が良い分、大本の事件がおざなり気味とか
変な萌えキャラっぽい助手とか、微妙な部分も見受けられたのでこの位置。
5、犯人のキチガイっぷりに。よく考えれば考える程怖い。
6、女性のドロドロ話が得意な作者の真骨頂。

総評 50冊くらい読んだけど、これだ!ってものが無かった感じの年だったな。
1、3とか電気人間とかのバカミスは充実してたような気がするけども。
サンドリヨンの相沢沙呼、玻璃の家の松本寛大、4の獅子宮敏彦とか
今後に期待したい新人たちが出てきたのは収穫だったと思う。

517 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:15:33 ID:0BsRG+R2

1位『チェーン・ポイズン』 本多孝好
2位『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』 辻村深月
3位『絶望ノート』 歌野晶午
4位『身代り』 西澤保彦
5位『無理』 奥田英朗
6位『追想五断章』 米澤穂信

結構悩みました。

1位 初本多でしたが、やられました。
2位 これも初辻村。オチはやや弱いかと思ったが、途中読み手をぐいぐい引っ張るけん引力はさすが。
3位 密室殺人ゲームも好きだけど、こちらの後味の悪さが秀逸。
4位 久々のタックシリーズも期待を裏切らぬ出来。
5位 とにかく最後まで息をつかせぬ展開に萌え。
6位 昨年出た3作ではこれが一番好き。

527 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/13(土) 17:56:03 ID:gow7eLqP

1位 『麗しのオルタンス』 ジャック・ルーボー
2位 『バッド・モンキーズ』 マット・ラフ
3位 『モーフィー時計の午前零時』 若島正編のアンソロジー
4位 『ユダヤ警官同盟』 マイケル・シェイボン
5位 『帝都最後の恋』 ミロラド・パヴィチ

対象期間内に刊行されたのは十数冊しか読んでませんが、
海外評が非常に少ないので投票してみました
このミス上位のミレニアムや犬の力なんかは未読です

1位はひたすらお馬鹿なメタフィクション。
全編が悪ふざけで構成されており、
全編通してニヤニヤしながら(時には爆笑しながら)読める。

2位は信用できない語り手もののアクション小説?このミス4位。
チープでポップなB級テイストあふれるストーリーで、
後半に行くにつれてチープさが増していくので、ラス前はちょっと萎えたが
ラストのどんでん返しがそれを補うに余りあるほど素敵
ペーパーバック風の装丁もチープで作品にマッチしている
  
3位はチェス小説のアンソロジー。
SF、ミステリ、ファンタジーなどいろんなジャンルがぶち込まれており、
チェス自体を知らなくても楽しめると思う

4位は歴史改変もので、チェス小説でもある。このミス3位。
前半がやや冗長。
ミステリとしては、はっきり言ってつまらなかったが、
チェスをポイントとするハードボイルドなストーリーは楽しかった

5位はタロット+小説。巻末には、タロットカードが付属。
タロットで占ってその順に読むという読ませ方が面白い。

535 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2010/02/15(月) 23:57:28 ID:CPpyNT/y

まずは国内
1、「Another」綾辻行人
2、「密室殺人ゲーム2.0」歌野晶午
3、「神国崩壊」獅子宮敏彦
4、「ダブル・ジョーカー」柳広司
5、「リバース」北國浩二

総評
1は学園ものとしても幻想ものとしてもミステリーとしても読める良作
2は前作を超えて粒揃いのネタに感心した
3は全体としての完成度は決して高くないが、世界観は好きだし
個々の短編のネタも良い
4は続編出す必要は無かったと思うが、期待に応える出来なのは流石
5は久しぶりの悪女ミステリーだから

537 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2010/02/16(火) 00:05:04 ID:IwmJhr+i

次に海外
1、「荒野のホームズ、西へ行く」スティーヴ・ホッケンスミス
2、「騙し絵」マルセル・F・ラントーム
3、「災厄の紳士」D・M・ディヴァイン
4、「ユダヤ警官同盟」マイケル・シェイボン
5、「解雇手当」ドゥエイン・スウィアジンスキー
6、「大聖堂 果てしなき世界」ケン・フォレット

総評
1はエンタメの見本のような良シリーズの佳作
2の遊び心に乾杯!
3、フーダニット名人の技巧ぶりは本作でも健在
4はダメ男小説として楽しんだ
5、「メアリーケイト」は見掛け倒しだったが、これはスピード感があって読ませるサスペンス
6、群像劇としても年代記としても、今年1作を挙げるなら
「犬の力」よりこれでしょう。

538 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 00:25:24 ID:noGSbsBO

2chが選ぶこのミステリーがすごい!2010年版 国内編

国内編(20票)
481,489,491,492,494,496,497,498,509,510
513,515,516,517,518,519,528,529,530,533
535

1 位 82pt 『Another』 綾辻行人
2 位 62pt 『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』 倉阪鬼一郎
3 位 60pt 『密室殺人ゲーム 2.0』 歌野晶午
4 位 47pt 『身代わり』 西澤保彦
5 位 31pt 『殺人鬼フジコの衝動』 真梨幸子
6 位 30pt 『花窗玻璃 シャガールの黙示』 深水黎一郎
7 位 27pt 『秋期限定栗きんとん事件』 米澤穂信
8 位 24pt 『ここに死体を捨てないでください!』 東川篤哉
9 位 21pt 『神国崩壊 探偵府と四つの綺譚』 獅子宮敏彦
9 位 21pt 『リバース』 北國浩二
11位 20pt 『午前零時のサンドリヨン』 相沢沙呼
11位 20pt 『電気人間の虜』 詠坂雄二
13位 19pt 『仮想儀礼』 篠田節子
14位 17pt 『智天使の不思議』 二階堂黎人
14位 17pt 『粘膜蜥蜴』 飴村行
14位 17pt 『バレエ・メカニック 想像力の文学』 津原泰水
14位 17pt 『六つの手掛り』 乾くるみ
18位 15pt 『後悔と真実の色』 貫井徳郎
19位 14pt 『踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿』 北山猛邦
19位 14pt 『鬼の跫音』 道尾秀介
21位 12pt 『密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿』 北山猛邦
22位 11pt 『追想五断章』 米澤穂信
23位 10pt 『ダイナー』 平山夢明
23位 10pt 『チェーン・ポイズン』 本多孝好

539 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 00:26:06 ID:noGSbsBO

25位  9pt 『鷺と雪』 北村薫
25位  9pt 『少女』 湊かなえ
25位  9pt 『神器 軍艦「橿原」殺人事件』 奥泉光
25位  9pt 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』 辻村深月
25位  9pt 『ハーモニー』 伊藤計劃
25位  9pt 『花と流れ星』 道尾秀介
31位  8pt 『さよならの次にくる』 似鳥鶏
31位  8pt 『絶望ノート』 歌野晶午
31位  8pt 『鉄の骨』 池井戸潤
31位  8pt 『儚い羊たちの祝宴』 米澤穂信
31位  8pt 『リッターあたりの致死率は―THANATOS』 汀こるもの
36位  7pt 『ダブル・ジョーカー』 柳広司
36位  7pt 『廃墟に乞う』 佐々木譲
36位  7pt 『光』 三浦しをん
36位  7pt 『福家警部補の再訪』 大倉崇裕
36位  7pt 『虫とりのうた』 赤星香一郎
41位  6pt 『1Q84』 村上春樹
41位  6pt 『電波女と青春男』 入間人間
41位  6pt 『逃亡者』 折原一
41位  6pt 『七つ星の首斬人』 藤岡真
41位  6pt 『無理』 奥田英朗
41位  6pt 『森に眠る魚』 角田光代
47位  5pt 『魚舟・獣舟』 上田早夕里
47位  5pt 『IN』 桐野夏生
47位  5pt 『ジョニー・ザ・ラビット』 東山彰良
47位  5pt 『新参者』 東野圭吾
47位  5pt 『不可能犯罪コレクション』 二階堂黎人・編
47位  5pt 『プリズン・トリック』 遠藤武文

542 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 00:59:01 ID:noGSbsBO

『Another』
・次点はAnother。小説としては面白かったが、トリックが自作の使い回しだったのが残念。
・理不尽なホラーとしても、青春物としても面白かった。
・綾辻復活万歳
・全く厚さを感じさせない。雰囲気、ラストのサプライズと間違いなく傑作。
・リーダビリティの高さから。トリックに既視感はあったけど。
・綾辻はもう枯れたと思ってたのにそうではなかったのが嬉しい。
・実のところミステリとしてのサプライズよりも、ホラーや青春小説としての描写に惹かれた。人間が書けているw
・おかえり綾辻。著者が新境地を切り開いた新たな代表作。
・学園ものとしても幻想ものとしてもミステリーとしても読める良作

『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』
・ここまでやるかと感動した。奇蹟。
・作者のバカミス魂に感服。よくやるな〜。
・バカミスの領域を突き抜けて独自の境地に達した怪作。
・作者の戦闘的精神に敬意を表して。
・ここまでやるか! バカミスは突き詰めてこそという好例。
・誰も向いていない方向への全力疾走に謎の感動。

『密室殺人ゲーム2.0』
・前作とのリンクの仕方が好き。
・単純な続編ではなく、前作を踏まえた発展はさすが。
・前作よりトリックはいい。ただ、キャラクターは前作の王手飛車取りの方が好き。
・前作に負けず面白い。
・前作を超えて粒揃いのネタに感心した

『身代わり』
・随分久しぶりのシリーズだが全く色褪せてない。
・群を抜いているものが無かったことと、シリーズ信者補正で『身代わり』が上へと。
・犯人のキチガイっぷりに。よく考えれば考える程怖い。
・久々のタックシリーズも期待を裏切らぬ出来。

543 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 00:59:45 ID:noGSbsBO

『殺人鬼フジコの衝動』
・女性のドロドロ話が得意な作者の真骨頂。
・初読みだったが、この人はそろそろブレイクしそうな気も

『花窗玻璃 シャガールの黙示』
・文体その他を含めた総合評価。ミステリでありながら文学作品として素晴らしい。
・こだわりの表記による独特の雰囲気と周到な企みが光る快作。

『秋期限定栗きんとん事件』
・伏線回収が見事すぎる。
・ラストは2009年ベスト一行。
・人の心はミステリー

『ここに死体を捨てないでください!』
・『交換殺人〜』に並ぶ出来。エグザイルw
・呆れるほどの大仕掛けと驚天動地のカタルシス。
・バカバカしいスタートから一気に読ませ、最後は綺麗に着地するのが素晴らしい

『神国崩壊 探偵府と四つの綺譚』
・壮大なバカミス。その壮大さがいい。
・無駄な壮大っぷりに大満足。作中作が良い分、大本の事件がおざなり気味とか
 変な萌えキャラっぽい助手とか、微妙な部分も見受けられたのでこの位置。
・全体としての完成度は決して高くないが、世界観は好きだし個々の短編のネタも良い

『リバース』
・実は名探偵の王道をいく痛い主人公。異形の最新型探偵小説。
・久しぶりの悪女ミステリーだから

『午前零時のサンドリヨン』
・青春ミステリ大好きなので。
・一応新人枠ということで、ベタ過ぎてちょっとあざといかなあとは思うけど。
・新人枠、悪くはない今後に期待

544 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 01:00:40 ID:noGSbsBO

『電気人間の虞』
・前例のあるトリックに斬新なアプローチで挑んだ意欲作。
・某メフィスト賞作家の3作目以来の衝撃!

『智天使の不思議』
・容疑者Xに対する二階堂の回答としても楽しめた
・十何年ぶりの良作。こういう長年に渡って事件を解決する作品に弱い。

『バレエ・メカニック』
・著者が新境地を切り開いた新たな代表作。
・第二部はミステリなので投票。想像力の嵐に流されるしかない凄まじい傑作。

『六つの手掛り』
・地味ながら技巧は泡坂妻夫並。

『踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿』
・見えないダイイングメッセージは秀作。ミステリ部分より、このキャラでの物語を期待したい。
・表題作と、「ゆきだるまが殺しにやってくる」が好き。

『鬼の跫音』
・ホラーでもどこかロジカルなのがこの作者らしい。
・鈴虫が強烈。

『密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿』
・気弱な探偵というキャラクターが面白い。
・“扱いにくいトリックをいかに効果的に見せるか”が見どころ。

『追想五断章』
・昨年出た3作ではこれが一番好き。
・出した三作がどれも水準を超えていた米澤氏からは本作を。

545 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 01:01:26 ID:noGSbsBO

『ダイナー』
・著者が新境地を切り開いた新たな代表作。
 特に「嫌な話の帝王」平山夢明渾身の直球エンタメは興奮しました。

『チェーン・ポイズン』
・初本多でしたが、やられました。

『鷺と雪』
・収まるべき所に収めたマスターピース

『神器 軍艦「橿原」殺人事件』
・すべてが楽しめる教養や度量はないが、ちりばめられた各種内容をなぞるだけでも十分楽しい。

『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』
・これも初辻村。オチはやや弱いかと思ったが、途中読み手をぐいぐい引っ張るけん引力はさすが。

『ハーモニー』
・さよなら伊藤計劃

『花と流れ星』
・面白いのは「流れ星のつくり方」だけとか言われているが、それで充分、そのくらい好きな短編。

『絶望ノート』
・密室殺人ゲームも好きだけど、こちらの後味の悪さが秀逸。

『儚い羊たちの祝宴』
・奇妙な味テイストには弱いのです。堪能しました。

『リッターあたりの致死率は―THANATOS』
・作者の中でも1、2を争う出来。そもそも作者は読書メーターだと評価されてるしね

546 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 01:02:14 ID:noGSbsBO

『ダブル・ジョーカー』
・続編出す必要は無かったと思うが、期待に応える出来なのは流石

『福家警部補の再訪』
・倒叙形式のシリーズモノってあまり読んだことないから新鮮、警部補のキャラも良い。

『虫とりのうた』
・ただのホラーでは終わらない、まだ別の物語が隠れてそうな奥行きある作りがよかった

『1Q84』
・村上春樹はすごいと思える本でした。

『逃亡者』
・過小評価された作品かと。最近の折原作品は……という人にも。

『七つ星の首斬人』
・相変わらずのひねくれっぷりで安心した。

『無理』
・とにかく最後まで息をつかせぬ展開に萌え。

『魚舟・獣舟』
・文庫から出た伏兵の本作も粒揃いの短編集で見逃せない。

『ジョニー・ザ・ラビット』
・ハードボイルドパロディから本物のハードボイルドになる2部構成が秀逸。

『新参者』
・コンスタントな作者の技倆に敬意を表して。

『プリズン・トリック』
・小説としては粗が多いけどトリック自体は好き。乱歩賞から久しぶりに本格が出たのも考慮した

540 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 00:27:48 ID:noGSbsBO

2chが選ぶこのミステリーがすごい!2010年版 海外編

海外編(7票)
471,509,514,527,531,532,537

1 位 28pt 『検死審問ふたたび』 パーシヴァル・ワイルド
2 位 20pt 『荒野のホームズ、西へ行く』 スティーヴ・ホッケンスミス
3 位 17pt 『麗しのオルタンス』 ジャック・ルーボー
3 位 17pt 『災厄の紳士』 D.M.ディヴァイン
3 位 17pt 『幽霊の2/3』 ヘレン・マクロイ
6 位 16pt 『騙し絵』 マルセル・F・ラントーム
7 位 14pt 『ユダヤ警官同盟』 マイケル・シェイボン
8 位 13pt 『解雇手当』 ドゥエイン・スウィアジンスキー
9 位 10pt 『天外消失』早川書房編集部・編
9 位 10pt 『泥棒が1ダース』 ドナルド・E・ウェストレイク
11位  9pt 『犬の力』 ドン・ウィンズロウ
11位  9pt 『世界名探偵倶楽部』  パブロ・デ・サンティス
11位  9pt 『バッド・モンキーズ』 マット・ラフ
11位  9pt 『メアリー・ケイト』 ドゥエイン・スウィアジンスキー

541 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2010/02/16(火) 00:28:43 ID:noGSbsBO

15位  8pt 『愚者が出てくる、城塞が見える』 ジャン=パトリック・マンシェット
15位  8pt 『虎の首』 ポール・アルテ
15位  8pt 『モーフィー時計の午前零時』 若島正・編
15位  8pt 『ルイザの不穏な休暇』 アンナ・マクリーン
19位  7pt 『ソウル・コレクター』 ジェフリー・ディーヴァー
19位  7pt 『ポジオリ教授の冒険』 T・S・ストリブリング
21位  6pt 『死せる案山子の冒険』 エラリー・クイーン
21位  6pt 『帝都最後の恋』 ミロラド・パヴィチ
21位  6pt 『二壜の調味料』 ロード・ダンセイニ
21位  6pt 『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』 スティーグ・ラーソン
21位  6pt 『迷惑なんだけど?』 カール・ハイアセン
26位  5pt 『コーパスへの道』 デニス・ルヘイン
26位  5pt 『修道女フィデルマの叡智』 ピーター・トレメイン
26位  5pt 『大聖堂 果てしなき世界』 ケン・フォレット
26位  5pt 『白夜に惑う夏』 アン・クリーヴス

547 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 01:37:55 ID:noGSbsBO

『検死審問ふたたび』
・前作以上に面白い、爆笑必至。ワイルドは邦訳作全部好き。
・前作に負けない出来。今まで訳されなかったのが不思議。ワイルドは残り全部訳してくれ。

『荒野のホームズ、西へ行く』
・去年の過小評価大賞。エンタメ小説として異様な完成度。
・エンタメの見本のような良シリーズの佳作

『麗しのオルタンス』
・ひたすらお馬鹿なメタフィクション。全編が悪ふざけで構成されており、
 全編通してニヤニヤしながら(時には爆笑しながら)読める。
・一歩間違えれば寒くなるのを超絶技巧で支えた怪作。

『災厄の紳士』
・フーダニット名人の技巧ぶりは本作でも健在

『騙し絵』
・遊び心に乾杯!

『ユダヤ警官同盟』
・歴史改変もので、チェス小説でもある。このミス3位。
 前半がやや冗長。ミステリとしては、はっきり言ってつまらなかったが、
 チェスをポイントとするハードボイルドなストーリーは楽しかった。
・ダメ男小説として楽しんだ

『解雇手当』
・スウィアジンスキーって変な作家!
・「メアリーケイト」は見掛け倒しだったが、これはスピード感があって読ませるサスペンス

『泥棒が一ダース』
・昨年度の断トツ。早川書房の現代短篇の名手たちシリーズ

548 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 01:39:55 ID:noGSbsBO

『犬の力』
・説明不要。ウィンズロウがこんな傑作を出したのは感銘深い。

『世界名探偵倶楽部』
・新本格風味というか、日本以外に現代でこんなの書くのが居るんだから南米ミステリって変。

『バッド・モンキーズ』
・信用できない語り手もののアクション小説?このミス4位。
 チープでポップなB級テイストあふれるストーリーで、
 後半に行くにつれてチープさが増していくので、ラス前はちょっと萎えたが
 ラストのどんでん返しがそれを補うに余りあるほど素敵。
 ペーパーバック風の装丁もチープで作品にマッチしている。

『メアリー・ケイト』
・スウィアジンスキーって変な作家!

『愚者が出てくる、城塞が見える』
・題名も変更した新訳

『虎の首』
・しかしまあ現代おフランスでこういうのを書く人も居るしな。

『モーフィー時計の午前零時』
・チェス小説のアンソロジー。
 SF、ミステリ、ファンタジーなどいろんなジャンルがぶち込まれており、
 チェス自体を知らなくても楽しめると思う。

『ソウル・コレクター』
・リンカームライムも大分マンネリになってるように思うのだけど、つい読み入ってしまう。

『死せる案山子の冒険』
・今クイーンを読むならこのラジオドラマ集から読もう。分かりやすくクイーンの凄味が味わえる。

549 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 01:40:45 ID:noGSbsBO

『帝都最後の恋』
・タロット+小説。巻末には、タロットカードが付属。
 タロットで占ってその順に読むという読ませ方が面白い。

『ミレニアム3』
・書評家連中のバカみたいな持ち上げぶりは気にいらないが、まあ5位くらいなら入れようかという気になる。

『コーパスへの道』
・早川書房の現代短篇の名手たちシリーズ

『修道女フィデルマの叡智』
・短編だと歴史描写とかの時代モノな部分が削られて、名探偵モノの短編という味わいがしてくるね。

『大聖堂 果てしなき世界』
・群像劇としても年代記としても、今年1作を挙げるなら「犬の力」よりこれでしょう。

550 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 01:42:06 ID:noGSbsBO

2007 国内 >>48-51       コメント >>53-62
2007 海外 >>52       コメント >>63-64

2008 国内 >>215-216     コメント >>221-224
2008 海外 >>217-219     コメント >>225-226

2009 国内 >>355-356     コメント >>362-368
2009 海外 >>357-358     コメント >>369-371

2010 国内 >>538-539     コメント >>542-546
2010 海外 >>540-541     コメント >>547-549

「2chが選ぶこのミステリーがすごい!2010」
紆余曲折ありましたが、今年もランキングを作成することができました。
投票してくださったみなさま、このスレを支援してくださったみなさま、
本当にありがとうございました。
このスレらしいランキングになったと思います。

それではみなさん、次回もぜひこのスレでお会いしましょう。
アディオス・フェアウェル・サヨナラ!

551 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 01:45:44 ID:+OBlnFFt

>>550

お疲れ様でした!

553 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2010/02/16(火) 01:59:04 ID:5C5Ut1Dl

>>550
おおっ、これは見易くてありがたい
激しく乙です