841 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/06/28(月) 22:41:07
嫁とは高1の時に同じクラスだった。
別にお互いを意識しあうような事は全く無く、週一で下らない話をする程度の仲であった。
高2でクラスも別れて疎遠になった。俺にとって嫁はその他大勢だし逆もそうだった。

付き合う切っ掛けは、卒業した後送られて来たアルバムだ。
そこには修学旅行の時遊覧船で二人の世界を作っている風の俺と嫁、
学園祭の模擬店を仲良く覗いている俺と嫁、
卒業式の時に泣いている嫁を慰めている風に見える俺、
の写真が写っていた。
注:記憶にあるのは最後の文化祭で一緒にたこ焼き買った事だけ。

俺自身は気付かなかったのだがそれらの写真は同窓生の間で評判になった。
「影で二人は付き合っていた」という噂とともに。
俺も嫁も単独で違うと否定していたが、
「全く関係ない、偶然」という事実を証言すればするほど、
周りの人間に口裏を合わせていると思われたようだ。
だんだん否定するのが面倒になったので、
「俺の口からは何も話させないんだよ」と言う事にした。
周りはそれ以上聞かなくなり、勝手に想像を膨らましたようだ。

今くらいの季節に偶然嫁に出会いその事を怒られた。
「なんで、貴方と付き合ってた事になってるわけ?」
色々大変だった事を訴えながら途中から涙目になった嫁。
彼氏がいない暦=年齢の嫁にとって、マジで不本意だったのだろう。
コイツは一生、引きずるのかも知れんと思った。

そんな事をうすぼんやり考えていたら自分の本心とは関係なく、
俺「ずっと嫁ちゃんの事が好きだった」と告白していた。
そして、あれよあれよ言う間に嫁号泣→OK→初キス。

まぁ、それなりに幸せですよ?