154 :名無し物書き@推敲中?:2005/06/03(金) 02:15:05
気づくと私はドアの無い部屋にいた。
空を見上げるととてもいい天気だったので、
私は颯爽とそこの草原を駆け抜けた


160 :名無し物書き@推敲中?:2005/06/03(金) 14:37:51
>154
一行目で私と名乗る主人公は監禁されているのか?これって誘拐?
と、とても重苦しい空気をかもし出す事に成功しており、
このミステリアスな物語を読み進みたくなる魅力に富んでいる。
さらに二行目で単調な生活を送る人が急増している中
「屋根ねーのかよっ!」と激しく大声を出させるという
現代人にとって精神的開放を促すカウンセラー的なカリスマテクニック。
そして三行目で実はドアの無い部屋とは心の壁ではないか?
と、思わず詩的な文章という事に気がつかされ、心奪われる文章。
自ら心解き放ち青々とした草原を走り回る空想をせずにはおられない手腕。
草原を走り回る私。後ろを追いかけてくるヤギとペーター。
私を呼ぶおじいさんの声。そして食べるとろけたチーズ。
たった三行でハイジのチーズを連想させてしまう驚愕の天才的な文章。