395 :おさかなくわえた名無しさん:2010/12/03(金) 01:40:33 ID:MNME7DeZ
昔アメリカの空母?インディペンデンスが小樽に寄港した時の話。

俺はススキノのバドガールがいるバーで飲んでいたんだけど、
いきなりたくさんの外人が入ってきた。

たくさんってか大群。
50人くらい入れる店が満員で日本人は俺を含めて3人だけ。当然外人は全員軍人。

なんか最初はまさに「ヤンキー」みたいな感じで嫌だったんだよ。
英語で小馬鹿にされてるようでいらっときて、「日本にいるなら日本語覚えろや!」
みたいなことを隣の奴に言った。

最初に「乾杯!」を教えたら全員で「カンパーイ!」

俺は一切英語は話す気がなく(話せないけどw)日本語であーでもない
こーでもないとくだらないことを話して、英語のできるバドねーちゃんが通訳。
そうこうするうちになんだかみんななついてきて、必死に日本語を覚えて話そうと
頑張りだした。

みんなでカラオケ歌ったり、踊ったり。
時間はあっという間に過ぎていく。
軍人たちはもう戻らなければならない時間らしい。

会計をしている時、一人の外人が泣き出した。
涙を流すなんてものじゃなく、大泣き。ちょっと発狂気味に(汗)

何言ってんの?とバドねーちゃんに聞くと、

「帰りたくない。俺はここで暮らす!あの人(俺)と毎日酒を飲む!」

と叫んでいたらしい。

他の仲間達が「駄目だ!帰らなくちゃならないんだ!」と諭してたんだけど
いつしか泣いていた外人につられてみんな泣き出し始めた。
「俺だって辛いんだ!ここにずっといたいんだ!」と。

「なぜ日本人はみんなこんなに優しいんだ!
 なぜ優しくしてくれるんだよぉ!おえあうぁぁ!!(泣)」

みたいなことを言って泣き崩れ、「絶対に帰らん」とドアにしがみついていたw
ちなみに俺は全然優しくしたつもりはないw終始日本語だったし、ナスの漬物食わせて
キュゥって顔させて笑ってたしw

「またいつか一緒に呑もうよ」と伝えてもらうと骨がバラバラになるくらいの力で抱きしめられた。
俺は最後に「シーユー!」と手を振ったら、日本語で「ありがとう!○?△□!(聞き取れず)」
と返された。大泣きの奴は両肩支えられてしゃべれない状態だったけどw

またいつかここで会えればと思ってたけど、その後そのお店は潰れてしまった。