443 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/11/23(水) 00:49:20.15 ID:+n20bLog
戦国時代は表の華々しい武将たちの戦いの裏で、
数多の忍び達が暗闘を繰り広げていた時代でもある。
そんな中、伊賀の里に一人の忍びがいた。
その忍びは今の世で言うえむ属性なる物を持ちあわせて
いた為、激務にも笑顔で耐え、使える忍びであるという
評価を得ていた。

その忍びが、織田の依頼により、毛利の水軍についての
調査を請け負ったおりの逸話である。
その忍びのえむ属性もその頃にはずいぶんと極まっており、
自ら縄を身体に施し、体中を締め上げながら任務にあたって
いたほどだったのだが、その時に偶然、とある事を発見した。
水軍の調査である以上、水の中を泳ぐ事は必定となるわけだが、
その際、体中を締め上げている状態の方が、緩めている時よりも
早く水中を泳げるという事を発見したのだ。
彼は任務を終えると、この発見を活かし、来るべき毛利と織田との
戦いに際して誰もがこの利を用いられるように、と、特殊な衣服を
開発した。だが、彼の名を取り「数人着」(かずひとぎ)と呼ばれる
事となったその特殊な衣服は、あまりの締め付けの強さ故に、
開発した忍びにしか着用する事が叶わなかったという。
だが、その忍びに水中にて追いつける者は誰もいなかったとか。

現代の最新鋭競泳水着を開発するスピード社の社名が、
この忍びの名、「数人」より取られている事は、あまりにも有名な話である。

民明書房「プールサイドでは走らない」より抜粋