49 名前:涎(よだれ) ◆90luq5TOlE [] 投稿日:2012/11/27(火) 22:07:09.05 ID:5gyc22Rj0
最近、夢に栗山千明がよく出てくるんだ。
僕はいつも2ちゃんねるで、栗山千明に刺されたいとか、殺されたいとか言ってネタにしているけど、
僕の夢に現れる栗山千明は毎回決まって、普通に良い人で、やさしくて、可愛らしい女性なんだ。

憧れの人に出会えて舞い上がる僕に対して栗山千明は、
面倒な顔ひとつせず、やんわりと傷つけないような言葉で別れを告げて去っていく。
「いつも応援してくれてありがとう」とまで言って暮れたときには、
感激するというよりも、むしろ申し訳ないような気持ちにさえなった。
こんなろくでなしの見る夢の中でさえそういう素敵な女性なのだ。
栗山千明という人は。

夢の中に栗山千明が現れるのはほんの数分だけ。
そして朝が来て、僕は自分のベッドで目を覚ます。
新しい一日が始まる瞬間だというのに、薄暗くて狭くて寒い、いつもの自室があるだけ。
そんな中、夢から覚めきらない朦朧とした頭でもって、
今日が期限の憂鬱な仕事のことなんかよりも真っ先に、
さっきの夢を反芻するみたいに栗山千明のことを考えていると、胸が痛くなる。

胸が痛い。本当に胸が痛い。比ゆ表現ではなく痛い。
痛む胸に手をやるとヌルッとした血が温かい。
どうしてか右の胸には、栗山千明が何かの映画で握っていたナイフが刺さっている。
「あぁ、栗山千明か……。そうだよね、あんな夢だけじゃ済まないよね……」


そんな素敵な朝を迎えたい。