545 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/11/23(月) 22:30:47 ID:jgdlniVm
伊達政宗が鷹狩りに出かけたある時、その途中で芝の上に寝転がり、
よほど気持ちが良かったのか、そのまま昼寝を始めた事があった。
政宗、スヤスヤと寝入ったが、この時俄かに雨が降り出す。
付き従っていた近習が、政宗を起こした
「殿、雨が降り出しました。目をお覚まし下さい。」
が、気持ちよく寝入ったところを起こされた事は、独眼竜の逆鱗に触れた
「誰が起こせといったーーーー!!!!」
政宗、傍に置いた刀を抜くと、刃をその近習に向けた!
寝起きの独眼竜の目は本気だ。近習、逃げる。が、逃げられれば政宗も当然追いかける。
そのまま2,30間(4〜50メートル)ほども、抜き身の刀を振り回しながら追いかけた。
これが、政宗に雨が降りかかる事を心配した、その結果の出来事なのだ。
近習、逃げているうちに、流石にその馬鹿馬鹿しさに気がついた。
はた、とその足を止める。そしてくるりと振返ると、そのまま政宗の前につかつかと歩み寄り、
「君臣の礼もこれまででござる!さあ!お手に懸けられよ!」
と、その場に胡坐をかいた。『もう勝手にしろ!殺すなら殺せ!』というわけだ。
おそらく途中から追いかけることが面白くなっていた政宗、こう言う態度に出られて
ふと冷静に戻ってしまった。しかし振り上げたこの刀、さて、どう治めたものか?
そうだ!
「何を勘違いしておる!?」
政宗、近習を叱り付けた
「わしはお前を斬ろうとして追いかけたわけではない!」
「ええっ!?」あんた、殺る気満々だったじゃないか!?
近習が吃驚した顔を向けると、政宗、
「わしは、お前がわしを起こしてくれた褒美に、この刀を与えてやろうと思って
追いかけたのだ。それをわしが殺そうとしたように取るなどとは、まったく、ひどい思い違いだ。」
と、抜き身の刀を投げ出して、その近習に与えた、とのことである。
これを記録した江戸期の書物には、このような事が書かれている
『政宗に関しては、この手の変人行為の記録が大量にあるんだけど、
多すぎてきりが無いし、スペースも足りないので、あえてこれ以上記載しない事にする。』
全部書いてくれればよかったのに。おしい。