47 名前:卵の名無しさん[] 投稿日:2013/11/20(水) 13:01:22.66 ID:mQnyq7hK0
ケーキ試食販売のバイトをし始めたときの話
基本的な売り方のコツがよくわからないのもあってずっとケーキが売れ残っていた。

スーパーの担当の人には「○時までに200個売らなきゃいけないこと位わかるよね!」と
1時間おきに言われて、相当気が滅入っていた。
自分に出来る事は声を出して、なるべくお客さんに声をかけることしか分からなくて
色んなお客さんに声をかけては無視されの繰り返しを延々とやっていた。

そんな時、あるおばさんが声をかけてきてくれた。
「いくつか貰おうかしら」
「あ、ありがとうございます!!!」

その日初めてのお客さんで、凄く嬉しかった。すると、おばさんは後ろを向いて「お父さんは何にするの〜?」

後ろにいる旦那さんにどのケーキがいいか聞いているのだけど
旦那さんは奥さんの側には寄らず無愛想に首を振って「どれでもいい」と言っている。

「ごめんなさいね、あの人甘いのが苦手なのよ」
「そうなんですか?」
「でもね、あなたの頑張ってる姿をみて、娘を思い出してこのケーキを買うってきかないのよ。」


お客さんにケーキを詰めた後、自分は倉庫に行って泣いてしまった。 娘さんは幸せものだなって
自分は母子家庭なのもあって、家族っていいなって思えた
そして今でもこの事を思い出すと元気が出る。